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参考資料2 がん対策推進基本計画(第3期)<平成30年3月> (29 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_25869.html
出典情報 がん検診のあり方に関する検討会(第35回 5/25)《厚生労働省》
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国は、患者の病態に応じた適切な薬物療法を提供するため、専門的な医師や
薬剤師、看護師、がん相談支援センターの相談員等の人材育成、適正配置に努
める。また、それらの専門職等が連携し、患者に適切な説明を行うための体制
整備に努める。

(エ)

科学的根拠を有する免疫療法について

(現状・課題)
科学的根拠を有する免疫療法の研究開発が進み、
「免疫チェックポイント阻害
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剤 」等の免疫療法は、有力な治療選択肢の一つとなっている。
しかしながら、免疫療法と称しているものであっても、十分な科学的根拠を
有する治療法とそうでない治療法があり、これらは明確に区別されるべきとの
指摘がある。国民にとっては、このような区別が困難な場合があり、国民が免
疫療法に関する適切な情報を得ることが困難となっているとの指摘がある。
免疫療法には、これまでの薬物療法とは異なった副作用等が報告されており、
その管理には専門的な知識が求められている。
免疫療法については、近年、新たな作用機序を持つ抗体医薬品など、単価が
高く市場が大きい医薬品が登場している。

(取り組むべき施策)
国は、薬事承認を受けた免疫療法が提供される際には、安全で適切な治療・
副作用対策が行われるよう、関係団体等が策定する指針等に基づいた適切な免
疫療法の実施を推進する。関係団体は、免疫療法の科学的根拠の形成に努める。
国は、免疫療法に関する適切な情報を患者や国民に届けるため、情報提供の
あり方について、関係団体と連携して検討を行う。
国は、革新的であるが非常に高額な医薬品について、適切で、効果的な使用
のあり方を検討し、周知を図る。

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「免疫チェックポイント阻害剤」とは、がん細胞が免疫細胞を抑制することを阻害し、
体内に元々ある免疫細胞ががん細胞に作用できるようにする薬剤のこと。
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