よむ、つかう、まなぶ。

MC plus(エムシープラス)は、診療報酬・介護報酬改定関連のニュース、

資料、研修などをパッケージした総合メディアです。


令和7年度予算等 (33 ページ)

公開元URL https://www.mof.go.jp/about_mof/councils/fiscal_system_council/sub-of_fiscal_system/proceedings/material/20250213zaiseia.html
出典情報 財政制度分科会(2/13)《財務省》
低解像度画像をダウンロード

資料テキストはコンピュータによる自動処理で生成されており、完全に資料と一致しない場合があります。
テキストをコピーしてご利用いただく際は資料と付け合わせてご確認ください。

社会保障分野の重要課題への対応

< 社会保障 >

◆こども・子育て政策の抜本強化

◆R7薬価改定

「こども未来戦略」の加速化プラン(3.6兆円規模)を本格実施。
R7予算で8割超が実現する見込み。

薬価改定を実施し、国民負担を軽減(▲2,466億円、国費▲648億
円)。イノベーションの評価や安定供給確保にも対応。 ※R7予算ベース

① 経済的支援の強化

① 対象範囲の見直し

・ 妊婦のための支援給付の創設(妊娠、出産時の相談とあわせて各5万円を給付)
・ 高等教育の負担軽減の抜本強化(多子世帯の学生の授業料等を無償化)

② 保育の質の向上
・ 保育士等の処遇改善(R6人事院勧告を踏まえ+10.7%の大幅増額)
・ 1歳児の配置改善(職場環境改善を進めている施設において5対1を実現)
・ 「こども誰でも通園制度」の制度化

③ 育休制度の充実
・ 育休給付を一定期間、手取り10割に拡充(現行8割)
・ 時短勤務時の給付を創設

(R3、R5改定)医薬品の性質を問わず、平均乖離率の0.625倍以上
(R7改定)品目ごとの性格に応じて対象範囲を設定しメリハリ付け
※新薬創出等加算対象品目:1.0倍以上、長期収載品:0.5倍以上 など

② イノベーションの評価
・ 改定時加算を初めて適用し、特許期間中の薬価を維持する枠組みを一層強化

③ 安定供給確保に向けた配慮
・ 安定供給確保が特に求められる薬は、臨時的に不採算品再算定を実施
・ デフレ突入以降初めて最低薬価を引き上げ

④ 特許切れ後の価格引き下げルールの適用

◆高額療養費制度の見直し
高額療養費制度について、セーフティネットとしての役割を維持しつつ、現役世代の保険料負担の軽減を図る観点から見直しを行う。
【自己負担上限額の見直し】
① 自己負担限度額を一定程度引き上げる(R7年8月~)とともに、
② 負担能力に応じたきめ細かい制度設計とする観点から、所得区
分を細分化し、段階的に実施(R8年8月、R9年8月~)

⇒ 前回見直し以降の平均給与の伸び率を踏まえ、平均的な所得層の引上
げ幅を10%とする。
その際、平均未満の所得階層については引上げ率を緩和するとともに、
住民税非課税世帯については、さらに、昨今の年金改定率も参考に引上
げ率を設定(2.7%)するなど、低所得者には十分に配慮。

【外来特例の見直し】
○ 70歳以上(年収370万円以下)に限って設けられている「外来特
例」について、低所得高齢者への影響を極力抑制しつつ見直し
一般(2割負担):月18,000円
一般(1割負担):月18,000円
住民税非課税世帯:月 8,000円
住民税非課税世帯:月 8,000円
(所得が一定以下)






(R8年8月~)
月28,000円※
月20,000円※
月13,000円
据え置き

※の所得区分における外来に係る年間の負担上限額も見直し。

【保険料の軽減効果】※満年度ベース

○ 現役世代を含む保険料負担の軽減効果:▲3,700億円程度
(加入者1人当たり ▲1,100円~▲5,000円程度(年額))

32