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資料2-1 重篤副作用疾患別対応マニュアル 薬剤による接触皮膚炎(案) (23 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000209243_00004.html
出典情報 重篤副作用総合対策検討会(第14回 9/15)《厚生労働省》
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ともある。
(3)臨床検査値
軽度の接触皮膚炎では、末梢血に変化はない。皮疹が広範囲になり重度であれば、白血
球の増多、好酸球増多などを認めることがある。
(4)画像検査所見
本疾患に画像検査は特に必要ない。
(5)病理組織検査

図 4.刺激性接触皮膚炎では、表皮に壊死が認められ、好中球、リンパ球の浸潤を認める 33)。

図 5.アレルギー性接触皮膚炎では表皮内に海綿状態(spongiosis)と表皮内水疱の形成、真皮上層のリ
ンパ球を主とする細胞浸潤がみられる 34)。

(6)皮膚テスト
アレルギー性接触皮膚炎の原因を検査する確実な方法はパッチテストである 35)。原因と
推定される患者が接触した薬剤を含む製品や鑑別すべき物質を漏れなく持参するよう指示
すること、これらを適切な濃度と基剤で調整し貼付することが大切である。外用薬は、製
品をそのまま貼付する。消毒薬は、綿棒などに浸した製品を皮膚に直接塗布し乾かした後
に非閉塞性テープ(マイクロポアⓇテープなど)で覆う Semi-open test を行う。より刺激
性の強い製品の場合は直接皮膚に塗布する Open test を行う。パッチテスト部位は健常な
上背部が最も感度が高く、パッチテスター「トリイ」や Finn chamber on Scanpor tape®
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