２．本日の論点：【２】新型コロナワクチンと他のワクチンとの同時接種について

2022年７月20日時点

新型コロナワクチン以外のワクチンとの同時接種に関する諸外国の推奨状況
諸外国においては、新型コロナワクチンと季節性インフルエンザワクチンの同時接種を概ね認める一方で、他疾病に
対するワクチンとの同時接種には対応に違いがある。
基本方針の
発出機関

インフルエンザワク
チンとの同時接種

他疾病ワクチン
との同時接種

米国

CDC

可能

可能

季節性インフルエンザワクチンを含めて、他のワクチンと新型コロナワク
チンは同時接種し得る。（CDC、2022/６/19）

英国

NHS/
UKHSA

可能

帯状疱疹ワクチ
ン以外は可能

カナダ

NACI

可能

可能

インフルエンザワクチンと新型コロナワクチンの同時接種は安全である
（NHS、2022/５/26）
他ワクチンの接種を遅らせないことが望ましく、同時接種の対象は帯状疱
疹ワクチンを除く一般に接種されるワクチンを含む。帯状疱疹ワクチンは
７日間の間隔を空けることが望ましい。（UKHSA、2022/２/28）
５歳以上の者に対して、新型コロナワクチンは他ワクチン（生ワクチン、
不活化ワクチンを含めて）との同時接種を含めて前後どの時期でも接種し
得る。（NACI、2022/６/21）

フランス

保健省

可能

（記載なし）

新型コロナワクチン接種に適応があり、インフルエンザワクチンの接種も
優先対象である者は、２つのワクチンを同時接種し得る。（保健省、
2022/４/８）

ドイツ

保健省/
STIKO

可能

不活化ワクチン
は可能

イスラエル 保健省

（記載なし）

（記載なし）

新型コロナワクチンとインフルエンザワクチンは同時接種し得る。（保健
省、2022/６/10）
新型コロナワクチンと不活化ワクチンは同時接種し得る。（STIKO、
2021/９/30）
（記載なし）

国際連合

WHO

可能

（記載なし）

実務上の容易さと両ワクチンの接種率向上のため、加盟各国は新型コロナ
ワクチンとインフルエンザワクチンの同時接種を考慮し得る。（SAGE、
2021/10/21）

EU

EMA

（記載なし）

（記載なし）

（記載なし）

国・地域

※発出日又は最終更新日を記載。
Source: CDC, NHS, UKHSA, NACI, フランス保健省, ドイツ保健省, STIKO, WHO

異なるワクチンとの接種間隔に関する基本方針

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