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資料3 オキシブチニン塩酸塩 (18 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000198111_00021.html |
出典情報 | 医療用から要指導・一般用への転用に関する評価検討会議(第23回 12/26)《厚生労働省》 |
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加している。このことにより、前述したように、第一選択薬は抗コ
リン剤から尿閉や残尿量の増加を予防できる可能性のあるβ3ア
ドレナリン受容体作動薬へ移行している。
【適正販売、スイッチ化した際の社会への影響の観点から】
以上より、OTC 化する場合でも、適応は 18 歳以上の比較的若い、
中年までの女性に限ることが望ましいと考える。ただし、中年以降
の女性はシェーグレン症候群などの口腔内乾燥が多く、本薬剤を使
用できる患者層は限られると考える。
またガイドラインでは、残尿量 100ml 以上の患者、特に前立腺肥
大症で 50ml 以上の患者は泌尿器科専門医に受診することが推奨さ
れている。このことから、OTC 化により発売された場合、初回投与
で改善しない患者は、再販売することなく泌尿器科専門医の受診勧
奨をする条件が必要と考える。
また本剤は、副作用の多い薬剤であり、残尿量増加には泌尿器科
専門医へ、皮膚障害に対しては皮膚科専門医に受診勧奨が必要と考
える。
〔上記と判断した根拠〕
薬剤特性、対象疾患:インタビューフォーム、添付文書。
過活動膀胱診療ガイドライン(第 3 版 2022)
2.OTC とする際の留意事項、課題点について
適応は 18 歳以上の比較的若い、中年までの女性に限ることが望
ましい。
初回投与で症状が改善しない場合は、再販売することなく泌尿器
科専門医への受診勧奨をする条件が必要と考える。
〔上記と判断した根拠〕
薬剤特性、対象疾患:インタビューフォーム、添付文書。
過活動膀胱診療ガイドライン(第 3 版 2022)
3.その他
本剤の OTC 化により、泌尿器科専門医に受診する機会を減らす可
能性が有り、また、尿閉により救急医療に負担をかけ、副作用によ
り、皮膚科診療に負担をかける可能性もあり、認知症が増加する可
能性も考慮され、慎重さを要すると考える。
備考
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リン剤から尿閉や残尿量の増加を予防できる可能性のあるβ3ア
ドレナリン受容体作動薬へ移行している。
【適正販売、スイッチ化した際の社会への影響の観点から】
以上より、OTC 化する場合でも、適応は 18 歳以上の比較的若い、
中年までの女性に限ることが望ましいと考える。ただし、中年以降
の女性はシェーグレン症候群などの口腔内乾燥が多く、本薬剤を使
用できる患者層は限られると考える。
またガイドラインでは、残尿量 100ml 以上の患者、特に前立腺肥
大症で 50ml 以上の患者は泌尿器科専門医に受診することが推奨さ
れている。このことから、OTC 化により発売された場合、初回投与
で改善しない患者は、再販売することなく泌尿器科専門医の受診勧
奨をする条件が必要と考える。
また本剤は、副作用の多い薬剤であり、残尿量増加には泌尿器科
専門医へ、皮膚障害に対しては皮膚科専門医に受診勧奨が必要と考
える。
〔上記と判断した根拠〕
薬剤特性、対象疾患:インタビューフォーム、添付文書。
過活動膀胱診療ガイドライン(第 3 版 2022)
2.OTC とする際の留意事項、課題点について
適応は 18 歳以上の比較的若い、中年までの女性に限ることが望
ましい。
初回投与で症状が改善しない場合は、再販売することなく泌尿器
科専門医への受診勧奨をする条件が必要と考える。
〔上記と判断した根拠〕
薬剤特性、対象疾患:インタビューフォーム、添付文書。
過活動膀胱診療ガイドライン(第 3 版 2022)
3.その他
本剤の OTC 化により、泌尿器科専門医に受診する機会を減らす可
能性が有り、また、尿閉により救急医療に負担をかけ、副作用によ
り、皮膚科診療に負担をかける可能性もあり、認知症が増加する可
能性も考慮され、慎重さを要すると考える。
備考
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