よむ、つかう、まなぶ。

MC plus(エムシープラス)は、診療報酬・介護報酬改定関連のニュース、

資料、研修などをパッケージした総合メディアです。


資料3    オキシブチニン塩酸塩 (3 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000198111_00021.html
出典情報 医療用から要指導・一般用への転用に関する評価検討会議(第23回 12/26)《厚生労働省》
低解像度画像をダウンロード

資料テキストはコンピュータによる自動処理で生成されており、完全に資料と一致しない場合があります。
テキストをコピーしてご利用いただく際は資料と付け合わせてご確認ください。

ム等より)

ムスカリン作用)に加え、平滑筋直接弛緩作用(カルシウ
ム拮抗作用)を有している。
・1 日 1 回貼付のテープ剤である。
・安全性
総症例 1,169 例中、743 例(63. 6%)に副作用(臨床検査値
異常を含む)が認められた。その主なものは適用部位皮膚
炎 545 例(46.6%)、口内乾燥 98 例(8.4%)、適用部位紅斑
53 例(4.5%)、適用部位そう痒感 29 例(2.5%)、便秘 25 例
(2.1%)、好酸球百分率増加 36 例(3.1%)等であった。
(承
認時)
また、重大な副作用として、血小板減少、麻痺性イレウス、
尿閉があらわれることがある。
(頻度不明)特定使用成績調
査 に お け る 安 全 性 解 析 対 象 2,035 例 の 副 作 用 発 現 割 合 は
39.07%(795/2,035 例)であった。主な副作用は「適用部位
皮膚炎」が 13.51%(275/2,035 例)、「接触皮膚炎」7.37%
(150/2,035 例)、
「 適用部位そう痒感」7.22%(147/2,035 例)、
「適用部位紅斑」5.70%(116/2,035 例)、
「口内乾燥」4.08%
(83/2,035 例)であった。
過活動膀胱(overactive bladder:OAB)の薬物療法はほとん

臨床での使
われ方

どが抗コリン薬であり、過活動膀胱の治療薬として抗コリ
ン薬の有用性は高く、その有効性と安全性が確立している
ことが本邦の過活動膀胱診療ガイドラインにおいて示され
ている 1) 。
副作用

安全性に関
する情報(添
付文書より)

重大な副作用
(いずれも頻度不明)
血 小板 減 少 、麻 痺 性 イ レ
ウス、尿閉

高頻度(5%以上)の副作用
口内乾燥、適用部位皮膚炎
(46.6%)

●禁忌(次の患者には投与しないこと)
・尿閉を有する患者[抗コリン作用により排尿時の膀胱収
縮が抑制され、症状が悪化するおそれがある。]
・閉塞隅角緑内障の患者[抗コリン作用により眼圧が上昇
禁忌・注意事
項(添付文書
より)

し、症状が悪化するおそれがある。]
・重篤な心疾患のある患者[抗コリン作用により頻脈、心
悸亢進を起こし心臓の仕事量が増加するおそれがある。]
・幽門、十二指腸又は腸管が閉塞している患者及び麻痺性
イレウスのある患者[抗コリン作用により胃腸の平滑筋の
収縮及び運動が抑制され、症状が悪化するおそれがある。]
・胃アトニー又は腸アトニーのある患者[抗コリン作用に
より消化管運動が低下するため症状が悪化するおそれがあ

21 / 93