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介護保険制度の見直しに関する意見(案) (11 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_29464.html
出典情報 社会保障審議会 介護保険部会(第104回 12/5)《厚生労働省》
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社会保障審議会医療部会において、かかりつけ医機能強化のための制度整
備が検討されている。かかりつけ医機能には、在宅医療の提供、介護との連携
が含まれることから、医療と介護の連携を強化するため、かかりつけ医機能の
検討状況を踏まえて必要な対応を検討することが適当である。

(地域における高齢者リハビリテーションの推進)
〇 高齢者リハビリテーションについては、どの地域でも適時適切に提供され
るよう、地域支援事業と保険給付の双方の観点からのリハビリテーション提
供体制の構築を更に促進していくことが必要である。そのために、介護保険事
業(支援)計画での対応も含めて、リハビリテーションに係る取組の充実が必
要である。
(施設入所者への医療提供)
〇 特別養護老人ホームにおける医療ニーズへの適切な対応のあり方について、
配置医師の実態等も踏まえつつ、引き続き、診療報酬や介護報酬上の取扱いも
含めて、検討を進めることが適当である。
〇 介護老人保健施設の在宅復帰・在宅療養支援の機能、介護医療院の医療が必
要な要介護者の長期療養・生活施設としての機能をそれぞれ更に推進してい
く観点から、必要な医療が引き続き提供されるよう取組を進めることが必要
である。
(施設サービス等の基盤整備)
〇 特別養護老人ホームの入所申込者数については、足元の状況をみると、全体
としては減少傾向がみられ、地域によっては、高齢者人口の減少のために空床
が生じている場合や、人手不足により空床とせざるを得ない場合等もあると
の実態が生じている。その中で、要介護1・2の高齢者に係る特例入所につい
ては、地域によってばらつきがあるとの報告もある。


こうした状況や、特別養護老人ホームが在宅での生活が困難な中重度の要
介護者を支える施設としての機能に重点化されている趣旨等を踏まえ、特例
入所の運用状況や空床が生じている原因などについて早急に実態を把握の上、
改めて、特例入所の趣旨の明確化を図るなど、地域における実情を踏まえた適
切な運用を図ることが適当である。

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