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参考資料1:看護師等(看護職員)の確保を巡る状況に関する参考資料 (61 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_33348.html |
出典情報 | 医道審議会 保健師助産師看護師分科会 看護師等確保基本指針検討部会(第1回 5/29)《厚生労働省》 |
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同一事業者(法人)内の訪問看護ステーションの連携の事例①:人員体制効率化
在宅サービス過疎地域における訪問看護ステーションの一元管理
社会医療法人孝仁会訪問看護ステーションはまなす(北海道釧路市)
社会医療法人孝仁会訪問看護ステー
ションはまなす(北海道釧路市)
同一事業者(法人)内の2つの訪問看護ステーションにおいて、労務管理や請求・行政との調整等の業務の共有化を図
ることによって、人員体制の効率化を図り、在宅サービス過疎地域の訪問看護ステーションの閉鎖を回避した事例。な
お、こうした取組とあわせて、ICTを積極的に活用することにより、業務の効率化とサービスの充実を推進している。
3.効果
1.背景
訪問看護ステーション根室では、高齢化に伴う事務職員の
退職によって経理・労務管理が困難となった。
経験に乏しい看護師が管理職を担わなくてはならない状況
が発生し、新人管理者の業務負担が増加。
訪問看護ステーション根室の運
営難による、地域の受け皿の
消失の可能性
根室⇔釧路の
通勤は困難
2.取組内容
訪問看護ステーション根室のサテライト化
・ 保健所や行政との調整、労務、経理を釧路で担い、
根室の常駐看護師を4名から2名に減員。
・ 管理者を釧路と根室の兼務体制に変更
(管理者は週に1回根室に出勤)
ICTの活用
・ 医療連携アプリの導入
利用者ごとにアプリ上で関係職種のグループを作成し、
チャット機能を使ってダイレクトに相談。
・ 看護記録の電子化
訪問先・車の中で各スタッフの端末から記録。過去分
も含めてすべて電子保存。
サテライト化による成果
① 事務職員と管理者の一元化により、人件費が年間7,223,000円削減。
② 訪問看護ステーション根室の閉鎖を回避
ICT活用による成果
① 業務時間の短縮
看護記録の電子化、医療連携アプリの導入により、記録・連絡業務が
簡略化。ステーションとの往復時間も削減され、時間外業務が減少。
・ 年間432,000円削減
・ 24時間オンコール対応の平易化
・ 1日の訪問件数の増加
・ 新規利用者の受け入れも可能に
② コロナ感染症対策の強化
看護記録の電子化とICT機器の導入により、各種会議のオンライン化・
密の防止・在宅勤務が可能に
③ 在宅看取りの指示体制が強化
管理者が事業所(釧路市)にいながら、テレビ通話などを活用し、136km
離れた根室市にいる訪問看護師へ指示を伝えることで、看取り経験が少な
い訪問看護師でも、在宅看取りを行うことができた。
【出典】令和3年度厚生労働省補助事業
看護業務効率化先進事例収集・周知事業 報告書
60
在宅サービス過疎地域における訪問看護ステーションの一元管理
社会医療法人孝仁会訪問看護ステーションはまなす(北海道釧路市)
社会医療法人孝仁会訪問看護ステー
ションはまなす(北海道釧路市)
同一事業者(法人)内の2つの訪問看護ステーションにおいて、労務管理や請求・行政との調整等の業務の共有化を図
ることによって、人員体制の効率化を図り、在宅サービス過疎地域の訪問看護ステーションの閉鎖を回避した事例。な
お、こうした取組とあわせて、ICTを積極的に活用することにより、業務の効率化とサービスの充実を推進している。
3.効果
1.背景
訪問看護ステーション根室では、高齢化に伴う事務職員の
退職によって経理・労務管理が困難となった。
経験に乏しい看護師が管理職を担わなくてはならない状況
が発生し、新人管理者の業務負担が増加。
訪問看護ステーション根室の運
営難による、地域の受け皿の
消失の可能性
根室⇔釧路の
通勤は困難
2.取組内容
訪問看護ステーション根室のサテライト化
・ 保健所や行政との調整、労務、経理を釧路で担い、
根室の常駐看護師を4名から2名に減員。
・ 管理者を釧路と根室の兼務体制に変更
(管理者は週に1回根室に出勤)
ICTの活用
・ 医療連携アプリの導入
利用者ごとにアプリ上で関係職種のグループを作成し、
チャット機能を使ってダイレクトに相談。
・ 看護記録の電子化
訪問先・車の中で各スタッフの端末から記録。過去分
も含めてすべて電子保存。
サテライト化による成果
① 事務職員と管理者の一元化により、人件費が年間7,223,000円削減。
② 訪問看護ステーション根室の閉鎖を回避
ICT活用による成果
① 業務時間の短縮
看護記録の電子化、医療連携アプリの導入により、記録・連絡業務が
簡略化。ステーションとの往復時間も削減され、時間外業務が減少。
・ 年間432,000円削減
・ 24時間オンコール対応の平易化
・ 1日の訪問件数の増加
・ 新規利用者の受け入れも可能に
② コロナ感染症対策の強化
看護記録の電子化とICT機器の導入により、各種会議のオンライン化・
密の防止・在宅勤務が可能に
③ 在宅看取りの指示体制が強化
管理者が事業所(釧路市)にいながら、テレビ通話などを活用し、136km
離れた根室市にいる訪問看護師へ指示を伝えることで、看取り経験が少な
い訪問看護師でも、在宅看取りを行うことができた。
【出典】令和3年度厚生労働省補助事業
看護業務効率化先進事例収集・周知事業 報告書
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