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資料7地域で安心して暮らせる精神保健医療福祉体制の実現に向けた検討会の議論の状況について<詳細版> (14 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000195428_00054.html
出典情報 社会保障審議会 障害者部会(第128回  4/25)《厚生労働省》
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Ⅲ.第8次医療計画の策定に向けて③
2.第8次医療計画における指標例等
【現状・課題】
○ 精神指針に基づき、都道府県は、精神疾患等の医療提供体制を構築するに当たり、一定の指標例により、その現状
を数値で客観的に把握し、医療計画に記載するとされている。
○ 前述1.(第8次医療計画の基本的な考え方)を踏まえ、第8次医療計画における指標例等について、整理が必要と
なる。
【検討の方向性】
○ 第8次医療計画における指標例については、現在、厚生労働科学研究において検討が進められているが、前述1.
(第8次医療計画の基本的な考え方)を踏まえ、検討に当たっては、以下の点を踏まえることが必要である。
・ 患者の病状に応じ、医療、障害福祉、介護その他のサービスを切れ目なく受けられる体制を整備する観点から、
「普及啓発、相談支援」「地域における支援、危機介入」「診療機能」「拠点機能」の段階ごとに、ストラクチャー、プロセ
ス、アウトカムの各指標例を、第7次医療計画における指標例を含めて定めるべきである。
・ その他、普及啓発や人材育成を目的とする研修等の実施回数、受診前相談・入院外医療の充実、都道府県等に
おける精神科救急医療体制と一般の救急医療体制との連携等の指標を新たに設けるべきである。
・ 患者の権利擁護等について、障害者権利条約や本検討会での具体の方策を踏まえた指標を検討するべきである。
・ 地域の精神医療提供体制の見える化を図るとともに、患者本位の精神科医療を提供するという観点から、有用か
つ都道府県にとって簡便な指標となるよう、取捨選択を図るべきである。
○ また、現行の精神指針では、精神疾患等ごとの指標例とともに、各疾患等の現状・課題が掲げられている。
昨年12月の障害者部会「障害者総合支援法改正法施行後3年の見直しについて」中間整理(同年12月)では、「精
神障害の有無や程度に関わらず、誰もが、制度の狭間に残されることなく、安心して自分らしく暮らすことができるよう、
高次脳機能障害や発達障害を含め、多様な障害特性に配慮しながら、『精神障害にも対応した地域包括ケアシステ
ム』の構築に向けた検討を進めるべきである」とされている。
このため、第8次医療計画では、各疾患等ごとに、その特性を踏まえた医療提供体制の基本的な考え方を、精神指
針で示すべきである。
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