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参考資料1 一般用医薬品の適正使用の一層の推進に向けた依存性の実態把握と適切な販売のための研究 (15 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_27051.html |
出典情報 | 薬事・食品衛生審議会 薬事分科会医薬品等安全対策部会安全対策調査会(令和4年度第7回 7/27)《厚生労働省》 |
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薬物依存以外の併存障害の診断歴を有する
歳)
、有機溶剤(17.9 歳)
、ガス(19.6 歳)
、一
割合は、覚せい剤群(38.2%)
、アルコール群
般用医薬品・鎮咳薬(20.2 歳)
、覚せい剤
(35.3%)
、危険ドラッグ群(36.9%)
、処方箋
(21.2 歳)
、一般用医薬品・風邪薬(21.9 歳)
群(55.2%)
、大麻群(25.0%)
、一般用医薬品
と続いた。
群(33.3%)であった(p=0.301)
。精神科病院
での治療歴を有する割合は、覚せい剤群
4.再使用率の推移
(53.5%)
、アルコール群(68.2%)
、危険ドラ
表 4 に主たる依存物質別にみた累積再使用率
ッグ群(78.5%)
、処方箋群(93.1%)
、大麻群
(薬物およびアルコール)の推移を示した。
(66.7%)
、一般用医薬品群(81.0%)であった
一般用医薬品群の累積再使用率(薬物)は、
(p<0.001)
。
6ヶ月後 4.8%、12 ヶ月 14.3%、18 ヶ月
DAST-20 スコアの平均値は、覚せい剤群
19.0%、24 ヶ月 28.6%であった。12 ヶ月、18
(13.4)
、アルコール群(8.4)
、危険ドラッグ
ヶ月、24 ヶ月における累積再使用率(薬物)
群(14.0)
、処方箋群(11.9)
、大麻群(13.3)
、
は、一般用医薬品群が最も高かった。
一般用医薬品群(14.7)であった(p<0.001)
。
5.一般用医薬品群への追加調査
2. 各群の薬物使用歴
一般用医薬品群 21 名のうち、14 名から有効
表 2 に主たる依存物質別にみた各薬物の使
回答を得た。このうち 9 名は患者本人から直
用経験率を示した。一般用医薬品群の薬物使
接情報を得ることができた。残り 5 名はすで
用歴は、アルコール(100.0%)
、タバコ
に施設を退所して連絡がとれない対象者であ
(100.0%)
、一般用医薬品・鎮咳薬(90.5%)
、
ったため、当該施設の職員より可能な範囲で
一般用医薬品・風邪薬(76.2%)
、大麻
情報収集を行った。
(61.9%)
、処方薬・睡眠薬(61.9%)
、一般用
14 名の追加調査対象者の主たる依存対象と
医薬品・鎮静剤(61.9%)
、一般用医薬品・鎮
なっていた製品名を表5に示した。具体的な
痛薬(57.1%)
、処方薬・抗不安薬(57.1%)
、
製品名は、エスエスブロン®錠(鎮咳去痰
処方薬・鎮痛薬(52.4%)
、覚せい剤
薬)
、エスエスブロン®「カリュー」
(鎮咳去痰
(52.4%)
、処方薬・抗精神病薬(38.1%)
、処
薬)
、新ブロン®液エース(鎮咳去痰薬)
、新ト
方薬・抗うつ薬(38.1%)
、有機溶剤
(33.3%)
、MDMA(33.3%)
、コカイン
ニン®咳止め液(鎮咳去痰薬)
、パブロンゴー
ルドA(総合感冒薬)
、エスタックイブ(総合
(28.6%)
、危険ドラッグ(28.6%)
、ガス
感冒薬)
、ナロンエース(総合感冒薬)であっ
(23.8%)
、ヘロイン(4.8%)であった。
た(表 5)
。
一般用医薬品の乱用歴は、一般用医薬品群
主な入手方法は、チェーンドラッグストア
のみならず、他の群においても一定割合で報
12 名(85.7%)
、個人薬局 5 名(35.7%)
、イン
告された。例えば、鎮咳薬の乱用歴は、覚せ
ターネット 3 名(21.4%)
、万引き 9 名
い剤群(21.3%)
、アルコール群(12.4%)
、危
(64.3%)であった(複数回答可)
。
険ドラッグ群(24.6%)
、処方箋群(17.2%)
、
一般用医薬品の購入に関しては、
「3店舗の
大麻群(33.3%)であった。
ドラッグストアのローテーションで回って購
入していた。私みたいな依存者を出さないた
3.薬物乱用の開始年齢
めにも、薬剤師さんには、ちゃんと売って欲
表 3 に主たる依存物質別にみた乱用開始年
齢の平均値を示した。一般用医薬品群の各薬
しい(症例 4)
」
、
「販売員より『1 人 1 本ま
で』と止められたことがあったが、7 日間分必
物の乱用開始年齢の平均値は、アルコール
要と言い張って、1回に 7 本買っていた(症
(15.8 歳)
、タバコ(15.9 歳)
、大麻(17.6
例 6)
」
、
「1 回だけ、ドラッグストア(チェー
14
歳)
、有機溶剤(17.9 歳)
、ガス(19.6 歳)
、一
割合は、覚せい剤群(38.2%)
、アルコール群
般用医薬品・鎮咳薬(20.2 歳)
、覚せい剤
(35.3%)
、危険ドラッグ群(36.9%)
、処方箋
(21.2 歳)
、一般用医薬品・風邪薬(21.9 歳)
群(55.2%)
、大麻群(25.0%)
、一般用医薬品
と続いた。
群(33.3%)であった(p=0.301)
。精神科病院
での治療歴を有する割合は、覚せい剤群
4.再使用率の推移
(53.5%)
、アルコール群(68.2%)
、危険ドラ
表 4 に主たる依存物質別にみた累積再使用率
ッグ群(78.5%)
、処方箋群(93.1%)
、大麻群
(薬物およびアルコール)の推移を示した。
(66.7%)
、一般用医薬品群(81.0%)であった
一般用医薬品群の累積再使用率(薬物)は、
(p<0.001)
。
6ヶ月後 4.8%、12 ヶ月 14.3%、18 ヶ月
DAST-20 スコアの平均値は、覚せい剤群
19.0%、24 ヶ月 28.6%であった。12 ヶ月、18
(13.4)
、アルコール群(8.4)
、危険ドラッグ
ヶ月、24 ヶ月における累積再使用率(薬物)
群(14.0)
、処方箋群(11.9)
、大麻群(13.3)
、
は、一般用医薬品群が最も高かった。
一般用医薬品群(14.7)であった(p<0.001)
。
5.一般用医薬品群への追加調査
2. 各群の薬物使用歴
一般用医薬品群 21 名のうち、14 名から有効
表 2 に主たる依存物質別にみた各薬物の使
回答を得た。このうち 9 名は患者本人から直
用経験率を示した。一般用医薬品群の薬物使
接情報を得ることができた。残り 5 名はすで
用歴は、アルコール(100.0%)
、タバコ
に施設を退所して連絡がとれない対象者であ
(100.0%)
、一般用医薬品・鎮咳薬(90.5%)
、
ったため、当該施設の職員より可能な範囲で
一般用医薬品・風邪薬(76.2%)
、大麻
情報収集を行った。
(61.9%)
、処方薬・睡眠薬(61.9%)
、一般用
14 名の追加調査対象者の主たる依存対象と
医薬品・鎮静剤(61.9%)
、一般用医薬品・鎮
なっていた製品名を表5に示した。具体的な
痛薬(57.1%)
、処方薬・抗不安薬(57.1%)
、
製品名は、エスエスブロン®錠(鎮咳去痰
処方薬・鎮痛薬(52.4%)
、覚せい剤
薬)
、エスエスブロン®「カリュー」
(鎮咳去痰
(52.4%)
、処方薬・抗精神病薬(38.1%)
、処
薬)
、新ブロン®液エース(鎮咳去痰薬)
、新ト
方薬・抗うつ薬(38.1%)
、有機溶剤
(33.3%)
、MDMA(33.3%)
、コカイン
ニン®咳止め液(鎮咳去痰薬)
、パブロンゴー
ルドA(総合感冒薬)
、エスタックイブ(総合
(28.6%)
、危険ドラッグ(28.6%)
、ガス
感冒薬)
、ナロンエース(総合感冒薬)であっ
(23.8%)
、ヘロイン(4.8%)であった。
た(表 5)
。
一般用医薬品の乱用歴は、一般用医薬品群
主な入手方法は、チェーンドラッグストア
のみならず、他の群においても一定割合で報
12 名(85.7%)
、個人薬局 5 名(35.7%)
、イン
告された。例えば、鎮咳薬の乱用歴は、覚せ
ターネット 3 名(21.4%)
、万引き 9 名
い剤群(21.3%)
、アルコール群(12.4%)
、危
(64.3%)であった(複数回答可)
。
険ドラッグ群(24.6%)
、処方箋群(17.2%)
、
一般用医薬品の購入に関しては、
「3店舗の
大麻群(33.3%)であった。
ドラッグストアのローテーションで回って購
入していた。私みたいな依存者を出さないた
3.薬物乱用の開始年齢
めにも、薬剤師さんには、ちゃんと売って欲
表 3 に主たる依存物質別にみた乱用開始年
齢の平均値を示した。一般用医薬品群の各薬
しい(症例 4)
」
、
「販売員より『1 人 1 本ま
で』と止められたことがあったが、7 日間分必
物の乱用開始年齢の平均値は、アルコール
要と言い張って、1回に 7 本買っていた(症
(15.8 歳)
、タバコ(15.9 歳)
、大麻(17.6
例 6)
」
、
「1 回だけ、ドラッグストア(チェー
14