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2019年04月24日(水)
[医療提供体制] オンラインでの緊急避妊薬処方で要件案を提示 厚労省
- 厚生労働省は4月24日の「オンライン診療の適切な実施に関する指針の見直しに関する検討会」に、オンライン診療での緊急避妊薬の処方を初診対面診療原則の例外とする場合の要件案を提示した。 要件案によると、処方する医師は産婦人科専門医または、事前に厚労省が指定した研修を受講した医師に限定。避妊の失敗や異所性妊娠の可能性も考慮し、処方時に3週間後の産婦人科受診の約束を確実に取りつけることとする。処方は1剤のみ・・・
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2019年04月24日(水)
[先進医療] 自己細胞シートによる軟骨再生を先進医療Bに追加 中医協・総会
- 中央社会保険医療協議会・総会は4月24日、先進医療会議で「適」と評価された先進医療B該当技術1件の実施を了承した。技術名は「自己細胞シートによる軟骨再生治療」。東海大学医学部付属病院が申請した。変形性膝関節症の軟骨欠損に対し、高位脛骨骨切り術と細胞シート移植法を併用して治療する。上皮系以外の組織の細胞シートを用いた関節軟骨の再生医療は世界初。術後1年時点で有効性の評価などを行い、薬事承認につなげる・・・
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2019年04月24日(水)
[改定情報] 生活習慣病の継続管理へのオンライン診療活用で賛否 中医協
- 中央社会保険医療協議会・総会は4月24日開かれ、2020年度診療報酬改定に向け、青年~中年期、高齢期、人生の最終段階における課題と論点を整理した。青年~中年期では、オンライン診療を活用した生活習慣病の重症化予防で、支払側と診療側の意見の応酬があった。支払側は働き盛りのこの年代は忙しさゆえに医療機関から足が遠のきがちだとして、オンライン診療の要件緩和も視野に仕事と治療が両立できる環境の整備を要請。診療側・・・
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2019年04月23日(火)
[医療改革] 保険外併用療養活用した薬剤自己負担引き上げを提案 財務省
- 財務省は4月23日の財政制度等審議会・財政制度分科会に社会保障制度改革に関する提言をまとめた資料を提出した。国の財政健全化の課題は、社会保障制度の持続可能性の問題と表裏一体の関係にあるとし、医療分野では高額医薬品を保険外併用療養費制度の対象に加えることや、かかりつけ医・かかりつけ薬局以外の受診に対して定額負担を課すことなどを提案。患者に新たな負担を求めることで、保険給付範囲を縮小し、財政の健全化を・・・
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2019年04月17日(水)
[診療報酬] 妊婦の外来受診、6割は産婦人科医に情報提供なし 厚労省調査
- 厚生労働省は4月17日、「妊産婦の医療や健康管理等に関する調査」の結果を公表した。妊婦の約4割が妊娠期間中に産婦人科以外の診療科を受診し、そのうち1割~2割弱は他の医療機関への受診や、念のための産婦人科受診を勧められていた。また、診察した医師から産婦人科の主治医への情報提供がなかったケースが約6割あり、産婦人科以外の医師と産婦人科医との情報連携が課題であることが示された。調査結果は、同日の「妊産婦に対・・・
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2019年04月17日(水)
[診療報酬] 維持期・生活期リハの介護への移行などで疑義解釈 厚労省
- 厚生労働省は4月17日、2018年度診療報酬改定の疑義解釈資料(その14)を地方厚生局などに事務連絡した。リハビリテーションの関係では、19年3月中に維持期・生活期の【疾患別リハビリテーション料】を算定していた患者が4月以降、介護保険に移り、別の施設で介護の訪問リハビリや通所リハビリなどを開始した場合も、4~6月の3カ月間は、引き続き医療保険のリハビリを月7単位までを限度に算定できることを明記。一方で、【疾患別・・・
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2019年04月10日(水)
[改定情報] 20年度改定に向けた1巡目の議論を開始 中医協・総会
- 中央社会保険医療協議会・総会は4月10日開かれ、2020年度診療報酬改定に向けた1巡目の議論をスタートさせた。この日は年代別・世代別の課題をテーマにした初回の審議として、乳幼児期から学童期・思春期、周産期の医療における課題を整理。周産期医療では、今年1月に凍結された【妊婦加算】について、妊娠の継続や胎児に配慮した診療を評価する方向性は間違っていなかったが、医療費を負担する患者側の視点が欠けていたと複数の・・・
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2019年04月03日(水)
[診療報酬] 子宮頸がん腹腔鏡下手術の施設基準などで疑義解釈 厚労省
- 厚生労働省は4月3日付けで、診療報酬に関する疑義解釈資料(その13)を地方厚生局などに事務連絡した。手術や検査の対象疾患や施設基準などを取り上げた。子宮頸がんに対する腹腔鏡下子宮悪性腫瘍手術の施設基準の「関係学会から示されている指針」では、日本産科婦人科学会などの「子宮頸癌に対する腹腔鏡下広汎子宮全摘出術に関する指針」が含まれることを明記。「Nudix hydrolase 15(NUDT15)遺伝子多型検査」の対象には、20・・・
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2019年03月29日(金)
[介護] 介護医療院への転換、未だ状況を見極め中の病院も WAMレポート
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- 介護医療院の開設状況等に関するリサーチレポートについて(3/29)《福祉医療機構》
- 発信元:独立行政法人福祉医療機構 カテゴリ: 介護保険 診療報酬 調査・統計
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2019年03月29日(金)
[医療提供体制] オンライン診療での初診の定義を整理 指針見直し検討会
- 厚生労働省は3月29日の「オンライン診療の適切な実施に関する指針の見直しに関する検討会」に、指針上の「初診」の定義を整理した案を提示した。初診について指針は、一部例外を除き、対面での診療を求めており、見直し論議のなかで対面診療の原則や、例外規定を検討するにあたり、改めて初診の定義を明確化する必要があると判断した。同一の医療機関を継続受診する場合と、受診医療機関を変更した場合、それぞれで具体例を挙げ・・・
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2019年03月27日(水)
[診療報酬] 負担感ある医師の業務、主治医意見書等の記載が上位に
- 医師が負担に感じている業務の上位は、主治医意見書や診断書などの記載、検査、治療、入院に関する患者家族への説明で、現在の勤務状況について過半数の医師が、改善の必要性が高い、または改善の必要性があると考えている-。そんな実態が、3月27日の中央社会保険医療協議会・診療報酬改定結果検証部会に報告・了承された「医療従事者の負担軽減、働き方改革の推進に係る評価等に関する実施状況調査」で明らかになった・・・
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2019年03月27日(水)
[先進医療] 先進医療と患者申出療養で各1技術を了承 中医協・総会
- 中央社会保険医療協議会・総会は3月27日、先進医療会議と患者申出療養評価会議でそれぞれ「適」と評価された、先進医療B該当技術1件と患者申出療養の対象技術1件の実施を了承した。 先進医療の技術名は「薬物療法に反応しない双極性うつ病への反復経頭蓋磁気刺激療法」。国立精神・神経医療研究センター病院が申請した。患者の右前頭前野に反復経頭蓋磁気刺激による低頻度刺激を行い、偽刺激との対照比較によって有効性や安全性・・・
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2019年03月27日(水)
[改定情報] 20年度改定に向けた検討テーマを了承 中医協・総会
- 中央社会保険医療協議会・総会は3月27日、2020年度の診療報酬改定に向けた議論の進め方を了承した。夏までにかけての1巡目の議論では、▽患者の疾病構造や受診行動を意識しながら年代別に課題を整理▽最近の医療と関連性の高いテーマについて課題を整理−の2つの視点で活発に意見交換。秋以降の2巡目の議論では、外来・入院・在宅・調剤といった個別テーマに分けた上で、過去の改定での検討項目や、18年度改定答申書の附帯意・・・
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2019年03月27日(水)
[診療報酬] 大病院の紹介状なし初診患者比率が低下 18年度改定検証調査
- 厚生労働省は3月27日の中央社会保険医療協議会・診療報酬改定結果検証部会に、2018年度診療報酬改定の影響を検証した4つの特別調査の結果を報告、了承された。このうち、「かかりつけ医機能等の外来医療に係る評価等に関する実施状況調査(その1)」では、定額負担の徴収が義務化されている大病院において18年度改定前後で、紹介状がない初診患者の比率が低下したことが明らかになった(p3参照)。 許可病床数200床以上の病・・・
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2019年03月22日(金)
[診療報酬] DPCの機能評価係数などを一部改正、4月1日から適用 厚労省
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- 厚生労働大臣が指定する病院の病棟並びに厚生労働大臣が定める病院、基礎係数、機能評価係数I、機能評価係数II及び激変緩和係数の一部を改正する件(3/22付 告示)《厚生労働省》
- 発信元:厚生労働省 カテゴリ: 診療報酬
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2019年03月18日(月)
[診療報酬] 18年11月時点の地域包括ケア病床7.9万床に増加 アルトマーク
- 日本アルトマークが3月18日に公表した調査結果によると、2018年11月時点の【地域包括ケア病棟入院料・入院医療管理料】(以下、【地域包括ケア】)の算定病院は2,309施設、病床数は7万9,179床となったことが明らかになった。18年度診療報酬改定前の17年11月時点に比べ、267病院・1万1,891床増加。改定直後の18年6月時点と比べると、実績評価が導入された【地域包括ケア1】および【同3】の算定病院・病床数が顕著に伸びた。 18年・・・
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2019年03月15日(金)
[介護] 維持期・生活期リハ算定医療機関の介護指定等でQ&A 厚労省
- 厚生労働省は3月15日、2018年度介護報酬改定に関するQ&A(Vol.9)を都道府県などに事務連絡した。医療保険の維持期・生活期のリハビリテーションが19年4月1日以降、介護保険に移行することに関連した項目を取り上げた。具体的には、19年3月まで維持期・生活期の【疾患別リハビリテーション料】を算定していた医療機関が、4月以降に新規で介護保険の訪問リハビリテーション、通所リハビリテーション(いずれも介護予防サービス・・・
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2019年03月14日(木)
[診療報酬] 25対1医療療養の過半数が20対1医療療養に転換 日慢協調査
- 日本慢性期医療協会(日慢協)は3月14日、会員病院を対象にした病床の転換意向調査の結果を公表した。2018年度診療報酬改定の影響を把握する目的で実施したもので、25対1医療療養病床の過半数は19年1月時点で20対1医療療養に転換済み、あるいは将来転換を予定。介護医療院への転換を上回る結果となった。同日会見した武久洋三会長は、「25対1医療療養病床は介護医療院に転換すると思っていたが違う結果となった」と述べ、20対1に・・・
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2019年03月12日(火)
[経営] 7対1算定・中小規模病院の医業利益率が低下 17年度WAM調査
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- 平成29年度病院の経営状況について(3/12)《福祉医療機構》
- 発信元:独立行政法人福祉医療機構 カテゴリ: 診療報酬 調査・統計
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2019年03月11日(月)
[診療報酬] 選定療養に導入すべき事例の提案・意見の募集開始 厚労省
- 厚生労働省は3月11日、選定療養として新たに導入すべき事例や、現行10類型の見直しと追加に関する提案・意見の募集を開始した。指定の提出様式に記入し、電子メールで提出する。募集締め切りは4月10日(水)。寄せられた提案や意見は、中央社会保険医療協議会での議論の参考にされる。同省ホームページで詳細を確認できる。厚生労働省ホームページ※・・・
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2019年03月08日(金)
[診療報酬] 維持期・生活期リハの経過措置終了に伴う対応を通知 厚労省
- 2019年3月末で経過措置が終了する、要介護・要支援認定を受けた患者(要介護被保険者)に対する維持期・生活期の【疾患別リハビリテーション料】について、厚生労働省は3月8日付で、関係する医療機関や居宅介護支援事業所で必要な対応を整理した通知を地方厚生局などに送付した。4月1日以降、これら患者は介護保険の通所または訪問リハビリテーションに移行するが、同省は今回の通知の中で、医療機関を対象に介護保険への移行状・・・
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2019年03月06日(水)
[診療報酬] 維持・生活期リハの介護への移行対応策を了承 中医協・総会
- 中央社会保険医療協議会・総会は3月6日、2019年4月から介護保険に移行する、要介護・要支援被保険者に対する維持期・生活期のリハビリテーションについて、円滑な移行を促すための対応策を了承した。 脳血管疾患、廃用症候群などを対象にした医療保険の【疾患別リハビリテーション料】には、それぞれ「標準的算定日数」が定められ、これを超えるとリハビリの提供が月13単位に制限される。このうち、介護保険の要介護または要支・・・
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2019年03月06日(水)
[診療報酬] 選定療養に導入すべき事例の提案・意見を募集 中医協・総会
- 中央社会保険医療協議会・総会は3月6日、選定療養に導入すべき事例についての提案や意見の募集方法を了承した。従来と同様に、外科系学会社会保険委員会連合、内科系学会社会保険連合などの関係学会や医療関係団体、国民などから広く提案、意見を募る。募集期間は今月から1~2カ月程度とし、提案内容を踏まえた中医協での議論は7月以降に開始される予定(p48参照)。・・・
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2019年03月06日(水)
[改定情報] 20年度診療報酬改定の検討スケジュールを了承 中医協・総会
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- 中央社会保険医療協議会 総会(第410回 3/6)《厚生労働省》
- 発信元:厚生労働省 保険局 医療課 カテゴリ: 診療報酬 診療報酬改定結果検証部会
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2019年02月26日(火)
[経営] 病院の100床当たり医業損益差額、1,309万円の赤字 公私病連・調査
- 全国公私病院連盟は2月26日、「平成30年(2018年)病院運営実態分析調査の概要」を公表した。18年度診療報酬改定を経た同年6月現在の病院の収支状況などを明らかにしたもの。それによると、回答病院の100床当たりの医業損益差額は1,309.3万円の赤字で、前年よりも赤字幅が拡大。医業収益の減少に加え、給与費を中心とする医業費用の増加が響いた。赤字病院が回答病院の7割強を占める結果となった。 調査対象2,984病院中、回答し・・・
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