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資料2-1 重篤副作用疾患別対応マニュアル 薬剤による接触皮膚炎(案) (9 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000209243_00004.html
出典情報 重篤副作用総合対策検討会(第14回 9/15)《厚生労働省》
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(3) 光毒性接触皮膚炎・光アレルギー性接触皮膚炎:紫外線が当た
ってはじめてかぶれを起こします。よって、私達は薬剤を使用す
る時に紫外線に当たらないように注意しなければならない薬剤が
あることを知っておく必要があります。
重症の光アレルギー性接触皮膚炎を起こす薬剤として、ケトプ
ロフェンを含む貼り薬(湿布薬)や塗り薬があります。
(4) 接触蕁麻疹:ごくまれに、薬剤の成分に対する免疫グロブリン
E(IgE)という抗体が体の中にできることにより蕁麻疹が誘発さ
れる、接触蕁麻疹という即時型のかぶれもあります。これは、重
篤な場合はアナフィラキシーショックや死の危険もある、危ない
かぶれです。
原因の薬剤としては消毒薬、抗菌外用薬などが知られています。

2.早期発見と早期対応のポイント
医師から処方された、あるいは薬局で購入した薬剤を塗ったり、
貼ったり、点眼、点鼻、消毒している場合に、薬が効かずかえって
治そうとした症状が悪化する時は、薬剤による接触皮膚炎を疑いま
しょう。
(1)

刺激性接触皮膚炎:薬剤を使ったらすぐに「ひりひりする」
「赤

くなる」などの症状がでた時は、刺激性接触皮膚炎の可能性があ
ります。まずは薬剤の使い方の説明書があれば、よく読んでくだ
さい。使い方が間違っていませんか。しかし、薬剤の中には治療
の初期には刺激感がでてもかぶれではなく、徐々に慣れて使用を
継続できるものもあります。ひりひりしたり、赤くなるなどの症
状がでた場合や説明を受けていても心配な場合は、医師や薬剤師
に相談してください。
(アナフィラキシーについては、厚労省の重篤副作用疾患別対応マニュアル「アナフィラキシー」
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