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資料2障害者総合支援法改正法施行後3年の見直しについて(議論の整理(案))~各論~ (47 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000195428_00056.html |
出典情報 | 社会保障審議会 障害者部会(第129回 5/16)《厚生労働省》 |
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これまでの部会における御意見(続き)
○ 調子のいいときには障害がない人と同じぐらい、あるいはそれ以上の仕事、あるいは自分の好きなことには非常に高い能力を発揮する
けれども、調子が悪くなってその症状が重くなったりすると何日も出てこられないとか、あるいは何週間も出てこられないとか、そういう人が
いる。この人たちをターゲットにした制度なり就労の場というものが今、一番必要ではないか。例えばA型でそれをやっていくときに、賃金の
高さとか就労時間の長さという尺度では全然この尺度に合わない。今回スコア方式が導入されたのは非常に意義があると思って、これが
どのぐらい機能するのかというのを見たいが、このスコア方式だけでもこういう人たちを支援する、例えばA型がやるとすれば、なかなか評
価し切れないのではないか。また、こういうタイプの人たちを支える定着支援というのは、就労移行とかナカポツセンターとかよりも、市から
の委託で伴走型支援とかアウトリーチを徹底してやるところが向いている。そこが企業と提携して連携して一体的にやれば、こういう方たち
というのはかなり戦力になっていくのではない。そんな新しい就労支援、あるいは定着支援の在り方というのが必要ではないのか。
(5) 重度障害者等に対する職場や通勤等における支援
○ 地域生活促進事業として重度な障害者が就労参加できる機会には大変感謝。一方で、非常に使い勝手が悪いということで、なかなか市
町村も手を挙げないし、当事者も使いづらい。いろいろアセスメント等があって、ちょっと使いづらいという声が出ている。市町村から、ここま
でするなら重度訪問介護でシームレスにやってもらえないか、そのほうが市町村も運用がしやすいという声も出ている。コロナの関係で、地
域生活促進事業とはいえ、こういう市の単独事業を財政状況が厳しい中、手を挙げる、新たにメニューをつくるということは非常にハードル
が高いということを聞いているので、検討してほしい。私たちとしては重度訪問介護サービスでシームレスに活用できるようにしていただき
たい。難しいようなら障害支援区分6からでも、ALSの方たちのコミュニケーション等支援のようにスモールステップで進めていただきたい。
○ 「公費による障害福祉サービスにおいて個人の経済活動に関する支援を負担すべきかどうかといった論点がある」とあるが、これはA型
もB型も経済活動に関する支援で、そこに議論はないのに、重度訪問介護の働くことに対して議論があるというのは、ちょっと厳しい。働き
たいと言うと、働いた分だけ支給決定時間数が削減されてしまう。大学に行くと、大学に行った分だけその支給決定時間数が削減されてし
まうという状況になる。頑張れば頑張るほど支給決定のホームヘルプの時間数が減ってしまう。そうすると、親元を離れて自立生活してい
る生活者はだんだん苦しくなってくるという事態に陥るので、何とかこういったところを踏まえて検討してほしい。
○ 特別事業は非常に使い勝手の悪い制度となっている。複雑であったり、事業主と自治体の双方が動き出さないと使えなかったり、あるい
はサービスの範囲が非常に限定されたりしているなど、極めて使いにくいものとなっているために、自治体そのものも実施しているところが
極めて少ない状況である。就労支援特別事業の使い勝手がよくなる方向での積極的な検討をお願いしたい。
○ 医ケア児が増えている現状とか少子高齢化、あるいは医学の進歩を鑑みると、今後重度障害者が増加すると考えられる。重度障害者
の生きる権利は、命を長らえるためだけのものではない。社会で働くことで能力を発揮し、真の共生社会の実現につながる。特別事業が地
域生活促進事業に創設されたことは一歩前進だが、重度障害者が福祉サービスを受けながら働くことが当たり前の社会になっていくことを
期待したい。
○ 重度訪問介護を利用されている方の就労について使いやすくしていただきたい。
○ 特別事業が活用されていない背景を十分に検証してほしい。重度の知的障害や行動障害のある人が企業で働くためにも雇用施策と福
祉施策の連携が不可欠になるので、ぜひ充実を図ってほしい。
○ 使い勝手が悪いということであれば、資料にございますけれども、これから改善案等々を検討していくということであるので、現在27名の
利用者の状況をもう少し詳しく情報収集し、利用のイメージを自治体等に諮っていくことや、あるいは使い勝手をよくしていくための検討を
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するということには賛成したい。
○ 調子のいいときには障害がない人と同じぐらい、あるいはそれ以上の仕事、あるいは自分の好きなことには非常に高い能力を発揮する
けれども、調子が悪くなってその症状が重くなったりすると何日も出てこられないとか、あるいは何週間も出てこられないとか、そういう人が
いる。この人たちをターゲットにした制度なり就労の場というものが今、一番必要ではないか。例えばA型でそれをやっていくときに、賃金の
高さとか就労時間の長さという尺度では全然この尺度に合わない。今回スコア方式が導入されたのは非常に意義があると思って、これが
どのぐらい機能するのかというのを見たいが、このスコア方式だけでもこういう人たちを支援する、例えばA型がやるとすれば、なかなか評
価し切れないのではないか。また、こういうタイプの人たちを支える定着支援というのは、就労移行とかナカポツセンターとかよりも、市から
の委託で伴走型支援とかアウトリーチを徹底してやるところが向いている。そこが企業と提携して連携して一体的にやれば、こういう方たち
というのはかなり戦力になっていくのではない。そんな新しい就労支援、あるいは定着支援の在り方というのが必要ではないのか。
(5) 重度障害者等に対する職場や通勤等における支援
○ 地域生活促進事業として重度な障害者が就労参加できる機会には大変感謝。一方で、非常に使い勝手が悪いということで、なかなか市
町村も手を挙げないし、当事者も使いづらい。いろいろアセスメント等があって、ちょっと使いづらいという声が出ている。市町村から、ここま
でするなら重度訪問介護でシームレスにやってもらえないか、そのほうが市町村も運用がしやすいという声も出ている。コロナの関係で、地
域生活促進事業とはいえ、こういう市の単独事業を財政状況が厳しい中、手を挙げる、新たにメニューをつくるということは非常にハードル
が高いということを聞いているので、検討してほしい。私たちとしては重度訪問介護サービスでシームレスに活用できるようにしていただき
たい。難しいようなら障害支援区分6からでも、ALSの方たちのコミュニケーション等支援のようにスモールステップで進めていただきたい。
○ 「公費による障害福祉サービスにおいて個人の経済活動に関する支援を負担すべきかどうかといった論点がある」とあるが、これはA型
もB型も経済活動に関する支援で、そこに議論はないのに、重度訪問介護の働くことに対して議論があるというのは、ちょっと厳しい。働き
たいと言うと、働いた分だけ支給決定時間数が削減されてしまう。大学に行くと、大学に行った分だけその支給決定時間数が削減されてし
まうという状況になる。頑張れば頑張るほど支給決定のホームヘルプの時間数が減ってしまう。そうすると、親元を離れて自立生活してい
る生活者はだんだん苦しくなってくるという事態に陥るので、何とかこういったところを踏まえて検討してほしい。
○ 特別事業は非常に使い勝手の悪い制度となっている。複雑であったり、事業主と自治体の双方が動き出さないと使えなかったり、あるい
はサービスの範囲が非常に限定されたりしているなど、極めて使いにくいものとなっているために、自治体そのものも実施しているところが
極めて少ない状況である。就労支援特別事業の使い勝手がよくなる方向での積極的な検討をお願いしたい。
○ 医ケア児が増えている現状とか少子高齢化、あるいは医学の進歩を鑑みると、今後重度障害者が増加すると考えられる。重度障害者
の生きる権利は、命を長らえるためだけのものではない。社会で働くことで能力を発揮し、真の共生社会の実現につながる。特別事業が地
域生活促進事業に創設されたことは一歩前進だが、重度障害者が福祉サービスを受けながら働くことが当たり前の社会になっていくことを
期待したい。
○ 重度訪問介護を利用されている方の就労について使いやすくしていただきたい。
○ 特別事業が活用されていない背景を十分に検証してほしい。重度の知的障害や行動障害のある人が企業で働くためにも雇用施策と福
祉施策の連携が不可欠になるので、ぜひ充実を図ってほしい。
○ 使い勝手が悪いということであれば、資料にございますけれども、これから改善案等々を検討していくということであるので、現在27名の
利用者の状況をもう少し詳しく情報収集し、利用のイメージを自治体等に諮っていくことや、あるいは使い勝手をよくしていくための検討を
47
するということには賛成したい。