DPCデータにおける外来診療データに係る経緯
○

DPCデータにおける外来診療データに係る経緯は以下のとおり。入院医療を担う医療機関の機能や役割を分
析・評価するため、累次の診療報酬改定において、外来診療データを提出する医療機関の対象を拡大しているほ
か、収集する項目の拡充を行っている。

○

入院診療に係るデータも、DPC/PDPS以外の入院料の包括範囲の診療行為も収集項目に含めるなど、内容の拡充
を進めてきた。

外来診療データに係るこれまでの対応（青字は、入院診療データに係る対応）
○ 急性期入院医療を担う医療機関の機能や役割を適切に分析・評価するため、DPC対象病
院の外来診療に係るデータ（外来EFファイル）を調査項目に追加した（Ⅰ群、Ⅱ群は必
須、Ⅲ群は任意提出）。
※Ⅰ群：現在の大学病院本院群、Ⅱ群：現在のDPC特定病院群、Ⅲ群：現在のDPC標準病院群

平成24年度

平成26年度

○

DPC対象病院ではない出来高算定病院についても、DPCデータを提出した場合の評価を新
設。
（新）データ提出加算１（入院診療のみ提出）
データ提出加算２（入院診療と外来診療を提出）

○

Ⅲ群の医療機関を含め、全てのDPC対象病院において、外来EFファイルの提出を必須と
した。

○

DPC/PDPSにより算定する場合だけでなく、他の診療行為や薬剤料等が包括されている入
院料（療養病棟入院基本料等）を算定している場合についても、実施された診療行為等
を入院EFファイルとして提出することとした。

○

外来EFファイルでは、請求情報しか収集しておらず、解析が困難だったことを踏まえ、
収集する項目に、病名や患者の性別等の患者基本情報を追加した。

○

外来における抗菌薬適正使用の取組に対する評価である、小児抗菌薬適正使用支援加算
の施設基準において、「病院の場合にあっては、データ提出加算２（外来EFファイルも
提出必須）に係る届出を行っていること。」とされた。

平成28年度

平成30年度

77