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2012年05月10日(木)
[医療安全] 家庭用電気マッサージ器の適正使用について注意喚起を要請
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厚生労働省は5月10日に、「家庭用マッサージ器の適正使用に関する周知」を依頼する通知を発出した。
今般、家庭用電気マッサージ器(家庭用電気マッサージ器との組み合わせ医療機器を含む)の誤った使用(ローラー部の布カバーが外れた状態での使用)により、衣服がローラー部に巻き込まれ窒息死した事故が発生した。
そこで厚労省は、家庭用電気マッサージ器については、一般消費者が使用する機器であるため、広く情報を提・・・
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2012年04月27日(金)
[医療安全] 「罰する」よりも「原因究明」考える第三者機関設置求める意見
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厚生労働省は4月27日に、医療事故に係る調査の仕組み等のあり方に関する検討部会を開催した。今回は、構成員を中心とした有識者からヒアリングを行った。
意見陳述を行ったのは、(1)中澤構成員(秋田労災病院第二内科部長)(2)患者の視点で医療安全を考える連絡協議会の永井代表(3)加藤構成員(南山大学大学院法務研究科教授)(p36~p60参照)(4)樋口構成員(東大大学院法学政治学研究科教授)(5)宮澤構成員(弁・・・
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2012年04月25日(水)
[診療報酬] 24年度改定の影響、勤務医負担軽減や維持期リハは25年度に調査
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- 中央社会保険医療協議会 診療報酬改定結果検証部会(第33回 4/25)《厚生労働省》
- 発信元:厚生労働省 保険局 指導課 カテゴリ: 診療報酬 診療報酬改定結果検証部会
診療報酬改定の影響については、項目ごとに改定年とその翌年(今回であれば、24年度と25年度)に振分けて調査を行う。
厚労省保険局医療課の屋敷保険医療調査室長は、「改定の効果が浸透するには時間がかかるので、できるだけ遅く調査することが望ましいが、次回改定論議の・・・
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2012年04月20日(金)
[意見募集] 国家試験改善の論点提示 EPA介護福祉士候補者検討会
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- 「経済連携協定(EPA)介護福祉士候補者に配慮した国家試験のあり方に関する検討会」の主な論点に関するご意見の募集について(4/20)《厚生労働省》
- 発信元:厚生労働省 社会援護局 福祉基盤課 カテゴリ: 介護保険
現在、インドネシア人とフィリピン人を合わせて788名の介護福祉士候補者が入国し、初回受験となった第24回国家試験では、受験した95名の候補者中36名が合格(合格率37.9%)している。
これまで厚労省は、学習支援事業を実施するとともに、第23回試験(平成23年1月実施)か・・・
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2012年04月17日(火)
[医療] 国民ニーズに応える必要あるが、医療者の大きな負担とならぬ方策を
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- 第4回 日本の医療に関する意識調査(4/17)《日本医師会総合政策研究機構》
- 発信元:日本医師会総合政策研究機構 カテゴリ: 医療提供体制
この調査は東日本大震災の8ヵ月後に実施し、過去3回分(9年間)の調査結果をも含めて、国民と患者の医療に関する意識を分析したもの。
調査内容は、従前から継続して聞いている「受けた医療や、日本の医療全般に対する満足度」「医療安全に対する意識」「かかりつけ医への要望」「終末期医療への・・・
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2012年04月16日(月)
[医療安全情報] 救急カート内で隣り合った薬剤の誤用に注意喚起
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- 医療事故情報収集等事業 医療安全情報No.65(4/16)《日本医療機能評価機構》
- 発信元:公益財団法人日本医療機能評価機構 カテゴリ: 医薬品・医療機器
2008年1月1日~2012年2月29日の間に、救急カートに配置された薬剤に、それぞれの薬剤名ラベルを表示していたにもかかわらず、別の薬剤を取り出した事例があったという(p1参照)。
事例1では、気管支鏡検査の際、止血目的でボスミン生食を準備しようとした看護師が、急いでい・・・
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2012年04月13日(金)
[医療安全] 植込み型除細動器などのリード線、内部が露出する不具合で改修
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東京都は4月13日に、医療機器の自主改修について発表した。これは、植込み型除細動器やペースメーカーに用いるリード線に、内部の導線が露出する不具合が見つかったため、製造販売業者(セント・ジュード・メディカル株式会社)が自主的に改修を行うもの。
発表時点において、国内外で健康被害が発生したとの報告はないが、メーカーサイドは「外国で内部導線が露出した事例は39件あり、健康被害を伴う電気的な異常が発生する可能・・・
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2012年04月12日(木)
[看護] 勤務間隔11時間以上など、夜勤・交代制勤務の新基準案 日看協
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日本看護協会は4月12日に、夜勤・交代制勤務の勤務編成の基準案(2012年3月版)を公表した。
看護職の労働条件・環境改善の立ち遅れによって、「多人数の離職→多くの新規採用→多人数の離職」という悪循環が生じている。また、医療安全の面からも、とりわけ夜勤・交代制勤務の改善が急務とされている。
そこで日看協は、離職防止・定着促進とリスク低減を目標として、「看護職の夜勤・交代制勤務に関するガイドライン」案を作成・・・
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2012年03月29日(木)
[医療安全] 医療関係団体は自立的な事故調査組織等を提言
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厚生労働省は3月29日に、医療事故に係る調査の仕組み等のあり方に関する検討部会を開催した。この日は、医療関係団体からヒアリングを行った。
意見陳述に立ったのは、(1)日本医師会(2)日本医療法人協会(3)日本病院会(4)全日本病院協会(5)全国医学部長病院長会議―の5団体。
(1)の日医からは、会内でまとめた「医療事故調査制度の創設に向けた基本的提言」(平成23年7月発表)をベースに意見が発表された。そこで・・・
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2012年03月28日(水)
[診療報酬] 24年度改定受け、在宅医療や後発医薬品使用の実態等を調査
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- 中央社会保険医療協議会 診療報酬改定結果検証部会(第32回 3/28)《厚生労働省》
- 発信元:厚生労働省 保険局 医療課 カテゴリ: 診療報酬 診療報酬改定結果検証部会
平成24年度改定の結果検証項目は、(1)小児救急や精神科救急を含む救急医療の評価についての影響(2)病院勤務医の負担軽減の状況(3)歯科医師等による周術期等の口腔機能の管理に係る評価の影響(4)在宅医療のさらなる充実や後方病床の評価についての影・・・
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2012年03月26日(月)
[医療安全] PMDAのサイトにて、患者からの副作用報告を試行開始
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厚生労働省は3月26日に、「患者からの医薬品副作用報告の試行開始」に関する通知を発出した。
医薬品の副作用等については、薬事法に基づき、製造販売業者および医薬関係者からの報告が行われてきた。
一方、「薬害肝炎事件の検証及び再発防止のための医薬品行政のあり方検討委員会」の最終提言(平成22年4月)および、「厚生科学審議会医薬品等制度改正検討部会」(平成24年1月)の報告書等では、患者から得られた副作用情・・・
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2012年03月23日(金)
[医療安全] 消費者からのエステ・美容サービス等の健康被害、情報共有依頼
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厚生労働省は3月23日に、「消費者行政担当部局から提供された美容医療サービスに関する情報への対応」に関する通知を発出した。
従来より、エステ・美容医療サービスによる健康被害等の相談が全国の消費生活センター等に数多く寄せられている(p4参照)。また、平成23年12月21日付で、消費者委員会から厚労省および消費者庁に「エステ・美容医療サービスに関する消費者問題についての建議」が出された。
これを踏まえ、・・・
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2012年03月22日(木)
[医療安全] 23年10~12月の医療事故、死亡や重篤事例の割合高い
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- 医療事故情報収集等事業 第28回報告書(平成23年10月~12月)(3/22)《日本医療機能評価機構》
- 発信元:財団法人日本医療機能評価機構 カテゴリ: 医薬品・医療機器
平成23年10月から12月に報告された医療事故は501件。事故の程度を見てみると、死亡が38件(7.6%)、障害残存の可能性が高いのは60件(12.0%)などとなっており、深刻な事例がこれまでに比べて多くなっている(p38参照)。
一方、平・・・
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2012年03月22日(木)
[医療安全] 医療事故やヒヤリハット、ヒューマンエラーによるものが8割以上
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厚生労働省は3月22日に、医薬品・医療機器等対策部会を開催した。この日は、医薬品医療機器総合機構(PMDA)が実施している医療事故情報収集等事業に寄せられた、医療事故やヒヤリ・ハット事例などが報告された。
まず、昨年上半期(平成23年1~6月)の間に報告された医薬品に関する医療事故等の事例を分析すると、「ヒューマンエラーやヒューマンファクターに起因すると考えられた」事例が最も多く81.8%を占めている。次いで・・・
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2012年03月15日(木)
[医療安全情報] PTPシートのまま内服薬を誤飲する類似例等について注意喚起
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- 医療事故情報収集等事業 医療安全情報No.64(3/15)《日本医療機能評価機構》
- 発信元:財団法人日本医療機能評価機構 カテゴリ: 医薬品・医療機器
No.50の「・・・
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2012年03月07日(水)
[勤務医] 日医理事に勤務医枠の創設を 日医勤務医委員会
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日本医師会は3月7日の定例記者会見において、「すべての医師の協働に果たす勤務医の役割」を公表した。これは、日医の原中会長から諮問された事項について、日医勤務医委員会で検討した結果を取りまとめたもの。
答申では、たとえば、東日本大震災でその役割が再認識された災害医療、さらには医療安全の充実、終末期医療など、病院・診療所、勤務医・開業医の枠を超えた日本の医師全体での取組みが重要な分野は少なくないこと・・・
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2012年02月24日(金)
[難病] 難病患者の在宅生活、医療安全の推進や病院の活用が重要
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厚生労働省は2月24日に、「難病在宅看護・介護等ワーキンググループ」の初会合を開催した。
難病対策については、昨年(平成23年)12月に厚生科学審議会の下部組織において中間整理が行われた。そこでは、患者・家族の経済的・身体的・精神的負担が極めて重いことから、(1)総合的・包括的支援(2)支援における公平性・公正性の担保―などを進めていくことが確認されている(p5~p7参照)。
この中間整理を受け、厚労省は・・・
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2012年02月21日(火)
[医薬品] 「安全対策」と「迅速な提供」柱とする薬事法改正、法案化進める
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厚生労働省は2月21日に、平成23年度の全国薬務関係主管課長会議を開催した。この会議では、厚労省幹部から、都道府県や政令指定都市の薬務施策担当者に向けて今後の重点施策などが説明された。
薬務関連の重要事項は数多くあるが、あえて絞ると(1)薬事法改正(2)医薬品・医療機器に係る承認審査の迅速化(3)医療安全対策の推進(4)医薬品・医療機器産業の振興―などがあげられよう。
(1)の薬事法改正については、過去・・・
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2012年02月17日(金)
[医療安全] 半自動除細動器に電源入らない不具合あり、184台を自主回収
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- 医療機器自主回収のお知らせ(ライフパック CR Plus)(クラスI)(2/17)《厚生労働省》
- 発信元:厚生労働省 医薬食品局 監視指導・麻薬対策課 カテゴリ: 医薬品・医療機器
回収されるのは、平成18年11~12月に出荷された184台(138施設に納入)で、基盤内に不具合があり、電源が入らない事象が生じうるという(p2参照)。
医療機器の回収は、危険度に応じてクラスI~IIIに分類され、今回は「重篤な健康被害または死亡の原因となりえ・・・
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2012年02月15日(水)
[医療安全情報] 院内で画像診断報告書確認体制を設け、治療遅れ防止を
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- 医療事故情報収集等事業 医療安全情報No.63(2/15)《日本医療機能評価機構》
- 発信元:財団法人日本医療機能評価機構 カテゴリ: 医薬品・医療機器
2008年1月~2011年12月にかけて、画像診断確認の不足によって、(1)肺腺癌の疑い(カテーテル・アブレーション目的の画像精査時)(2)原発性肺腫瘍の疑い(人工血管置換術後のフォローアップ時)(3)肺癌の疑い(内腸骨動脈瘤のフォローアップ時)―と・・・
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2012年02月15日(水)
[医療安全] 医療事故調査や再発防止策など検討する部会がスタート
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厚生労働省は2月15日に、医療事故に係る調査の仕組み等のあり方に関する検討部会の初会合を開いた。
国民の権利意識の高まり、情報公開の流れを受け、医療事故が表に出るケースが増加している。その際、最も重要なのは、「医療事故の原因を追求し、医療現場にフィードバックすること」であろう。原因追求にあたって「責任」の問題が生じると、関係者の口も重くなるため、両者を切り離す仕組みが検討されている(無過失補償制度・・・
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2012年01月30日(月)
[医療安全] 病院管理者が行う職員医療安全研修、PMDAの活用を 厚労省
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厚生労働省は1月30日に、「医薬品安全管理責任者が行う従業者に対する医薬品の安全使用のための研修資料」に関して事務連絡を行った。
病院等管理者の責務の1つとして、「従業者に対して、医薬品の安全使用のための研修の実施を行う」ことがある(医療法施行規則第1条の11第2項第2号のロ)。そして、この研修内容の1つに「医薬品による副作用が発生した場合の対応(施設内での報告、行政機関への報告など)に関する事項」があ・・・
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2012年01月30日(月)
[診療報酬] 在宅復帰率7割以上の回復期リハ、高評価を設定 中医協総会
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厚生労働省が1月30日に開催した、中医協総会で配付された資料。この日は、24年度改定に向けて、4つの視点のうちI「充実が求められる分野の適切な評価」、II「患者から見て分かりやすく納得できる医療の実現」、IV「効率化の余地がある領域の適正化」、歯科・調剤報酬について短冊(p84~p254参照)が提示された。
「がん」対策については、緩和ケア対策、外来の化学療法・放射線治療の推進が目玉と言えよう。
緩和ケア対・・・
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2012年01月16日(月)
[医療安全情報] MRI検査時、患者の体内に植込まれた医療機器の確認を
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- 医療事故情報収集等事業 医療安全情報(1/16)《日本医療機能評価機構》
- 発信元:日本医療機能評価機構 カテゴリ: 医薬品・医療機器
ある事例では、ペースメーカ挿入後の患者が、下肢筋力低下のため整形外科を受診したところ、医師は、腰部MRIをオーダーした際、ペースメー・・・
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2011年12月22日(木)
[医療安全] 「医療事故調査」と「無過失補償」の仕組みについて検討開始
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厚生労働省が12月22日に開催した、医療の質の向上に資する無過失補償制度等のあり方に関する検討会で配付された資料。この日は、今後検討が必要な論点(案)(p85参照)が提示され、それに基づいた議論を行った。
厚労省当局があげた今後検討が必要な論点(案)は、大きく(1)医療事故に係る調査の仕組み等(2)診療行為に係る無過失補償の仕組み―の2点。
(1)の医療事故に係る調査の仕組み等では、医療事故に係る調査・・・
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