第８回がん診療連携拠点等の指定要件に関するワーキンググループ

（令和４年５月30日）資料１より抜粋・一部改変

８．小児がんの長期フォローアップ
見直しの論点
• 小児がんの長期フォローアップについて、がん自体の再発・がん治療による身体的機
能低下・アピアランスケアといった社会的支援等、多様な内容が考えられるが、それぞ
れの項目によって主に対応する医療機関を検討すべきとの指摘がある。
• 患者のライフステージに応じた切れ目のない診療、相談支援提供体制を整備する必要
があるとの意見がある。
• 小児がんのサバイバーが長期フォローアップを目的として成人診療科を受診しても、
フォロー終了とされ期待したケアを受けられない事態があるなど、患者側の視点からも
受診すべき医療機関が明確でないとの指摘がある。
• 小児がんの長期フォローアップについて、成人の拠点病院等が果たすべき役割をどう
考えるか。

方針
• 医療機関間の連携、情報共有体制についての整備に加え、支援の内容ごとに対応状
況と連携先についての情報公開や、相談窓口の設置を必須としてはどうか。
• 協議会で、各拠点病院における役割分担を明確化し、連携体制、対応状況、好事例の
収集について検討するよう求めてはどうか。
• 小児がん拠点病院等の整備指針WGでの議論内容も踏まえた要件の設定としてはどう
か。
• 小児がんの長期フォローアップをどのように行うことが適切であるかについて、研究を
推進してはどうか。
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