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03【資料1】新型コロナワクチンの接種について (20 ページ)
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公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_26922.html |
出典情報 | 厚生科学審議会 予防接種・ワクチン分科会(第33回 7/22)《厚生労働省》 |
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2.本日の論点:【1】「オミクロン株対応ワクチン」の接種について
(1)「オミクロン株対応ワクチン」の開発状況
モデルナ社「オミクロン株(BA.1)対応ワクチン」の安全性
第2期追加接種においてオミクロナ株対応2価ワクチン(mRNA-1273.214:武漢株+オミクロン株(BA.1))の安全
性は武漢株対応ワクチン(mRNA-1273)と同程度であったとされている。
Chalkias et al1(preprint, 2022)
接種後7日以内の限局性・全身性の副反応
研究内容:2022年2月18日-2022年3月23日の期間中、米国23施
設において実施され、3か月以上前までにmRNA-1273の初回接種、
第1期追加接種を行った18歳以上の者を対象とした。第2期追加接種に
おいて、mRNA-1273 50μgに対するmRNA-1273.214 (従来型ワク
チンとオミクロン株(BA.1)ワクチンとの2価ワクチン)50μgの免
疫原性と安全性、反応原性を分析した非ランダム化非盲検試験。
結果:mRNA-1273(武漢株)351例、mRNA-1273.214437例が追跡
された。全身・局所含めた副反応総数、頻度は下記の通り報告されて
いる。
mRNA-1273.214
局所副反応:79%(疼痛:77%、腋窩腫脹・圧痛:17%、腫脹:7%)
全身性副反応:70%(倦怠感:55%、頭痛:44%、筋肉痛:40%)
mRNA-1273
局所副反応:80%(疼痛:77%、腋窩腫脹・圧痛:15%、腫脹:7%)
全身性副反応:66%(倦怠感:51%、頭痛:41%、筋肉痛:39%)
副反応の大部分は、両群で軽度から中等度(グレード1~2)だった。グレー
ド3の頻度は両群で8%であり、最も一般的に報告されたものは、倦怠感(両
群とも3%)と筋肉痛( mRNA-1273.214:2%、mRNA-1273:4%)
だった 。両群ともグレード4のイベントは発生しなかった。治験責任医師に
よって試験ワクチン接種に関連すると考えられた副反応の発生率は、両群で
6%だった。
著者らはmRNA-1273.214の安全性はmRNA-1273と同程度であった
と報告している。
1.
Chalkias S, Harper C, Vrbicky K, et al. A Bivalent Omicron-containing Booster Vaccine Against Covid-19. medRxiv. Published online June 25, 2022.
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(1)「オミクロン株対応ワクチン」の開発状況
モデルナ社「オミクロン株(BA.1)対応ワクチン」の安全性
第2期追加接種においてオミクロナ株対応2価ワクチン(mRNA-1273.214:武漢株+オミクロン株(BA.1))の安全
性は武漢株対応ワクチン(mRNA-1273)と同程度であったとされている。
Chalkias et al1(preprint, 2022)
接種後7日以内の限局性・全身性の副反応
研究内容:2022年2月18日-2022年3月23日の期間中、米国23施
設において実施され、3か月以上前までにmRNA-1273の初回接種、
第1期追加接種を行った18歳以上の者を対象とした。第2期追加接種に
おいて、mRNA-1273 50μgに対するmRNA-1273.214 (従来型ワク
チンとオミクロン株(BA.1)ワクチンとの2価ワクチン)50μgの免
疫原性と安全性、反応原性を分析した非ランダム化非盲検試験。
結果:mRNA-1273(武漢株)351例、mRNA-1273.214437例が追跡
された。全身・局所含めた副反応総数、頻度は下記の通り報告されて
いる。
mRNA-1273.214
局所副反応:79%(疼痛:77%、腋窩腫脹・圧痛:17%、腫脹:7%)
全身性副反応:70%(倦怠感:55%、頭痛:44%、筋肉痛:40%)
mRNA-1273
局所副反応:80%(疼痛:77%、腋窩腫脹・圧痛:15%、腫脹:7%)
全身性副反応:66%(倦怠感:51%、頭痛:41%、筋肉痛:39%)
副反応の大部分は、両群で軽度から中等度(グレード1~2)だった。グレー
ド3の頻度は両群で8%であり、最も一般的に報告されたものは、倦怠感(両
群とも3%)と筋肉痛( mRNA-1273.214:2%、mRNA-1273:4%)
だった 。両群ともグレード4のイベントは発生しなかった。治験責任医師に
よって試験ワクチン接種に関連すると考えられた副反応の発生率は、両群で
6%だった。
著者らはmRNA-1273.214の安全性はmRNA-1273と同程度であった
と報告している。
1.
Chalkias S, Harper C, Vrbicky K, et al. A Bivalent Omicron-containing Booster Vaccine Against Covid-19. medRxiv. Published online June 25, 2022.
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