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2010年10月12日(火)
[医療費] 地方単独医療費助成制度、全国一律の制度に 大阪府要望
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大阪府は10月12日に、地方単独医療費助成制度の国における制度化等について要望書を公表した。
大阪府は、地方が単独で実施している重度心身障がい児(者)、ひとり親家庭、乳幼児を対象とした医療費助成制度の重要性や必要性に鑑み、全国一律の制度として国において早期に制度化を図ることを求めている。また、国制度化までの間、国民健康保険の国庫負担金の減額措置の廃止を要望している(p1参照)。
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2010年10月08日(金)
[健康保険] 協会けんぽの医療給付費、前月比195億円増の3547億円
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厚生労働省は10月8日に、平成22年6月分の協会管掌健康保険事業月報(速報値)を公表した。平成22年6月の協会けんぽ加入者数は3493万人で、前月よりも1万人増加。一方、平均標準報酬月額は前月より540円減少し、27万4207円となっている(p1参照)。
医療費は、前月より253億円増加して4613億円。内訳は入院1288億円、入院外1895億円、歯科537億円、調剤752億円、訪問看護5億円などとなっている。これを給付費ベースで見ると・・・
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2010年10月07日(木)
[予防接種] 乾燥細胞培養日本脳炎ワクチン、脳症などの重大な副反応も
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厚生労働省は10月7日に、日本脳炎ワクチン接種に係るQ&A(平成22年10月改訂版)を公表した。
Q&Aは、(1)日本脳炎(p1~p3参照)(2)日本脳炎ワクチン(p3~p6参照)(3)日本脳炎ワクチン接種への対応(p6~p12参照)―の3項目に大別し、計24の質問に対する回答を掲載している。
(2)では、「乾燥細胞培養日本脳炎ワクチンを接種することによって、どのような副反応が起こるか」といった問いに対し、「生後6ヵ月以・・・
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2010年10月05日(火)
[診療報酬] レセプトデータ利用の公益性検討する有識者会議設置 厚労省
- 厚生労働省が10月5日に開催した、レセプト情報等の提供に関する有識者会議の初会合で配付された資料。厚労省が構築するレセプト情報・特定健診情報等データベースのデータは、医療費適正化計画の作成等に役立てるための調査分析に使用されている。しかし、これ以外の用途で、データの利用申請があった場合に、利用の公益性等について検討する必要がある。同会議は、厚生労働大臣がデータ提供の可否を決定するにあたり、助言する・・・
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2010年10月04日(月)
[医療費] 平成22年5月の医療費、対前年度比4.0%増
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厚生労働省はこのほど、最近の医療費の動向(概算医療費)の平成22年4月~5月号を発表した。
平成22年5月の医療費は、前年同月に比べて4.0%増加。これを制度別に見てみると、被用者保険全体では3.8%増(本人2.4%増、家族5.4%増)、国保では1.9%増、公費負担分は8.5%増となっている(p3参照)。
種類別に見ると、診療費は4.4%増(入院7.5%増、入院外1.9%増、歯科1.5%増)、調剤2.0%増、入院時食事1.4%増、訪・・・
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2010年10月01日(金)
[健康保険] 協会けんぽの医療給付費、前月比87億円減の3352億円
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厚生労働省は10月1日に、平成22年5月分の協会管掌健康保険事業月報(速報値)を公表した。平成22年5月の協会けんぽ加入者数は3492万人で、前月よりも2万人減少。一方、平均標準報酬月額は前月より587円減少し、27万4747円となっている(p1参照)。
医療費は、前月より123億円減少して4360億円。内訳は入院1239億円、入院外1786億円、歯科479億円、調剤721億円、訪問看護5億円などとなっている。これを給付費ベースで見ると・・・
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2010年09月29日(水)
[診療報酬] 医療機関経営、キャッシュフロー計算書も考慮を 中医協総会
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厚生労働省が9月29日に開催した、中医協総会で配付された資料。この日は主に、平成24年度改定に向けて、初・再診料等の基本診療料の議論を行った。このテーマについては、「コスト調査・分析を行うべき」とする診療側と、「ナンセンスだ」と反対する支払側とで、論点とすべき事項が大きく異なっていた。そこで、診療側はこの日、改めて基本診療料・技術料のコスト分析についての考え方を提示している。
初・再診料等の基本診・・・
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2010年09月27日(月)
[高齢者医療] 25年度から、75歳以上対象に国保を都道府県単位化 厚労省
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厚生労働省が9月27日に開催した、高齢者医療制度改革会議で配付された資料。この日は、国保の運営や保険料などについて議論を行った。
同会議は、8月に高齢者医療制度改革に関する中間とりまとめを行っている。そこでは、基本的枠組みとして、(1)サラリーマンである高齢者や被扶養者は被用者保険に加入(2)国保組合の組合員と世帯員は国保組合に加入(3)それ以外は市町村国保に加入―という考え方を提示。そのうえで、国保・・・
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2010年09月23日(木)
[健康] 医療費の1~3%は肥満が原因、包括的予防戦略が必要 OECD
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- 肥満と予防の経済学:肥満ではなく健康を(FIT,NOT FAT)(9/23)《OECD東京センター》
- 発信元:OECD東京センター カテゴリ: 保健・健康
同報告書によれば、・・・
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2010年09月13日(月)
[23年度予算] 既存予算を1253億円削減し、特別枠1286億円を要望 厚労省
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厚生労働省は9月13日に、平成23年度概算要求(一般会計)における予算の組替えについて公表した。これは、「元気な日本復活特別枠要望」と、特別枠捻出のための削減項目等を整理したもの。
厚労省所管分の特別枠要望額は1286億8200万円(p5参照)。項目としては、地域医療確保推進事業61億7900万円、子宮頸がん予防対策強化事業149億6000万円、健康長寿社会実現のためのライフ・イノベーションプロジェクト232億6300万円な・・・
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2010年09月13日(月)
[精神医療] 認知症治療病棟、身体合併症や地域との連携が課題
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厚生労働省が9月13日に開催した、新たな地域精神保健医療体制の構築に向けた検討チームで配付された資料。この日は、認知症患者と精神科入院医療に関して、チームの構成員からのヒアリングを行った。
資料では、(1)「認知症に対する精神科医療」(p5~p9参照)(2)「新たな地域精神保健医療体制の構築に向けた検討チーム」(p10~p25参照)(3)「愛媛県愛南町における認知症地域ケアの中での『精神科医療』の実践より・・・
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2010年09月10日(金)
[医療費] 混合診療拡大による、OECD並み医療費の実現を危惧 日医
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日本医師会はこのほど、日医総研ワーキングペーパーとして「医療関連データの国際比較2010 ―OECD Health Data 2010より―」を発表した。
民主党政権は、「OECD加盟各国並みの医師数・医療費の達成」を掲げている。こうした状況を背景に、日医総研ではOECD Health Data 2010のデータをもとに、先進諸国の医療動向を分析した。分析結果の中から目立つものを拾ってみると、(1)日本の対GDP総医療費は8.1%で、31ヵ国中22位・・・
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2010年09月10日(金)
[レセプト] 21年度の1000万円以上高額レセ、155件で過去最高 健保連
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健康保険組合連合会は9月10日に、平成21年度の高額レセプト上位の概要について発表した。それによると、1ヵ月の医療費が1000万円以上の高額レセは、前年度に比べて21件・15.67%増の155件で、過去最高であることなどがわかった。
1000万円以上の高額レセ件数の年次推移を見ると、若干の変動はあるものの増加傾向にあることがわかる(p4参照)。平成17年度以降は、100件超の状態が続いている。
また、2000万円以上の超高・・・
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2010年09月08日(水)
[健康保険] 協会けんぽの医療給付費、前月比230億円減の3439億円
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厚生労働省は9月8日に、平成22年4月分の協会管掌健康保険事業月報(速報値)を公表した。平成22年4月の協会けんぽ加入者数は3494万人で、前月よりも11万人増加。一方、平均標準報酬月額は前月より1558円減少し、27万5334円となっている(p1参照)。
医療費は、前月より290億円減少して4483億円。内訳は入院1205億円、入院外1847億円、歯科510億円、調剤786億円、訪問看護4億円などとなっている。これを給付費ベースで見る・・・
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2010年08月31日(火)
[医療費] 改定論議では、医療費(医業収入)の伸びも考慮すべき 日医
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日本医師会はこのほど、日医総研ワーキングペーパーとして「最近の医療費の動向―2010年度診療報酬改定まで―」を公表した。厚生労働省が発表した平成21年度医療費の動向をベースに、厚労省見解や2010年度診療報酬改定などに言及している。
厚労省発表の医療費の動向によると、平成21年度の医療費の伸びは前年度比3.5%であった。厚労省がこの伸び率について「概ね従来と同水準」としていることに対し、日医は「2001~2009年の医・・・
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2010年08月27日(金)
[少子高齢化] 厚労省データを用い、少子高齢化の地域特性を分析
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- 統計データで見た少子高齢社会(平成21年度少子高齢社会等調査検討事業に係る調査研究報告書)(8/27)《みずほ情報総研株式会社》
- 発信元:みずほ情報総研株式会社 カテゴリ: 調査・統計
構築されたデータベースは、人口、経済状態、労・・・
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2010年08月27日(金)
[高齢者医療] 高齢者医療改革で、被扶養者の負担なくなる点強調 厚労省
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厚生労働省は8月27日に、高齢者医療制度改革の「中間とりまとめ」に対する主なご指摘と厚労省の考え方を、Q&A形式で公表した。
新たな制度で具体的に何が変わるのかという点について、まず「高齢者の医療費の増加に比例して保険料が増加」「個人単位で保険料を徴収するため、扶養されている高齢者も保険料を負担」などといった、これまでの制度における問題点を提示。そのうえで、新たな制度においては、「高齢者の保険料の伸・・・
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2010年08月16日(月)
[医療費] 医療費4.6%増、公費負担分は10%弱の大幅増 22年3月医療費
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厚生労働省は8月16日に、最近の医療費の動向(概算医療費)の平成22年3月号を発表した。
平成22年3月の医療費は、前年同月に比べて4.6%増加。これを制度別に見てみると、被用者保険全体では2.3%増(本人2.7%増、家族1.8%増)、国保では2.9%増、公費負担分は9.8%増となっている(p3~p5参照)。
種類別に見ると、診療費は4.0%増(入院4.1%増、入院外4.4%増、歯科1.8%増)、調剤8.2%増、入院時食事0.5%増、訪問・・・
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2010年08月16日(月)
[調剤医療費] 平成22年3月分の後発品割合(薬剤料ベース)、全国平均7.7%
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厚生労働省は8月16日に、最近の調剤医療費(電算処理分)の動向(平成22年3月号)を公表した。
資料によると、平成22年3月の処方せん1枚当たりの調剤医療費(電算処理分に限る、以下同様)は8137円、伸び率は対前年同期比5.1%の増となっている(p2参照)。また、処方せん1枚当たりの調剤医療費の内訳をみると、技術料が2019円で24.8%、薬剤料が6107円で75.0%を占めていた(p3参照)。
処方せん1枚当たりの調剤医・・・
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2010年08月16日(月)
[医療費] 平成21年度医療費は35.3兆円、対前年度比3.5%の高い伸び
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厚生労働省は8月16日に、平成21年度の医療費の動向を公表した。これは、支払基金と国保連の医療費データをまとめたもので、国民医療費の約98%を占める。国民医療費よりも1年早く集計されるため、医療費動向を迅速に捉えることが可能だ。
平成21年度の医療費は35.3兆円で、平成20年度と比較すると1.19兆円、3.5%増加している。内訳は、医療保険適用分で、70歳未満が3800億円の増加の18.1兆円、70歳以上が6800億円の増加の15.5・・・
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2010年08月16日(月)
[調剤医療費] 21年度の調剤医療費は5兆8695億円、後発品割合は18.9%
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厚生労働省は8月16日に、平成21年度版の最近の調剤医療費(電算処理分)の動向の概要を公表した。
平成21年度の調剤医療費全数は、5兆8695億円で対前年度比7.9%の増、処方せん枚数は7億3056万枚で対前年度比1.5%の増となっている。1枚当たりの調剤医療費は、8034円で対前年度比6.3%の増だった。このうち、電算化率は調剤医療費、処方せん枚数ともに99.0%と100%に届く勢いだ。調剤レセプト全体と電算処理分の比較では、そ・・・
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2010年08月13日(金)
[高齢者医療] 高齢者医療制度改革案、財源確保の根本問題議論を 区長会
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東京都特別区長会会長は8月13日に、長妻厚生労働大臣に宛てて、高齢者医療制度改革会議「中間とりまとめ」(案)に対する緊急申し入れを行った。
特別区長会会長は、「中間とりまとめ」(案)には、今後の医療費増大が見込まれる中で、誰が国民の医療に責任を持ち、どのように財源確保するかの根本問題の解決策が示されていない、と指摘。また、財源問題を放置すれば、今後も自治体負担はますます増加し、自治体間格差を更に拡・・・
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2010年08月10日(火)
[特定健診] 特定健康診査・特定保健指導は適正に行われている 政府回答
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政府は8月10日に、特定健康診査・特定保健指導制度の積極的な活用と医療費適正化計画の策定に関する質問に対する答弁書を公表した。
参議院議員は、特定健診等に関連し、(1)特定健診等と医療費適正化効果の関係(2)特定健診等の受診を容易にする方策(3)薬剤師・看護師などを活用した生活・保健指導―などについて質問している(p6~p9参照)。
政府は、(1)については、「特定健康診査等の医療費への影響は現時点にお・・・
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2010年08月02日(月)
[診療報酬] 22年度改定で、ハイリスク妊産婦医療、NICU後方病床が大幅増
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- 電子レセプトから分析した診療報酬改定の影響(8/23)《社会保険診療報酬支払基金》
- 発信元:社会保険診療報酬支払基金 カテゴリ: 診療報酬
平成22年度診療報酬改定の重点課題は、(1)救急、産科、小児、外科等の医療の再建(2)病院勤務医の負担の軽減(医療従事者の増員に努める医療機関への支援)―などであった。支払基金は改定の影響をみるため、平成21年4月および5月診療分、平成22年4月および5月診療分のいずれにおいても電子レセプトで請求があった医科・・・
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2010年08月02日(月)
[高齢者医療] 高齢者医療制度改革の財政試算、今秋にも提示へ 厚労省
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厚生労働省が8月20日に開催した、高齢者医療制度改革会議で配付された資料。この日も、前回会合に引き続き、中間とりまとめ案について議論を行った。
中間とりまとめ案は、前回の議論を踏まえて一部修正が加えられている。高齢者の保険料に関して「国保に加入する75歳以上の方の保険料については、『同じ都道府県で同じ所得であれば、原則として同じ保険料』」という点を改めて示していることや(p11参照)、高齢者医療制・・・
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