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03【資料1】新型コロナワクチンの接種について (42 ページ)
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公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_26922.html |
出典情報 | 厚生科学審議会 予防接種・ワクチン分科会(第33回 7/22)《厚生労働省》 |
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2.本日の論点:【2】新型コロナワクチンと他のワクチンとの同時接種について
モデルナ社ワクチンとインフルエンザワクチン同時接種の安全性
モデルナ社ワクチン追加接種において、モデルナ社ワクチン単独接種と比べてインフルエンザワクチンとの同時接種
では、安全性の懸念は見られなかったと報告されている。
Izikson et al1 (Lancet Respiratory Medicine, 2022)
各群における接種後7日間での副反応報告割合(A: 局所、B: 全身)
研究内容:米国の6施設でモデルナ社ワクチン2回接種完了から5か
月以上が経過した65歳以上の者が対象。2021年7月16日ー8月31日
にモデルナ社ワクチンと4価季節性インフルエンザワクチンを同時接
種(同時接種群)、モデルナ社ワクチン単独を接種(モデルナ群)、
4価季節性インフルエンザワクチン単独を接種(インフルエンザ群)
に無作為に1:1:1に割り付けた。接種後の副反応の報告割合による安
全性とインフルエンザHI抗体価及び新型コロナウイルス抗スパイク
IgG抗体価による有効性を分析した第Ⅱ相多施設ランダム化比較試験。
結果:同時接種群100名、インフルエンザ群92名、モデルナ群104名
が解析された。副反応報告割合は以下の通りであった。
接種後7日間に報告された局所副反応
‒ 同時接種群:
86.0% [95%CI:77.6ー92.1]
‒ モデルナ群:
91.3% [84.2ー96.0]
‒ インフルエンザ群:61.8% [50.9ー71.9]
接種後7日間に報告された全身副反応
‒ 同時接種群:
80.0% [70.8ー87.3]
‒ モデルナ群:
83.7% [75.1ー90.2]
‒ インフルエンザ群:49.4% [38.7ー60.2]
接種後21日間に報告された有害事象
‒ 同時接種群:
17.0% [10.2ー25.8]
‒ モデルナ群:
14.4% [8.3ー22.7]
‒ インフルエンザ群:10.9% [5.3ー19.1]
重篤な有害事象、特に注目すべき有害事象、死亡は報告されなかっ
た。
1.
各群における接種後30分以内及び21日間での有害事象報告割合
Izikson R, Brune D, Bolduc JS, et al. Safety and immunogenicity of a high-dose quadrivalent influenza vaccine administered concomitantly with a third dose of the mRNA-1273
SARS-CoV-2 vaccine in adults aged ≥65 years: a phase 2, randomised, open-label study. Lancet Respir Med. 2022;10(4):392-402.
42
モデルナ社ワクチンとインフルエンザワクチン同時接種の安全性
モデルナ社ワクチン追加接種において、モデルナ社ワクチン単独接種と比べてインフルエンザワクチンとの同時接種
では、安全性の懸念は見られなかったと報告されている。
Izikson et al1 (Lancet Respiratory Medicine, 2022)
各群における接種後7日間での副反応報告割合(A: 局所、B: 全身)
研究内容:米国の6施設でモデルナ社ワクチン2回接種完了から5か
月以上が経過した65歳以上の者が対象。2021年7月16日ー8月31日
にモデルナ社ワクチンと4価季節性インフルエンザワクチンを同時接
種(同時接種群)、モデルナ社ワクチン単独を接種(モデルナ群)、
4価季節性インフルエンザワクチン単独を接種(インフルエンザ群)
に無作為に1:1:1に割り付けた。接種後の副反応の報告割合による安
全性とインフルエンザHI抗体価及び新型コロナウイルス抗スパイク
IgG抗体価による有効性を分析した第Ⅱ相多施設ランダム化比較試験。
結果:同時接種群100名、インフルエンザ群92名、モデルナ群104名
が解析された。副反応報告割合は以下の通りであった。
接種後7日間に報告された局所副反応
‒ 同時接種群:
86.0% [95%CI:77.6ー92.1]
‒ モデルナ群:
91.3% [84.2ー96.0]
‒ インフルエンザ群:61.8% [50.9ー71.9]
接種後7日間に報告された全身副反応
‒ 同時接種群:
80.0% [70.8ー87.3]
‒ モデルナ群:
83.7% [75.1ー90.2]
‒ インフルエンザ群:49.4% [38.7ー60.2]
接種後21日間に報告された有害事象
‒ 同時接種群:
17.0% [10.2ー25.8]
‒ モデルナ群:
14.4% [8.3ー22.7]
‒ インフルエンザ群:10.9% [5.3ー19.1]
重篤な有害事象、特に注目すべき有害事象、死亡は報告されなかっ
た。
1.
各群における接種後30分以内及び21日間での有害事象報告割合
Izikson R, Brune D, Bolduc JS, et al. Safety and immunogenicity of a high-dose quadrivalent influenza vaccine administered concomitantly with a third dose of the mRNA-1273
SARS-CoV-2 vaccine in adults aged ≥65 years: a phase 2, randomised, open-label study. Lancet Respir Med. 2022;10(4):392-402.
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