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資料1 5疾病・5事業について(その1;5疾病について) (67 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_26864.html
出典情報 第8次医療計画等に関する検討会(第10回 7/20)《厚生労働省》
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第8次医療計画の策定に向けた主な課題及び対応の方向性②
(指標例について)

現状・課題
• 精神指針に基づき、都道府県は、精神疾患等の医療提供体制を構築するに当たり、一定の指標例により、その現状を数値で客観的
に把握し、医療計画に記載するとされている。第8次医療計画における指標例等について、「基本的な考え方について」を踏まえ
つつ、整理が必要となる。
• 検討会においては「指標が多すぎることによる行政の負担も懸念される。必要最小限の指標である必要があり、取捨選択すべ
き。」、「患者本位の精神科医療を提供することに対応する具体的なストラクチャー指標、プロセス指標、アウトカム指標を設け
ることも必要。」といった意見があった。

対応の方向性
• 第8次医療計画における指標例については、現在、厚生労働科学研究において検討が進められているが、検討に当たっては、以下
の点を踏まえることが必要である。
• 患者の病状に応じ、医療、障害福祉・介護その他のサービスを切れ目なく受けられる体制を整備する観点から、「普及啓
発、相談支援」「地域における支援、危機介入」「診療機能」「拠点機能」の段階ごとに、ストラクチャー、プロセス、ア
ウトカムの各指標例を、第7次医療計画における指標例を含めて定めるべきである。
• その他、普及啓発や人材育成を目的とする研修等の実施回数、受診前相談・入院外医療の充実、都道府県等における精神科
救急医療体制と一般の救急医療体制との連携等の指標を新たに設けるべきである。
• 患者の権利擁護等について、障害者権利条約や本検討会での具体の方策を踏まえた指標を検討するべきである。 また、医療
の受け手である患者の立場から、診療時間についても指標例としてほしい との意見があった。
• 地域の精神医療提供体制の見える化を図るとともに、患者が安心して受けられる 精神科医療を提供するという観点から、有
用かつ都道府県にとって簡便な指標となるよう、取捨選択を図るべきである。
• また、現行の精神指針では、精神疾患等ごとの指標例とともに、各疾患等の現状・課題が掲げられている。令和3年 12 月の障害者
部会「障害者総合支援法改正法施行後3年の見直しについて」中間整理では、「精神障害の有無や程度に関わらず、誰もが、制度
の狭間に残されることなく、安心して自分らしく暮らすことができるよう、高次脳機能障害や発達障害を含め、多様な障害特性に
配慮しながら、『精神障害にも対応した地域包括ケアシステム』の構築に向けた検討を進めるべきである」とされている。このた
め、第8次医療計画では、精神保健に関する課題が、母子保健・子育て支援、高齢・介護、生活困窮・生活保護等、相談内容が多
様化している現状に照らし、そうした相談内容も踏まえつつ、各疾患等 について、その特性を踏まえた医療提供体制の基本的な考
え方を、精神指針で示すべきである。
第6回地域で安心して暮らせる精神保健医療福祉体制の実現に向けた検討会資料8及び地域で安心して暮らせる精神保健医療福祉体制の実現に向けた検討会報告書をもとに精神・障害保健課において作成

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