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2013年04月26日(金)
[介護保険] 災害による介護保険料減免に伴う特別調整交付金の算定基準改定
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厚生労働省は4月26日に、介護保険最新情報Vol.327を公表した。今回は、同日付の通知「『災害による介護保険の保険料の減免に伴う特別調整交付金の算定基準について』の一部改正について」を掲載している。
東日本大震災の後、震災被災者の中でも被災度合いが重い方については、経済的負担を軽減するために、介護保険料等が減額・免除されている。この減額・免除分を行った保険者に対しては、特別調整交付金(地域の特殊事情に・・・
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2013年04月26日(金)
[風しん] 職場での風しん感染拡大防ぐため、厚労省が国民に注意喚起
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厚生労働省は4月26日に、「職域における風しん対策」に関する通知を発出した。
東京都を中心に、風しんの流行が続いている。平成25年4月17日時点で、風しん患者数(報告数)は4068例にのぼっており、前年同期に比べて約30倍という状況だ。
厚労省は事態を重くみて、これまでにも「先天性風しん症候群の発生予防等を含む風しん対策の一層の徹底について」の一部改正通知を発出し、自治体に対し、風しん対策を徹底するよう求め・・・
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2013年04月26日(金)
[鳥インフル] 指定感染症と検疫感染症の2指定、迅速対応を強調 厚労相
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田村厚生労働大臣は4月26日の閣議後記者会見において、新設された厚生労働省監察本部や、一般用医薬品のネット販売、鳥インフルエンザ(H7N9)の対策についてコメントしている。
まず、監察本部については、先般の看護師等国家試験の事務処理誤り等を受け、再発防止を検討するなど、改めて「しっかりと身を正す」意向を示した(p1参照)。
また、一般用医薬品のネット販売に関しては、「5月半ばから後半ぐらいを目途に取・・・
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2013年04月26日(金)
[鳥インフル] 鳥インフル(H7N9)指定感染症に定める政令等、周知徹底を
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厚生労働省は4月26日に、「鳥インフルエンザ(H7N9)を指定感染症として定める等の政令の施行等」に関する通知を発出した。
中国など海外における鳥インフルエンザA(H7N9)の発生状況等に鑑み、政府は同日に、鳥インフルエンザ(H7N9)を「指定感染症」と「検疫感染症」に指定することを閣議決定した。これを受け同日に、「鳥インフルエンザ(H7N9)を指定感染症として定める等の政令」、「検疫法施行令の一部を改正する政令・・・
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2013年04月26日(金)
[薬価] 情動脱力発作へのクロミプラミン塩酸塩を保険適用
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厚生労働省は4月26日に、「公知申請に係る事前評価が終了した医薬品の保険上の取扱い」に関する通知を発出した。
同日開催の薬事・食品衛生審議会医薬品第一部会において、2成分3品目の適応外使用に係る公知申請の事前評価が行われた結果、公知申請を行っても差し支えないとの結論が得られた(同日付、薬食審査発0426第5号・薬食安発0426第1号)(p2~p3参照)。
これを踏まえ、以下の1成分2品目に追加される予定の効能・・・・
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2013年04月26日(金)
[医薬品] 一般用薬ネット販売、店舗販売と併せて実施するなどの要件案提示
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厚生労働省は4月26日に、「一般用医薬品のインターネット販売等の新たなルールに関する検討会」を開催した。
検討会には、これまでに厚労省当局から、今後、議論を深めていくべき項目(主な論点)が提示されている(p55~p57参照)。この日は、主な論点のうち、(1)コミュニケーション手段に求められる機能等(2)適正使用のために収集すべき使用者情報(3)安全性確保策(4)適正なネット販売方法等の確保―について意見交・・・
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2013年04月26日(金)
[介護] 手助・介護の離職者、男女ともに「続けたかった」が6割弱
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- 平成24年度 仕事と介護の両立に関する実態把握のための調査研究事業報告書(4/26)《厚生労働省》
- 発信元:厚生労働省 雇用均等・児童家庭局 カテゴリ: 調査・統計
現在、家族の介護・看護のために離転職している労働者が急増し、また、介護をしながら仕事を継続する労働者においても、仕事と介護を両立するのが困難な状況にある。
こうした状況を踏まえ、22年に改正育児・介護休業法が施行され、仕事と介護の両立支援措置が講じら・・・
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2013年04月25日(木)
[後期高齢者] 平成25年1月現在の後期高齢者医療制度加入者は1507万人
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厚生労働省は4月25日に、平成25年1月現在の後期高齢者医療毎月事業月報を公表した。これは、後期高齢者医療制度の運営状況について、加入者数を5歳刻みで集計し、毎月報告しているもの。
事業月報によると、25年1月の後期高齢者医療制度の加入者数は、全国で1507万2718人(対前年同月比3.0%増)。65歳以上75歳未満の障害認定者数は37万6713人となっている。100歳以上の被保険者数は5万546人であった。また被扶養者であった被・・・
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2013年04月25日(木)
[病床機能] DPCデータ用いて、病棟の急性期度合を判断 相澤・日病副会長
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厚生労働省は4月25日に、「病床機能情報の報告・提供の具体的なあり方に関する検討会」を開催した。
この日は、構成員や関係団体からヒアリングを行った。
意見陳述を行ったのは、(1)相澤構成員(日病副会長)(2)日本慢性期医療協会の武久会長(3)全国有床診療所連絡協議会の葉梨会長―の3氏。
(1)の相澤構成員は、DPC病院における肺炎や脳梗塞症例のデータを分析したところ、「疾患によって資源投入量に年齢差が出・・・
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2013年04月25日(木)
[薬価] 後天性血液凝固第XIII因子欠乏症への血液凝固第XIII因子を保険適用
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厚生労働省は4月25日に、「公知申請に係る事前評価が終了した医薬品の保険上の取扱い」に関する通知を発出した。
同日開催の薬事・食品衛生審議会医薬品第二部会において、1成分1品目の適応外使用に係る公知申請の事前評価が行われた結果、公知申請を行っても差し支えないとの結論が得られた(同日付、薬食審査発0425第3号・薬食安発0425第1号)(p3~p4参照)。
これを踏まえ、当該医薬品に追加される予定の効能・効果、・・・
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2013年04月25日(木)
[介護保険] 軽度者の給付適正化、特養ホームの中高度者への重点化等を
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厚生労働省は4月25日に、社会保障審議会の介護保険部会を開催した。この日は、社会保障制度改革国民会議の議論(介護保険制度改革)について報告を受けた。
国民会議では4月22日に、医療・介護分野における「議論の整理」を行っている(p3~p16参照)。その中から、介護に関連する事項の中で目立つものをピックアップすると、次のようになっている。
(1)介護は、地域における雇用創出に大きく貢献していることから、「社会・・・
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2013年04月25日(木)
[臨床研修] 基幹型研修病院の年間3000人以上要件、より本質的な議論が必要
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厚生労働省は4月25日に、医道審議会・医師分科会の「医師臨床研修部会」を開催した。この日は、基幹型臨床研修病院の指定要件となる「必要な症例」などについて議論をしたほか、医療関連団体からヒアリングを行った。
臨床研修を行う施設では、指導体制等が充実していることが求められるため、指定基準が設けられている。その中では、「研修では、十分な症例数を経験することが不可欠である」との考え方から、基幹型の研修病院・・・
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2013年04月24日(水)
[感染症] マダニ媒介の感染症(SFTS)、遡り調査で合計13症例を確認
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厚生労働省は4月24日に、重症熱性血小板減少症候群(SFTS)の国内の患者発生状況を公表した。
SFTSは、マダニ科のフタトゲチマダニ等に咬まれたり、患者血液や体液への直接接触により感染すると考えられる感染症。平成25年1月30日に、厚労省が国内で初の症例を確認したことから、遡って調査を行った。
17年~25年4月24日までの調査の結果、(1)患者発生数は13名で、うち8名が死亡(2)患者年齢は、50~80歳代(中央値60歳代・・・
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2013年04月24日(水)
[療養費] 経済上の利益提供によって、柔整師が患者を誘引することを禁ずる
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厚生労働省は4月24日に、「柔道整復師の施術に係る療養費の算定基準の一部改正」に関する通知を発出した。
これは、柔道整復療養費の改定を行うもの。柔整療養費については、施術者サイドの「診療報酬と同様にプラス改定すべき」という主張と、保険者サイドの「不適切な請求が行われているとも指摘され、療養費の伸びが大きく、マイナス改定が妥当ではないか」との主張が対立しており、改定時期が大幅に遅れていた(通常は、診・・・
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2013年04月24日(水)
[療養費] 経済上の利益受けて、はり等の施術受けた場合、療養費の対象外に
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- 「はり師、きゅう師及びあん摩・マッサージ・指圧師の施術に係る療養費の支給の留意事項等について」の一部改正について(4/24付 通知)《厚生労働省》
- 発信元:厚生労働省 保険局 医療課 カテゴリ: 医療保険
鍼灸・マッサージ等の療養費については、通常、診療報酬と同時期に改定が行われる。ただし、保険者を中心に、「一部に不適切な請求事例がある」「国民医療費を上回るペー・・・
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2013年04月24日(水)
[基準病床] がん医療や小児など特例病床数の算定式を初公開
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厚生労働省は4月24日に、「特定の病床等の特例の事務の取扱」に関する通知を発出した。
医療費は、病床数と相関して増加することが知られているため、都道府県の策定する医療計画では「基準病床数」を設定し、上限を設けている。基準病床数には、病床過剰地域から非過剰地域へ病床整備を誘導することで、地域の医療提供体制の偏在を是正する効果も期待されている。
したがって、既存病床数が基準病床数を超える病床過剰地域・・・
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2013年04月24日(水)
[鳥インフル] A(H7N9)鳥インフルを、「入院勧告」など可能な2類感染症に
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厚生労働省は4月24日に、厚生科学審議会の「感染症部会」の初会合を開催した。
平成25年4月1日に、従前の「感染症分科会」が廃止されたことを受け、感染症の予防・治療に関する重要事項などを議論する本部会が設置されたものだ。
この日は、中国で感染が拡大している鳥インフルエンザA(H7N9)への対応について議論を行った。
鳥インフルエンザA(H7N9)は、3月31日時点で、中国において104名が感染し、うち21名が死亡して・・・
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2013年04月24日(水)
[DPC] III群の細分化、26年度改定では可能性低い DPC評価分科会
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厚生労働省は4月24日に、診療報酬調査専門組織・DPC評価分科会を開催した。
この日の議題は、(1)医療機関群III群のあり方(2)CCPマトリックス―の大きく2点。
平成24年度の診療報酬改定では、DPC病院を、「大学病院本院のみで構成されるI群」、「大学病院並みの医療提供を行うII群」、「その他の病院からなるIII群」に分類。I、II、IIIの病院群ごとに「基礎係数」を設定している。
「基礎係数」は、各病院群に期待され・・・
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2013年04月23日(火)
[医薬品] トルバプタンなど15医薬品の「使用上の注意」改訂
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厚生労働省は4月23日に、医薬品の「使用上の注意」の改訂について通知を発出した。
医薬品の品質、有効性・安全性に関する情報の調査・検討を踏まえ、改訂が必要な品目について、日本製薬団体連合会より各メーカーに周知徹底するよう依頼している。
今回改訂が必要とされたのは、以下の15医薬品。
(1)利尿剤の【トルバプタン】 (p2参照)
(2)高血圧症治療薬の【アンブリセンタン】(p3参照)
(3)気管支拡張剤・・・
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2013年04月23日(火)
[医療法人] ホールディングカンパニー型の新型医療法人、ニーズ含め検討
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田村厚生労働大臣は4月23日の閣議後記者会見において、医療法人グループにおける、いわゆる「ホールディングカンパニー」的な新型法人の設立や、国保の都道府県単位化についてコメントしている。
「医療法人グループにおけるホールディングカンパニーの設立」は、4月19日の社会保障制度改革国民会議で権丈委員(慶大商学部教授)が提唱したもの。過当競争が進む中で、病院経営を維持する方策の一つとして、「複数の病院の持分・・・
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2013年04月23日(火)
[がん研究] がん種により抗がん剤に差異、患者救うためドラッグラグ解消を
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- 今後のがん研究のあり方に関する有識者会議(第2回 4/23)《厚生労働省》
- 発信元:厚生労働省 健康局 がん対策・健康増進課 カテゴリ: 医学・薬学
プレゼンを行ったのは、(1)眞島構成員(NPO法人パンキャンジャパン(膵臓がん患者支援団体)事務局長)(2)祖父江構成員(阪大大学院医学系研究科教授)(3)野田構成員(日本癌学会理事長、がん研究所所長)・・・
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2013年04月22日(月)
[専門医] 平成29年度を目安に、新たな専門医養成をスタート
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厚生労働省は4月22日に、「専門医の在り方に関する検討会」の報告書を公表した。検討会では、3月7日に報告書案の内容について概ね了承していたが、その後、文言修正などに時間がかかり、この日の公表となったものだ。
報告書では、現在、学会ごとに専門医を認定しているために「専門医の質にバラつきがある」ことや、国民は「専門医=スーパードクター」という印象を持ち、実態とのギャップがあることなどを指摘(p1参照)・・・
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2013年04月19日(金)
[医薬品等] 東北大学病院、群馬大学病院など5病院を新たに選定
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厚生労働省は4月19日に、臨床研究中核病院整備事業の公募結果を公表した。臨床研究中核病院とは、「国際水準の、質の高い臨床研究や、医師主導の治験を推進し、日本発の革新的な医薬品・医療機器を創出するための、複数病院のネットワークの拠点となる病院」のこと。
厚労省は平成24年度に、臨床研究に対する院内支援を強化した、北海道大学病院、千葉大学医学部附属病院、名古屋大学医学部附属病院、京都大学医学部附属病院、・・・
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2013年04月19日(金)
[地域保健] 保健師の活動内容の変容に伴い、地方自治体の役割を明記
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厚生労働省は4月19日に、地域における保健師の保健活動についての通知を発出した。
保健師は地域保健対策の重要な担い手であるが、介護保険法の改正により、地域包括支援センター、特定健診等の導入、がん、自殺、肝炎、虐待等への対策に至るまで、保健師の活動をめぐる状況は近年大きく変化している。
こうした変化を踏まえ、平成24年には地域指針にソーシャルキャピタルを活用した自助・共助の支援の推進が新たに盛込まれ・・・
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2013年04月19日(金)
[先進医療] 生分解性ステントにより、食道がん治療後の良性狭窄を防止
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厚生労働省は4月19日に、先進医療会議を開催した。
この日も、新規届出の先端的医療技術について検討を行っている。
まず、下部組織である「先進医療技術審査部会」から、『食道癌根治的治療後の難治性良性狭窄に対する生分解性ステント留置術』の事前評価結果が報告された(p6~p14参照)。
食道がん治療後には、良性の狭窄(つまり食道がふさがってしまう)が発生することがある。この場合、通常はバルーン拡張術など・・・
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