○入院(その4)について-2 (60 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000212500_00121.html |
出典情報 | 中央社会保険医療協議会 総会(第498回 11/19)《厚生労働省》 |
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○ 学会ガイドラインにおいて、嚥下機能評価として、嚥下造影検査、内視鏡下嚥下機能検査等が推
奨されており、それらの結果に基づき栄養摂取法や代償嚥下法の検討とその指導を本人や家族に行う
中 医
ことは、誤嚥性肺炎や脱水・栄養障害を減少させ、有効であるとされている。
協
総 - 2
2 5 . 1 2 . 1 1
【脳卒中診療治療ガイドライン2009】(日本脳卒中学会,日本脳神経外科学会,日本神経学会,日本神経治療学会,日本リハビリテーション医学会)より抜粋
脳卒中患者においては、嚥下障害が多く認められる。それに対し、嚥下機能のスクリーニング検査、さらには嚥下造影検査、
内視鏡検査などを適切に行い、その結果を元に、栄養摂取経路(経管・経口)や食形態、姿勢、代償嚥下法の検討と指導を
行うことが勧められる(グレードB)
嚥下造影(VF:VideoFluoroscopic examination of swallowing)
造影剤入りの食物を嚥下し、嚥下の状態、食物
の残存等を評価する。
内視鏡下嚥下機能検査(VE:VideoEndoscopic examination of swallowing)
実際の食物を利用して、嚥下を行いながら喉頭内視鏡によ
る観察を行い、嚥下の状態、食物の残存等を評価する。
正常な嚥下ができている場合
実施の様子
・黒く写っているのが検査食
・正常に食道を流れており、残存は
ない
喉に残存がある場合
・喉のくぼみに検査食が残っている
(後から気管に入り、肺炎の原因となる
ことがある)
<実際の内視鏡所見>
気管への流入がある場合
・気管に流入している検査食が見える。
健康な人の喉
(岩手医大病院提供資料)
(中央の黒いところ
が気管)
ご飯が流れて
きているところ
飲み込んだ後
(ご飯が少し残って
いる)
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