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資料3-9 吉田先生提出資料 (6 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000121431_00395.html |
出典情報 | 新型コロナウイルス感染症対策アドバイザリーボード (第114回 1/17)《厚生労働省》 |
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5) COVID-19 確定例への対応
確定例に対応する際の個⼈防護具は、表2に⽰す原則に基づいて選択します。また、この原則に基づ
いて作成した個⼈防護具の選択基準例を表3に⽰します。
患者に接する際に最も重要なのは、⾶沫による粘膜曝露とエアロゾル粒⼦の吸⼊を防ぐことです。そ
のため、患者と接する際には、サージカルマスクを着⽤し、ゴーグルやフェイスシールドで⽬を防護
します。
エアロゾル産⽣⼿技(気管挿管・抜管, 気道吸引,ネーザルハイフロー装着, NPPV 装着, 気管切開術,
⼼肺蘇⽣, ⽤⼿換気, 上部消化管内視鏡、気管⽀鏡検査、ネブライザー療法、誘発採痰など)を実施す
る場合には、N95 マスクを着⽤します。激しい咳のある患者や⼤きな声を出す患者に対応する場合に
も N95 マスクの着⽤を推奨します。地域での流⾏が急激に拡⼤し、⽋勤者が増加している場合や、施
設内でクラスターが発⽣している場合、あるいは、サージカルマスクと N95 の使い分けが適切に⾏わ
れることに懸念がある場合などは、サージカルマスクの代わりに N95 マスクを使⽤することを検討す
るとよいでしょう。N95 マスクの代わりに電動ファン付呼吸⽤保護具(PAPR)の使⽤も可能です。
N95 マスクは装着のたびにユーザーシールチェック(図 2 参照)を実施します。
患者や周辺の環境表⾯に⼿で触れることがあれば、⼿袋の着⽤が勧められます。レッドゾーンに複数
の患者を収容している場合は、薬剤耐性菌や C. difficile など、接触感染する病原体の拡⼤を防ぐため
に、患者ごとに⼿袋を交換し、⼿指衛⽣を⾏います。
患者や患者の周辺環境に⾝体が密着する場合は、接触/汚染が予想される部位に応じてガウンまたはエ
プロンを着⽤します。タイベックⓇ防護服などの全⾝を覆う着⾐の着⽤は必要ありません。また、外来
診察などで、マスクを着⽤した患者と、距離をあけて短時間話をするような場⾯では、サージカルマ
スクのみで対応が可能です。
以上の考え⽅に加え、ケアや処置の際に⾎液、体液、排泄物などを浴びるおそれがある場合は、標準予
防策に基づいて、汚染が想定される部位を覆う個⼈防護具を着⽤します。
6) 外来患者への対応
現在、厚⽣労働省は「新型コロナウイルス・季節性インフルエンザの同時流⾏に備えた対応」として重
症化リスクが低い場合は、抗原定性検査キットを⾃ら⼊⼿して検査し、陽性であれば⾃分で健康フォ
ローアップセンターに連絡・登録することが推奨されており、発熱外来の受診対象は⼩児、⾼齢者、重
症化リスクの⾼い患者等や症状が重いなど受診を希望する場合とする⽅針を打ち出しています。
(https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kansentaisaku_00003.html)
。
抗原定性検査キットの精度は PCR などの遺伝⼦検査や抗原定量検査に⽐べれば劣るため、偽陰性と判
定される可能性があります。また、⿐腔拭いや唾液を検体として⽤いる場合も⿐咽頭拭いより感度は
落ちます。そのため抗原定性検査キットで結果が陰性であったとしても感染そのものを否定すること
はできません。もし患者が⾃ら抗原定性検査キットを⽤いて陰性であったとしても、医師の判断によ
り感染の可能性が否定できないと考えられれば、改めて検査を実施する場合があります。⼀⽅、もし
抗原定性検査キットで陽性と判定された場合、偽陽性が出る可能性は低いので、改めて検査を実施せ
ずに、そのまま陽性と判断できます。
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確定例に対応する際の個⼈防護具は、表2に⽰す原則に基づいて選択します。また、この原則に基づ
いて作成した個⼈防護具の選択基準例を表3に⽰します。
患者に接する際に最も重要なのは、⾶沫による粘膜曝露とエアロゾル粒⼦の吸⼊を防ぐことです。そ
のため、患者と接する際には、サージカルマスクを着⽤し、ゴーグルやフェイスシールドで⽬を防護
します。
エアロゾル産⽣⼿技(気管挿管・抜管, 気道吸引,ネーザルハイフロー装着, NPPV 装着, 気管切開術,
⼼肺蘇⽣, ⽤⼿換気, 上部消化管内視鏡、気管⽀鏡検査、ネブライザー療法、誘発採痰など)を実施す
る場合には、N95 マスクを着⽤します。激しい咳のある患者や⼤きな声を出す患者に対応する場合に
も N95 マスクの着⽤を推奨します。地域での流⾏が急激に拡⼤し、⽋勤者が増加している場合や、施
設内でクラスターが発⽣している場合、あるいは、サージカルマスクと N95 の使い分けが適切に⾏わ
れることに懸念がある場合などは、サージカルマスクの代わりに N95 マスクを使⽤することを検討す
るとよいでしょう。N95 マスクの代わりに電動ファン付呼吸⽤保護具(PAPR)の使⽤も可能です。
N95 マスクは装着のたびにユーザーシールチェック(図 2 参照)を実施します。
患者や周辺の環境表⾯に⼿で触れることがあれば、⼿袋の着⽤が勧められます。レッドゾーンに複数
の患者を収容している場合は、薬剤耐性菌や C. difficile など、接触感染する病原体の拡⼤を防ぐため
に、患者ごとに⼿袋を交換し、⼿指衛⽣を⾏います。
患者や患者の周辺環境に⾝体が密着する場合は、接触/汚染が予想される部位に応じてガウンまたはエ
プロンを着⽤します。タイベックⓇ防護服などの全⾝を覆う着⾐の着⽤は必要ありません。また、外来
診察などで、マスクを着⽤した患者と、距離をあけて短時間話をするような場⾯では、サージカルマ
スクのみで対応が可能です。
以上の考え⽅に加え、ケアや処置の際に⾎液、体液、排泄物などを浴びるおそれがある場合は、標準予
防策に基づいて、汚染が想定される部位を覆う個⼈防護具を着⽤します。
6) 外来患者への対応
現在、厚⽣労働省は「新型コロナウイルス・季節性インフルエンザの同時流⾏に備えた対応」として重
症化リスクが低い場合は、抗原定性検査キットを⾃ら⼊⼿して検査し、陽性であれば⾃分で健康フォ
ローアップセンターに連絡・登録することが推奨されており、発熱外来の受診対象は⼩児、⾼齢者、重
症化リスクの⾼い患者等や症状が重いなど受診を希望する場合とする⽅針を打ち出しています。
(https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kansentaisaku_00003.html)
。
抗原定性検査キットの精度は PCR などの遺伝⼦検査や抗原定量検査に⽐べれば劣るため、偽陰性と判
定される可能性があります。また、⿐腔拭いや唾液を検体として⽤いる場合も⿐咽頭拭いより感度は
落ちます。そのため抗原定性検査キットで結果が陰性であったとしても感染そのものを否定すること
はできません。もし患者が⾃ら抗原定性検査キットを⽤いて陰性であったとしても、医師の判断によ
り感染の可能性が否定できないと考えられれば、改めて検査を実施する場合があります。⼀⽅、もし
抗原定性検査キットで陽性と判定された場合、偽陽性が出る可能性は低いので、改めて検査を実施せ
ずに、そのまま陽性と判断できます。
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