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資料7地域で安心して暮らせる精神保健医療福祉体制の実現に向けた検討会の議論の状況について<詳細版> (15 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000195428_00054.html
出典情報 社会保障審議会 障害者部会(第128回  4/25)《厚生労働省》
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Ⅲ.第8次医療計画の策定に向けて④
3.第8次医療計画の精神病床における基準病床数の算定式
【現状・課題】
○ 第7次医療計画の精神病床における基準病床数については、平成30年度から開始する第7次医療計画と第5期障
害福祉計画が連動するように、第5期障害福祉計画の最終年度である平成32(令和2)年度末の精神病床における入
院需要(患者数)との整合性が確保されるよう、「医療計画作成指針」(※)において、以下の内容の算定式が定められ
ている。
精神病床における基準病床数
= (平成32年度末の入院需要(患者数) + 流入入院患者 - 流出入院患者) ÷ 病床利用率
※ 「医療計画について」(平成29年3月31日医政局長通知)

○ 都道府県が、「平成32年度末の入院需要(患者数)」を算定するに当たっては、
・ α:精神病床における入院期間が1年以上である入院患者のうち、継続的な入院治療を必要とする者の割合
・ β:地域精神保健医療体制の高度化による影響値(治療抵抗性統合失調症治療薬の普及等による効果)
・ γ:地域精神保健医療体制の高度化による影響値(これまでの認知症施策の実績)
について、一定の範囲内で、各都道府県の実情を勘案することとされている。
○ 第8次医療計画の精神病床における基準病床数の算定式の検討を進めるに当たっての基本的な考え方について、
整理が必要となる。
【検討の方向性】
○ 第8次医療計画における精神病床における基準病床数の算定式については、現在、厚生労働科学研究において検
討が進められているが、検討に当たっては、以下の点を踏まえることが必要である。
・ 近年、精神病床における入院患者数は減少傾向にあることを勘案したものとするべきである。
・ その際には、政策効果(例:精神科医療の進展、地域における基盤整備の進展)、政策効果以外(例:患者の年齢
構成の変化、疾病構造の変化)の両者の影響を勘案できるものとするべきである。
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