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資料1 5疾病・5事業について(その1;5疾病について) (29 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_26864.html
出典情報 第8次医療計画等に関する検討会(第10回 7/20)《厚生労働省》
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「脳卒中、心臓病その他の循環器病に係る診療提供体制の在り方に関する検討会」報告書の概要
【脳卒中、心臓病その他の循環器病に係る診療提供体制の在り方について(平成29年7月)】
 循環器病は、急性期突然死の主な原因かつ介護が必要となる主な原因となるものであり、急性期から維持期まで一貫した診療提供体制の構築が必要。
 診療提供体制の構築にあたっては、脳卒中と心血管疾患の主な相違点への留意が必要。
(回復期に脳卒中は長期の入院が必要となる場合が多いが、心血管疾患は外来管理が中心。)
 診療提供体制の評価にあたっては、地域の評価指標に加えて、各医療施設に対する評価指標も必要。(具体的な指標については今後の検討が必要。)

急 (1)基本的な考え方
性  時間的制約の観点(早急に、適切な治療を開始する必要性)
期  国民に対する教育・啓発(疾患の前兆、症状、発症時の対処法等)


















 専門性を重視した救急搬送体制
(2)施設間ネットワーク構築および施設が担う医療機能に関する考え方
 地域の医療施設が連携し、24時間専門的な診療を提供できる体制

(補助下での)
t-PA療法

内科的
治療

PCIや
内科的治療

t-PA
療法

PCIや内科的治療に加えて、
外科的治療等

t-PA療法に加えて、血管内治療
や外科的治療

・平均的な救急搬送圏内での連携体制が基本
・地域や対応疾患によっては平均的な救急搬送圏外との連携体制
※遠隔画像診断等の診断の補助に基づくt-PA療法実施
※緊急の外科的治療が必要な急性大動脈解離への対応 等

PCI:経皮的冠動脈インターベンション
遠隔診療を用いた診断の補助

 施設毎の医療機能を明確にした上での、効率的な連携体制

診療情報の共有による相談・連携体制

(補助下での)t-PA療法

PCIや内科的治療

・施設毎の医療機能は、地域の状況等に応じて柔軟に設定

脳卒中の医療機能

平均的な救急搬送圏外との連携体制

 提供する急性期医療について、安全性等の質の確保

脳卒中
(1)基本的な考え方
回  患者の状態に応じた、リハビリテーションを含む医療の提供
復  多職種によるアプローチ

~脳卒中の経過イメージ~
・患者教育、再発の危険因子の管理、

※急性期以降の経過、予後が
適切なリハビリテーション等

個人により大きく異なる。
維  再発や合併症への対策
発症
持 (2)一般的な経過を辿る患者(※)に対する考え方 身

※急性期診療の終了後に、直接もしくは回復期リハビリテーションの


実施を経て生活の場に復帰


















~急性期診療提供のための施設間ネットワークのイメージ~
平均的な救急搬送圏内での連携体制
患者の状態や、対応疾患に応じた円滑な連携

 回復期リハビリテーション適応の検討
・機能的な改善の到達点と到達する時期の想定
・回復期リハビリテーションの適応がある場合は、
地域連携パスの活用等による、急性期から回復期、
回復期から維持期への円滑な移行

(3)一般的な経過を辿らない患者に対する考え方
 患者の状態等に応じた適切な医療施設に
おける、脳卒中再発・合併症治療

再発・合併症

(極端な増悪)
時間経過
急性期の医療 回復期の医療
再発・合併症併発時の医療
維持期の医療(かかりつけ医等)
維持期の医療(療養)

心血管疾患の医療機能

心血管疾患
(1)基本的な考え方
 再発予防・再入院予防の観点
 慢性心不全患者への対策
・増悪による再入院を繰りかえしやすく、今後患者数が増加

(2)再発予防・再入院予防に向けた考え方
 多職種チームによる多面的・包括的な疾病管理(※)
・患者教育、運動療法、冠危険因子の管理等 ~心血管疾患患者の臨床経過イメージ~
※学会は、「疾病管理プログラムとしての
心不全
症候性
心血管疾患リハビリテーション」と提唱。

 地域の医療資源を効率的に用いて、
多職種が連携できる体制

(3)慢性心不全対策の考え方

 地域全体で慢性心不全患者を管理 機


リスク状態

器質的心血管疾患(※)の発症・再発
心不全発症
増悪による入院治療
難治化

・かかりつけ医等と専門的医療を
行う施設の連携

 幅広い心不全の概念の共有

心不全

(突然死)

・患者、家族、心血管疾患を専門としない (※虚血性心疾患等)
医療従事者や行政等との共有

時間経過

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