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2021年10月13日(水)
[診療報酬] 継続診療、在宅ターミナルケア加算の要件緩和を提案 厚労省
- 中央社会保険医療協議会の総会が13日に開かれ、厚生労働省は、継続診療加算の算定要件の緩和を提案した。現在は24時間の往診・連絡体制の確保を求めているが、こうした体制を確保できなくても、市町村や医師会と連携して対応しているケースがあるため。厚労省案への反対意見はなかった(p66~p68参照)。 ただ、支払側の幸野庄司委員(健康保険組合連合会理事)は「要件を緩和するにしても質の確保が大前提だ」と述べ、在宅医・・・
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2021年10月12日(火)
[医療改革] 24年度を見据え、医療費の伸びの抑制が優先課題 経団連が提言
- 経団連は12日、今後の医療・介護制度改革に向けた提言を公表した。第8次医療計画や第4期医療費適正化計画などが始まる2024年度を見据えた制度改革では、特に医療費の伸びの抑制に優先的に取り組む必要があると指摘(p18参照)。また、「かかりつけ医機能」の制度化の検討も課題に挙げている(p19参照)。 24年度には、この2つの新たな計画や第9期介護保険事業計画がスタートするほか、診療報酬と介護報酬の同時改定が行・・・
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2021年10月07日(木)
[医療提供体制] オンライン診療前の患者との話し合い、費用負担が焦点に
- 電話や情報通信機器を用いた診療の実施の恒久化に向け、厚生労働省の有識者検討会は7日、医師があらかじめ行う患者との「やりとり」(話し合い)の運用方法などを議論した。事前のやりとりについて、一部の構成員が診療報酬で手当てすることを提案するなど、その費用負担の在り方が焦点となった。 オンライン診療を巡って、政府は初回からの実施を認める特例措置の恒久化を目指している。その初診は「かかりつけ医」による実施・・・
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2021年09月15日(水)
[診療報酬] 22年度診療報酬改定へ中間とりまとめ 中医協・総会
- 中央社会保険医療協議会の総会が15日に開かれ、2022年度の診療報酬改定に向けたこれまでの議論の中間とりまとめを行った。医療従事者の働き方改革の推進や入院、外来、在宅医療などのテーマごとに課題や論点を整理し、外来医療では、中小病院や診療所の「かかりつけ医機能」を強化し、医療機関同士の連携を診療報酬で促す方向性を打ち出した(p241参照)。 厚生労働省が7月以降の議論の内容をまとめた(p238参照)。外・・・
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2021年09月01日(水)
[診療報酬] 2022年度診療報酬改定(2)・「かかりつけ医」の評価はゼロベースで再構築
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- 中央社会保険医療協議会 総会(第482回 7/7)、中央社会保険医療協議会 総会(第483回 7/14)《厚生労働省》
- 発信元:厚生政策情報センター カテゴリ: 診療報酬 特集 Scope
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2021年08月31日(火)
[医療提供体制] コロナ診療の手引きに「妊産婦の管理」の項を追加 厚労省
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- 「新型コロナウイルス感染症(COVID-19)診療の手引き・第5.3版」の周知について(8/31付 事務連絡)《厚生労働省》
- 発信元:厚生労働省 新型コロナウイルス感染症対策推進本部 カテゴリ: 医療提供体制 新型コロナウイルス
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2021年08月25日(水)
[診療報酬] 訪問看護、医師が頻度・訪問者の指定を 中医協・総会で支払側
- 25日の中央社会保険医療協議会・総会では、訪問看護が適切に実施されているかどうかで意見の応酬があった。訪問看護を利用する人は年々増加し、それに伴って医療費や介護給付費も伸び続けていることから、支払側の委員が適切な頻度で行われていないのではないかとの懸念を表明。利用者の状態に応じて実施されているかどうかのエビデンスを積み重ねるべきだと主張した。一方、診療側の委員は、訪問看護師が自分勝手に訪問している・・・
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2021年08月25日(水)
[診療報酬] 24時間の往診体制を緩和し在宅医療の推進を 中医協・総会
- 厚生労働省は25日の中央社会保険医療協議会・総会に、在宅療養支援診療所(在支診)の届出数が横ばいで、その理由は「24時間の往診担当医の確保が困難」が最も多いことを踏まえ、質の高い在宅医療を十分な量提供できる診療報酬の在り方を論点として提示した(p51参照)。診療側委員は、入院病床が確保されている医療機関との連携など地域のチーム医療として評価するなどの工夫が必要と主張。支払側委員も、連携による評価を・・・
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2021年08月23日(月)
[医療提供体制] 療養中の妊婦、SpO2が92%以下なら救急車の要請を
- 日本産科婦人科学会はこのほど、新型コロナウイルス感染症によって自宅や宿泊療養施設で療養する妊婦が息苦しくなり短い文章の発声もできなくなったり、血液内の酸素量(酸素飽和度:SpO2)が92%以下になったりした場合、直ちに救急車を要請するよう求める見解を公表した(p2参照)。 同学会は、新型コロナに感染した妊婦について、呼吸状態や心拍数、呼吸数、体温、パルスオキシメーターを持っていればSpO2を測るよう求め・・・
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2021年08月23日(月)
[医療改革] 当面の課題にオンライン診療の報酬上の扱い 規制改革推進会議
- 政府の規制改革推進会議は23日、6月の答申取りまとめ後初の会合をオンラインで開き、規制改革推進のこれまでの成果としてオンライン診療を挙げる一方、その診療報酬上の取り扱いを当面の課題に位置付けた(p3参照)(p5参照)。オンライン診療などへの診療報酬による評価は、2022年度の改定に向けて中央社会保険医療協議会が年内をめどに方向性を固めることになっている。 規制改革推進会議は、医療分野の当面の課題と・・・
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2021年08月20日(金)
[医療提供体制] 精神科医療機関の感染症対策の体制確保を 厚労省事務連絡
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- 精神科医療機関における新型コロナウイルス感染症への対応について(8/20付 事務連絡)《厚生労働省》
- 発信元:厚生労働省 社会・援護局 障害保健福祉部 精神・障害保健課 カテゴリ: 医療提供体制 新型コロナウイルス
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2021年07月30日(金)
[健康] 「こころの健康対策」でコロナの影響を記載 2021年版厚生労働白書
- 厚生労働省が7月30日に公表した厚生労働白書(2021年版)では、「こころの健康対策」の項目で、新型コロナウイルス感染症の影響を取り上げ、精神保健福祉センターなどにおける対応を記載している(p492参照)。 新型コロナウイルス感染症の影響により「不安やストレス等の心の悩みを抱えた国民の心のケア」を行うため、精神保健福祉センターなどで相談内容に応じて必要な助言を行い、適切な機関などにつなぐ対応を行ってい・・・
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2021年07月29日(木)
[診療報酬] 22年度改定の基本方針、社保審が議論開始 医療保険部会
- 社会保障審議会・医療保険部会は29日、診療報酬改定の基本方針についての議論を開始した。健康保険組合連合会の委員は、コロナ禍を踏まえ、入院・外来とも「医療機能の分化・強化、連携」がこれまで以上に重要な課題になるとし、特に、かかりつけ医機能の強化が重要だとした。一方、日本医師会の委員は、かかりつけ医機能について、制度化ではなく、現在の仕組みをさらに増進させる方向で進めるべきとした。 診療報酬改定の基本・・・
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2021年07月15日(木)
[医療改革] 骨太方針2021 医療提供体制改革に関する3つの重要なポイント
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- 経済財政諮問会議(令和3年第5回 4/26)、経済・財政一体改革推進委員会 社会保障ワーキング・グループ(第39回 4/27)、令和3年第9回経済財政諮問会議・第12回成長戦略会議合同会議(6/18)《内閣府》
- 発信元:厚生政策情報センター カテゴリ: 医療制度改革 特集 Scope
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2021年07月14日(水)
[診療報酬] 診療報酬改定の結果検証へ特別調査票を決定 中医協・総会
- 中央社会保険医療協議会の総会は14日、2020年度診療報酬改定の影響を検証するための21年度の特別調査のアンケート票を了承した。厚生労働省は、7月下旬をめどに対象の医療機関などへ調査票を発送し、10-11月ごろに結果を中医協に報告する予定。 調査は、▽かかりつけ医機能等の外来医療に係る評価等に関する実施状況調査▽医療従事者の負担軽減、医師等の働き方改革の推進に係る評価等に関する実施状況調査▽かかりつけ薬剤師・薬・・・
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2021年07月14日(水)
[診療報酬] 調剤基本料、支払側「薬局機能に応じて設定を」 中医協・総会
- 中央社会保険医療協議会の総会は14日、2022年度の診療報酬改定に向けて調剤に関する議論を始めた。調剤報酬のうち、薬剤料を除く「技術料」に占める調剤料が5割を超えている一方、薬剤師による対人業務を評価する薬学管理料は約2割にとどまっていることから、支払側委員はこの財源構成の比率を変えない限り対人業務へのシフトが進まないと指摘。調剤基本料について薬局の持つ機能に応じた区分設定に見直すべきだと提案した。 調・・・
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2021年07月14日(水)
[診療報酬] 敷地内薬局に日医が「大変遺憾、問題点整理を」 中医協・総会
- 中央社会保険医療協議会・総会は14日、2022年度診療報酬改定に向け「調剤(その1)」について議論した(p412参照)。新設が続いている敷地内薬局について、病院との経済的、機能的、構造的独立性の観点から問題のあるケースが指摘され、ルールの見直しを含め、論点として取り上げられる方向となった。日本薬剤師会委員の主張に合わせて、日本医師会の委員も現状を「大変遺憾」とし、保険料に基づく医療費財源の観点も含めて・・・
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2021年07月07日(水)
[医療提供体制] 外来機能報告等に関するワーキンググループ初会合 厚労省
- 医療法の改正に伴い医療機関の外来機能報告制度が2022年度に施行されるのに先立ち、この制度の枠組みを話し合う厚生労働省のワーキンググループが7日、初会合を開いた。医療機関が毎年行う報告の内容や、紹介患者を対象に「医療資源を重点的に活用する外来を地域で基幹的に担う医療機関」の基準や正式な名称などを年内に具体化し(p32参照)、「かかりつけ医機能」をカバーする医療機関などとの役割分担を促す・・・
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2021年07月07日(水)
[診療報酬] 「かかりつけ医」機能への評価の充実で対立 中医協・総会
- 中央社会保険医療協議会の総会は7日、2022年度の診療報酬改定に向け、外来診療に関する議論を開始した。「かかりつけ医」機能について、支払側・診療側の双方が推進すべきだとの認識で一致したが、その評価の充実を巡り意見が分かれた。 この日は、外来診療として、▽「かかりつけ医」機能に係る評価▽外来機能の分化の推進▽オンライン診療に係る評価▽医療機関間の連携に係る評価▽生活習慣病に係る評価-などをテーマに議論した&l・・・
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2021年06月30日(水)
[医療改革] オンライン診療の指針、11月には改訂 厚労省
- 厚生労働省は6月30日の「オンライン診療の適切な実施に関する指針の見直しに関する検討会」に、指針見直しへの論点を提案した。オンライン診療を適切に行うためのルールを整理した現在の指針では、初診からの実施を原則禁止し、禁煙外来などに限り例外で認めているが、これを改訂し、条件付きで行えるようにする。オンライン診療関連の診療報酬を2022年度に見直せるよう、遅くとも11月には指針を改訂したい考え。 厚労省はまた・・・
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2021年06月18日(金)
[医療改革] 更なる包括払いの在り方の検討含む診療報酬見直し 骨太方針
- 政府は18日の臨時閣議で「経済財政運営と改革の基本方針 2021」(骨太方針)を決定した。「かかりつけ医機能」の強化・普及や診療所を含む外来機能の明確化・分化の推進などと共に、更なる包括払いの在り方の検討も含む診療報酬の見直しを原案通り社会保障改革のメニューに掲げた。新型コロナウイルスの感染拡大を契機に進める新たな仕組み作りの一環という位置付けで、それらによって、質が高く効率的な医療提供体制を整備する&・・・
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2021年06月18日(金)
[医療改革] オンライン初診、22年度解禁へ 政府の規制改革実施計画
- 政府は18日、規制改革実施計画を閣議決定した。同計画には、スマートフォンなどによるオンライン診療と服薬指導の特例措置の恒久化に向けた骨格を盛り込んだ。オンラインでの初診は、原則として「かかりつけ医」による実施を想定し、2022年度から認める(p28参照)。 ただ、受診歴がない患者の初診も、診療録や診療情報提供書、地域医療ネットワーク、健康診断の結果などで患者の状態をあらかじめ把握できることを条件に認・・・
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2021年06月09日(水)
[医療改革] 後発医薬品の使用促進策にフォーミュラリ活用 骨太方針原案
- 政府は9日、経済財政諮問会議に骨太方針2021の原案を提示した。医療関連では、後発医薬品の使用促進策として「フォーミュラリ」(医薬品の推奨リスト)の活用を挙げたほか、一定期間内に処方箋を反復利用できる方策の検討などを盛り込んだ(p34参照)。菅義偉首相は、新型コロナウイルスの感染拡大で明らかになった課題を踏まえ、「有事の状況となった場合の病床や医療人材の確保、より早期に治療薬やワクチンの実用化を可能・・・
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2021年06月08日(火)
[医療改革] オンライン初診、恒久化でかかりつけ医以外も例外的に容認へ
- 厚生労働省は、情報通信機器などを用いた診療の活用に向けた基本方針を策定し、好事例の周知を図っていく。また、オンライン診療の恒久化の枠組みでは、初診は「かかりつけ医」による実施を原則とするが、それ以外の医師が行うことも例外的に認めるほか、薬剤師の判断で初回からオンラインでの服薬指導を実施できるようにする。 河野太郎規制改革担当相が、8日の閣議後の記者会見で明らかにした。恒久化の枠組みでは、診療録や・・・
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2021年06月03日(木)
[医療提供体制] 第8次医療計画、外来機能報告制度の検討の場設置へ 厚労省
- 厚生労働省は3日、都道府県が策定する第8次医療計画に関する検討の場を新たに設けるとともに、その下にワーキンググループ(WG)を設置して2022年度から始まる外来機能報告制度などについて議論する方針を社会保障審議会・医療部会に示した(p7参照)。 新たな検討の場では、各都道府県が23年度に第8次医療計画(期間24-29年度)の策定作業を進めることを念頭に置き、その具体的な記載項目などについて議論する。また、WG・・・
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