-
2012年07月12日(木)
[チーム医療] 特定医行為などを法令に位置づけるか、GLにとどめるべきか
-
厚生労働省は7月12日に、チーム医療推進会議を開催した。この日は、看護師の能力を認証する仕組みのあり方を議論した。
チーム医療推進の一環として、一定の研修を受けるなどした高い能力を持つ看護師(特定看護師)が、医師の包括的指示のもとで一定の診療行為(特定行為)を行える体制が検討されている。具体的には、推進会議の下部組織(看護業務検討WG)において、特定看護師を養成するカリキュラムや、「どの行為が特定行・・・
-
2012年07月11日(水)
[在宅医療] 在宅医療連携進めるため、年4回の多職種が集う会合開催を
-
厚生労働省は7月11日に、平成24年度の「在宅医療連携拠点事業」説明会を開催した。
在宅医療連携拠点事業は、在宅医療を提供する機関等をハブ(連携拠点)として、多職種協働による在宅医療の支援体制を構築するためのモデル事業で、平成23年度から実施されている(p58~p116参照)。24年度には20億円余の予算が計上され、在宅医療連携拠点を中心とした「医療と介護の連携」「退院支援のサポート」「在宅医療を担う人材の育・・・
-
2012年07月11日(水)
[審査支払] 平成24年4月診療分は総計7499万件、8392億円 支払基金
-
- 平成24年4月診療分の件数と金額が確定(7/11)《社会保険診療報酬支払基金》
- 発信元:社会保険診療報酬支払基金 カテゴリ: 診療報酬
平成24年4月診療分の確定件数は総計7499万件で、対前年同月比では、総計1.4%減、医療保険3.1%減、各法(生活保護法等)10.2%増となっている。
また、確定金額は総計8392億円で、対前年同月比は総計0.8%減、医療保険1.5%減、各法(生活保護法等)1.9%増となっている(p1参照)。
資料では、診療報酬等確定件数・・・・
-
2012年07月11日(水)
[医療保険] 協会けんぽと組合健保、22年度は加入者の報酬格差広がる
-
厚生労働省は7月11日に、平成22年度の「健康保険・船員保険 事業年報(適用・給付編)」を公表した。これは、平成13~22年度における健康保険制度等(協会けんぽ、組合健保)の状況を詳細にまとめたもの。
まず、加入者数を見てみると、平成22年度は協会けんぽ(一般)は3489万7856人(前年度比0.2%増)、組合健保は2970万2508人(同1.5%減)などという状況(p5~p6参照)。長引く不況を受け、組合健保の加入者は減少が続・・・
-
2012年07月11日(水)
[社会保障] 日本再生戦略原案、2020年の医療市場は59兆円と予測
-
政府の国家戦略室は7月11日に、国家戦略会議を開催した。今回は、国家戦略室当局から日本再生戦略の原案が提示された。
日本再生戦略は、低迷する世界経済環境や、東日本大震災といった厳しい状況の中で、経済をはじめとする我が国の成長力を復活・強化させるための国家方針である。平成22年6月の新成長戦略を土台に、震災復興策や社会保障・税一体改革の実現などが盛込まれている。
医療・介護に関連する「ライフ成長戦略」・・・
-
2012年07月11日(水)
[緩和ケア] 外来化学療法時等に、看護師が疼痛評価や悩みを聴取する体制を
-
- 緩和ケア推進検討会(第3回 7/11)《厚生労働省》
- 発信元:厚生労働省 健康局 がん対策・健康増進課 カテゴリ: 医療提供体制
厚労省当局が提示した「身体的苦痛(がん性疼痛)の緩和」のための対策案は、大きく(1)スクリーニング(2)外来の体制(3)入院の体制(4)研修(5)緩和ケアセンター―の5つ(p6~p7参照)。
(1)のスクリーニングでは、初診時の問診票やカルテに「疼痛」の項目を設けて、対象患者を把握する・・・
-
2012年07月11日(水)
[経営] 医療・福祉貸付利率、10年経過毎金利見直しでは0.1ポイント引下げ
-
独立行政法人福祉医療機構は7月11日付で、医療貸付および福祉貸付の利率を変更した。
医療貸付利率表(固定金利)によると、病院の新築・増改築甲種(病床不足地域)の償還期間20年以内については1.20%で据置き、同じく償還期間20年超30年以内については1.50%でやはり据置きとなっている。増改築乙種(病床充足地域)の償還期間20年以内については1.70%で据置き、償還期間20年超30年以内については2.00%でこれも据置きであ・・・
-
2012年07月10日(火)
[診療報酬] 病床規模等に応じ、管理栄養士は「必要な場合に配置」とすべき
-
京都府保険医協会は7月10日に、小宮山厚生労働大臣らに宛てて「アンケート調査結果から、管理栄養士配置義務化の撤回を改めて求める」要望を行った。
平成24年度の診療報酬改定では、病院の90%以上が届出ていた【栄養管理実施加算】が、「加算の役割を終えた」ものとして入院基本料等に包括された。この結果、入院基本料や特定入院料では、施設基準に「栄養管理体制」が盛込まれている。つまり、入院基本料等を算定するには、・・・
-
2012年07月10日(火)
[救急医療] 都市部の二次救急、民間と公的の役割を明確に 日医総研
-
- 都市部における二次救急医療を担う民間病院の課題:インタビュー調査から考える(7/10)《日本医師会総合政策研究機構》
- 発信元:日本医師会総合政策研究機構 カテゴリ: 医療提供体制
救急医療にはさまざまな課題があるが、「都市部において二次救急から民間病院が撤退する」という問題が生じている。これを背景に日医総研では、「都市部の二次救急を担う民間病院を取り巻く課題を、現場に根差した情報から広範に把握し、それらを体系的・・・
-
2012年07月10日(火)
[規制改革] 医療機器の審査手順合理化など、規制・制度改革方針を閣議決定
-
野田内閣は7月10日の閣議で、「規制・制度改革に係る方針」を決定した。
今後は、所管官庁で規制見直し等を進めることになるが、四半期ごとに進捗状況が内閣府によって公開される。
医療関連では、(1)薬事法に、医療機器の特性を踏まえた条項を、医薬品とは別に設ける(24年度に検討し、結論を得る)(p2参照)(2)高度管理医療機器のうち、後発医療機器などの審査について、民間の登録認証機関を活用する(24年度に・・・
-
2012年07月10日(火)
[意見募集] 撮影条件変えた術前・術後の写真は、誇大表現に該当する可能性
-
- 医療機関のホームページの内容の適切なあり方に関する指針(医療機関ホームページガイドライン)(案)への御意見の募集について(7/10)《厚生労働省》
- 発信元:厚生労働省 医政局 総務課 カテゴリ: 医療提供体制
医療機関のホームページは厳格な広告規制の対象とはなっていないが、美容整形外科等のホームページでは虚偽・誇大まがいの表現が多く患者とのトラブルが発生している。これを受け、厚労省はホームページのガイドラインを策定し、関係団体等による自主的な取組(自制)・・・
-
2012年07月09日(月)
[看護] 看護師等養成所の留学生、医療機関等におけるアルバイトは原則禁止
-
厚生労働省は7月9日に、「看護師等養成所の運営に関する指導要領について」の一部改正に関する通知を発出した。
従来、看護師等養成所の留学生については、個別審査に基づいて法務大臣から資格外活動許可が与えられてきた。しかし、看護師等養成所の留学生が医療機関等においてアルバイトを行うことについては、語学力の問題があり、日本の国内法令や病院内での業務の慣行、生活習慣に関する知識がないため、保健師助産師看護・・・
-
2012年07月09日(月)
[健康保険] 協会けんぽ23年度は黒字決算も、24年度以降考慮した財政強化を
-
全国健康保険協会は7月9日に、「平成23年度の協会けんぽの決算(見込み)について[医療分](協会会計と国の特別会計との合算ベース)」を発表した。
協会けんぽは、主に中小企業のサラリーマンが加入する公的医療保険である。平成23年度の財政状況(決算見込み)を見ると、収入8兆577億円に対し、支出7兆7992億円で、差引き2586億円の黒字となっている。その結果、準備金残高は1947億円となった(p1参照)(p3参照)・・・
-
2012年07月09日(月)
[感染症対策] 海外での感染症予防の情報サイト等活用を呼び掛け
-
厚生労働省は7月9日に、夏休み期間中の海外渡航者に対する感染症予防啓発等に関する通知を発出した。
海外では日本国内に存在しない感染症等が数多くあり、旅行等に渡航する人が増える夏休み期間にこれらに感染することが懸念される。
厚労省では感染防止のためには予防方法を含めた情報提供が重要であるとし、各検疫所長に対し、厚労省が作成した啓発ホームページ「夏休み期間中における海外での感染症予防について」を紹介・・・
-
2012年07月09日(月)
[看護] 在宅医療支える訪問看護師確保等に向けた予算措置を 日看協
-
日本看護協会は7月9日に、民主党の輿石幹事長(党陳情要請対応本部長)に宛てて、「平成25年度予算編成等に関する要望書」を提出した。
日看協は、安全で質の高い医療を提供するためには、看護職の質・量の充実を図ることが不可欠であるとして、(1)看護師特定能力認証制度の早期法制化に向けた支援(2)看護職の労働条件・環境の改善に対する支援(3)東日本大震災被災地の医療提供体制整備に対する支援(4)在宅医療に従事・・・
-
2012年07月09日(月)
[国保] 外国人の国保・後期高齢者医療制度、適用対象など周知求める
-
厚生労働省は7月9日に、「外国人に対する国民健康保険又は後期高齢者医療制度の適用」に関する通知を発出した。
住民基本台帳法の改正に伴い、国保・後期高齢者医療制度の被保険者の対象から除外される外国人が、これまでの「在留1年未満」から「在留3ヵ月以下」に変更となった(p8~p10参照)。
これに関連し、本通知では(1)中長期在留者、特別永住者などは、国保・後期高齢者医療制度の適用対象となる(2)在留が3ヵ月・・・
-
2012年07月09日(月)
[介護保険] 介護施設でケアマネジメント専門に行う『施設ケアマネ』も必要
-
厚生労働省は7月9日に、「介護支援専門員(ケアマネジャー)の資質向上と今後のあり方に関する検討会」を開催した。この日は、ケアマネの資質向上・今後のあり方について幅広く議論を行った。
厚労省当局からは、(1)居宅介護支援事業所内のケアマネ数が少ない事業所が多く、半数以上が4人以下という状況(p3参照)(2)平成24年度には、ケアマネの資質向上に向けて、ケアプラン事例検証調査やケアマネジメント向上会議な・・・
-
2012年07月07日(土)
[介護] 喀痰吸引の指導者に向け、研修プログラム等の詳細な講習を実施
-
厚生労働省は7月7~8日、7月21~22日に、平成24年度の「喀痰吸引等指導者講習事業(第一号、第二号研修指導者分)」を行った。前日程は東京で、後日程は兵庫県で開催され、全国の都道府県から喀痰吸引の研修指導者が参加した。
講習のカリキュラムは、大きく(1)喀痰吸引の制度論(p2~p213参照)(2)介護職による喀痰吸引等の研修カリキュラム(p214~p256参照)(3)演習(p257~p296参照)―という構成。
(1)の・・・
-
2012年07月06日(金)
[診療報酬] 200床以上病院の初診特別料金、患者の同意なき徴収は指導対象
-
政府は7月6日に、「病院の初診に関する質問」に対する答弁書を公表した。
厚生労働省保険局医療課長通知によると、他の保険医療機関等からの紹介なしに200床以上の病院を受診した患者については、自己選択によるものとして、初診に係る特別の料金を徴収できる。ただし、この場合、当該患者への十分な情報提供と特別料金(以下「同料金」)を支払うことへの同意が大前提である。
この点、丸山和也議員(参議院)は「紹介状が・・・
-
2012年07月06日(金)
[病院経営] 千葉県の東葛クリニック病院、初のAクラス継続認証 JHQC
-
- 病院経営の質向上を第三者評価・認証する「クオリティクラス認証」 初の継続認証、及び、新規認証病院の発表について(7/6)《日本生産性本部》
- 発信元:公益財団法人 日本生産性本部 カテゴリ: 医療提供体制
JHQCは、社会インフラとしての医療システムの強化と市民のQOL向上を目的に掲げ、医療機関の「経営の質」を継続的に高めていくための認証を行う組織。そして、この認証制度が「クオリティクラス認証」である。
JHQCが、医療機関の財務諸表や医療・・・
-
2012年07月06日(金)
[規制改革] 患者が後発品を選択できるよう、参照価格制の導入等検討すべき
-
厚生労働省は7月6日に、提言型政策仕分けを行った。この日は、(1)医療・介護の連携(2)総合的な後発医薬品使用促進策の実施―の2点について、提言に向けた議論を行った。
(1)の「医療・介護の連携」は、高齢化が進展する中では極めて重要なテーマだ。医療必要度の低い患者に濃厚な医療を提供し続けることは、医療経済上も患者本人にとっても好ましくない。そこで、医療と介護の切れ目ないサービス提供を行い、医療から介護・・・
-
2012年07月06日(金)
[規制改革] がん治療薬創出や再生医療実用化の今後の取組案示す
-
厚生労働省は7月6日に、医療イノベーション推進本部の会合を開いた。今回は、(1)がんの治療薬の創出(2)再生医療の実用化の推進―について今後の取組を中心に議論が行われた。
(1)の「がんの治療薬の創出」については、健康局がん対策・健康増進課長をリーダーとするタスクフォース(検討のための実務部隊)が設置される。そこでは、「10種類程度の治験への導出を図るための取組」が検討されることになる。具体的には、(i・・・
-
2012年07月06日(金)
[医療保険] 福岡県の豪雨被災者も、被保険者証がなくとも保険診療受給可
-
厚生労働省は7月6日に、「大雨による被災者に係る被保険者証等の提示等」に関する事務連絡を行った。
福岡県でも、大分県と同様に、7月3日から大雨被害によって被保険者証を家に置いたまま避難したり、紛失するなどした方が少なくない。こうした方に対し、「氏名、生年月日、電話番号等の連絡先、事業所名(被用者保険の被保険者)、住所(国保と後期高齢者医療制度の被保険者)」を医療機関窓口で申出ることによって、被保険・・・
-
2012年07月06日(金)
[がん対策] 依然低いがん検診受診率、正しい知識等を普及して組織的支援を
-
- 第90回 市町村職員を対象とするセミナー「新しいがん対策推進基本計画について」(7/6)《厚生労働省》
- 発信元:厚生労働省 政策統括官付 社会保障担当参事官室 カテゴリ: 医療提供体制
6月8日に、新たな「がん対策推進基本計画」が閣議決定された。政府は、この計画に沿って、平成28年度までの具体的ながん対策を進めていく。新たな計画では、(1)放射線療法や化学療法、手術療法を専門的に行う医療従事者の育成(2)早期からの緩和ケアの推進(3)がん登録の推進(4)働く世代や小児へのがん対策の・・・
-
2012年07月06日(金)
[専門医] まず総合医受診し、次いで総合医・専門医ネットによる医療提供を
-
厚生労働省は7月6日に、専門医の在り方に関する検討会を開催した。この日は、厚労省当局から中間まとめ(案)(p32~p37参照)が示され、これに基づいた議論を行った。
「中間まとめ」(案)では、「専門医の質を高め、高度な医療を提供する仕組みを設けることで、結果として医師全体の偏在を是正する」ことを再確認(p32参照)。
そのうえで、(1)専門医情報は、医師が必要に応じた領域の専門医等を、円滑に患者に紹・・・
ダウンロードしたPDFファイルを閲覧・印刷するには、Adobe Reader(またはAdobe Acrobat Reader)がインストールされている必要があります。
まだインストールされていない場合は、こちらより、Adobe Readerを予め、ダウンロード、インストールしておいてください。
まだインストールされていない場合は、こちらより、Adobe Readerを予め、ダウンロード、インストールしておいてください。