-
2012年04月13日(金)
[終末期医療] 在宅での看取り推進、中小病院等が緊急時のゲートキーパーに
-
全日本病院協会は4月13日に、「終末期の対応と理想の看取りに関する実態把握及びガイドライン等のあり方の調査研究」報告書を公表した。
この研究は、平成23年度老人保健事業推進費等補助金を活用したもので、超高齢社会における終末期医療・看取りに対する提言を行うことを目的としている。
調査は、文献検索やアンケート、有識者講義(医師、弁護師、僧侶など)など幅広い方式で行われ、看取り等について、実態と理想の姿・・・
-
2012年03月05日(月)
[診療報酬] 連携して機能強化する在支診等、連携先すべてが在支診・在支病
-
厚生労働省は3月5日に、平成24年度診療報酬改定における施設基準等に関する通知「基本診療料の施設基準等及びその届出に関する手続きの取扱いについて」などを発出した。
注目される点について見てみよう。
まず、機能を強化した在宅療養支援診療所等の評価が引上げられた点だ。(1)在宅医師が3名以上(2)往診実績5件以上(3)看取り実績2件以上―の在支診・在支病の一部点数を引上げるというもの。この点、多くは10以上の・・・
-
2012年02月10日(金)
[診療報酬] 24年度改定答申、7対1入院基本料の平均在院日数は18日に
-
厚生労働省は2月10日に、中医協総会を開催した。本日は、平成24年度診療報酬改定について答申を行った。4月からの新点数が明らかとなっている。
今後は、算定要件の詳細を省内で詰め、3月上旬の告示公布、解釈通知発出となる予定だ。
[重点課題1]
【急性期看護補助体制加算】に『25対1』が新設され、(1)看護補助者が5割以上ならば160点(1日につき)(2)看護師(見なし看護補助者)が5割以上ならば140点(1日につき)―・・・
-
2012年01月18日(水)
[意見募集] 平成24年度診療報酬改定に向けパブコメ募集、1月25日必着
-
厚生労働省は1月18日に、「平成24年度診療報酬改定に係る検討状況について(現時点の骨子)」に関する意見募集を開始した。意見は1月25日(水)まで募集している(必着)。
これは、平成24年度の診療報酬改定に向けて、中医協で繰り広げられた議論(p3~p4参照)を整理したもの。骨子は、(1)医療従事者の負担軽減(p7~p11参照)(2)医療と介護の役割分担と連携、在宅医療の推進(p11~p18参照)―という2つの重点課題・・・
-
2012年01月13日(金)
[診療報酬] 改定の骨子案提示、診療側は診療所再診料の「回復」を要望
-
厚生労働省が1月13日に開催した、中医協総会で配付された資料。この日は、厚労省から平成24年度診療報酬改定に向けた現時点の骨子が示され、これに基づいた議論を行った。
次回(1月18日)総会に、この日の議論を踏まえた骨子の修正版を示し、その後、再調整を行ったうえでパブリックコメントに付す予定だ。
[病院全体に関係する事項]
新設・引上げとなる事項を見てみると、(1)超重症児(者)、準超重症児(者)入院診・・・
-
2011年11月09日(水)
[診療報酬] 在宅での看取り拡充に向け在支診の連携等を評価 中医協総会
-
厚生労働省が11月9日に開催した、中医協総会で配付された資料。この日は、在宅医療や後発医薬品の使用促進について議論を行った。また、現時点における医療技術の評価検討状況(p115~p133参照)が報告されている。
在宅医療の推進については、10月5日の中医協総会でも議論されている。
この日は、さらに考えを進めた、在宅療養支援診療所の将来像(イメージ)が厚労省から具体的に示された。
それによると、(1)複数・・・
-
2011年10月31日(月)
[医療計画] 在宅医療の提供にあたり、二次医療圏より小さな単位を議論
-
厚生労働省が10月31日に開催した、医療計画の見直し等に関する検討会で配付された資料。この日は、在宅医療の方向性について議論を行った。
在宅医療は、患者のQOLに資することや、医療費節減効果が認められることなどから、社会保障・税一体改革においても重要施策の1つに位置づけられている。一方で、高齢化の進展による在宅医療ニーズの増大などから、「供給量の拡充や偏在の是正」や「後方ベッドの確保」「質の向上」「介・・・
-
2011年10月27日(木)
[医療提供体制] 在宅医療も、医療計画に整備目標値などの記載義務付けを
-
厚生労働省が10月27日に開催した、社会保障審議会の医療部会で配付された資料。この日は、(1)在宅医療(2)地域医療支援センター(3)療養病床に係る経過措置―などについて議論を行った。
(1)の在宅医療は、社会保障・税一体改革成案にも盛り込まれているように、これからの医療提供体制の主軸の1つになると考えられている。しかし、在宅医療を推進していくにあたっては、課題も指摘されている。
その1つがサービス量の・・・
-
2011年10月12日(水)
[診療報酬] 診療所再診料等14の診療報酬につき不合理の見直し要望 日医
-
日本医師会は10月12日の定例記者会見で、不合理な診療報酬項目として見直しを求める項目を公表した。
日医はかねてより、「震災対応に注力すべきで、診療報酬・介護報酬の同時改定は見送るべき」と主張。一方で、医療・介護の現場で生じている喫緊の課題を解消するために、「不合理な診療報酬・介護報酬については、留意事項通知や施設基準要件の見直しなどを行うべき」とも提案している(p1参照)。
この日の会見では、・・・
-
2011年10月05日(水)
[診療報酬] 病床機能分化や在宅医療推進について議論開始 中医協総会
-
厚生労働省が10月5日に開催した、中医協総会で配付された資料。この日は、入院・外来・在宅医療について総論的な議論を行った。
本日のテーマとなった、「入院・外来・在宅医療についての総論」は、基本方針(予定)における4つの視点の1つである「医療と介護の機能分化と連携の推進を通じて、質が高く効率的な医療の実現」という視点の第1弾にあたる。
入院医療については、(1)高度急性期・一般急性期(2)亜急性期等(・・・
-
2011年09月09日(金)
[補正予算] 被災3県で地域医療再生基金等積み増し、地域医療・介護を復興
-
厚生労働省は9月9日に、平成23年度厚生労働省第三次補正予算(案)の主な要求項目を公表した。第一次補正は「緊急的な措置が必要な部分への対応」、第二次補正は「一次補正でもれてしまった部分への対応」、そして今回の第三次補正は「震災復興に向けた本格的な対応の第一弾」に位置づけられている。
「東日本大震災に係る復興支援」として、(1)地域における暮らしの再生に2333億円(2)原子力災害からの復興に4.3億円(3)・・・
-
2011年08月08日(月)
[介護保険] 24年度のダブル改定に向けて、介護保険サービス関係団体が参集
- 厚生労働省が8月8日に開催した、「介護保険サービスに関する関係団体懇談会」の初会合で配付された資料。この懇談会は、平成24年度の診療報酬・介護報酬の同時改定に向けて、介護保険サービスに関する関係団体が参集し、意見交換等を行うために設置された。参集する団体は、全国個室ユニット型施設推進協議会、全国小規模多機能型居宅介護事業者連絡会、全国訪問看護事業協会、日本認知症グループホーム協会、日本福祉用具供給協・・・
-
2011年07月13日(水)
[医療計画] 在宅医療体制指針、地域の実情に応じて柔軟に設定すべき
-
厚生労働省が7月13日に開催した、医療計画の見直し等に関する検討会で配付された資料。この日は、在宅医療について議論した。
厚労省当局から、在宅医療の現状と課題が提示された(p4~p18参照)。そこでは、在宅医療の指針案を作成するとした場合、(1)在宅医療の医療圏の設定にあたっては、介護保険事業計画を踏まえて策定すべきか(2)計画の策定にあたっては、在宅医療を担う在宅療養支援診療所、在宅療養支援病院など・・・
-
2011年04月26日(火)
[在宅医療] これまで以上の郡市区医師会による在宅医療支援に期待 日医
-
日本医師会はこのほど、日医総研ワーキングペーパーとして「地域における在宅医療の進展状況に関する調査」を公表した。これは、全国の郡市区医師会における在宅医療の整備体制の進捗状況を調査した結果である。
調査結果を見てみると、まず24時間の在宅医療の理想形態(最大3つまで回答)については、「在宅かかりつけ医と後方支援病院との連携による実施」がもっとも多く61.1%、次いで「在宅かかりつけ医と複数診療所との連・・・
-
2011年04月16日(土)
[在宅医療] 診療報酬上の評価で在宅療養支援病院等との連携推進を 日医
- 日本医師会はこのほど、日医総研ワーキングペーパーとして「在宅医療を担う診療所の現状と課題」を公表した。これは、日医総研が2008年度から行っている「在宅医療の提供と連携に関する実態調査」の結果を分析したもの(p4参照)。調査は、都道府県別に在宅医療を実施している診療所を抽出し、「自院の在宅医療提供体制の整備状況」や「自院の所在地域における在宅医療基盤の進展状況」「在宅医療のスタンス、将来の方向」な・・・
-
2011年04月15日(金)
[高齢者] 胃瘻合併症への対応、中小病院や在宅療養支援診療所との連携を
- 全日本病院協会は4月15日に、「胃瘻造設高齢者の実態把握及び介護施設・住宅における管理等のあり方の調査研究」と題する報告書を公表した。高齢化が進展し、在宅療養の機会が増加する中で、胃瘻造設後にもQOLの高い生活を叶える環境・体制の整備が求められている。そうした中で、胃瘻造設高齢者の実態を全国規模で把握するために本調査が行われた。病院等職員から8025件、家族から5449件の回答が得られている(p5~p6参照)。・・・
-
2011年04月08日(金)
[医療保険] 医療費適正化への取組を中間評価、24年度に向け目標を再確認
-
厚生労働省は4月8日に、全国医療費適正化計画の進捗状況に関する中間評価を公表した。全国医療費適正化計画とは、平成18年の医療制度改革で創設されたもので、国および都道府県は5年を1期として計画を定め、中間年度に進捗状況に関する中間報告を行うとしている。なお平成20年度に策定した全国医療費適正化計画では、国民の健康の保持の推進と医療の効率的な提供の推進について目標と取組を設定した(p8参照)。
目標・施・・・
-
2011年02月17日(木)
[医療提供体制] 病院・診療所(有床・無床・歯科)の在宅医療、連携を検討
-
厚生労働省が2月17日に開催した、社会保障審議会の医療部会で配付された資料。この日は、医療提供体制のあり方について議論した。
医療提供体制の改革は、主に(1)医師等の人材確保(2)医療提供施設の機能(3)在宅医療との連携(4)医療計画(5)救急・周産期医療体制(6)患者との関係、広告―などについて、検討の方向性を議論してきた。資料には、これらの項目にそって、これまでに部会が示した論点や委員の意見を整理し・・・
-
2011年01月21日(金)
[診療報酬] 看取りまでする在宅医療評価が次期改定の論点に浮上 中医協
-
厚生労働省が1月21日に開催した、中医協総会で配付された資料。この日は、医療と介護の連携について厚労省から説明を受けたほか、デバイス・ラグ解消に向けた医療保険サイドからのアプローチや、DPCの見直し方向について議論を行った。
また、行政刷新会議が診療報酬と重複する補助金の廃止方針を打ち出していた点について、中医協として「望ましくない」旨の意見を細川厚労相・蓮舫行政刷新相に提出することが了承された。
・・・
-
2009年11月11日(水)
[診療報酬] 入院料や在宅医療などについて議論 中医協・基本小委
-
厚生労働省が11月11日に開催した、中医協の診療報酬基本問題小委員会で配付された資料。この日は、入院料や在宅医療などについて議論された。
入院料では、(1)医療機能の分化の観点から、超急性期、急性期、亜急性期、慢性期を評価するための診療報酬上の設定(2)各病棟における患者像に合致しない患者の評価、特に医療の必要度の低い長期入院者への評価―をどう考えるかが論点となっている(p12参照)。また、在宅医療・・・
-
2009年01月27日(火)
約7割の在宅療養支援診療所で、24時間在宅担当医師が1人体制 日医調査
-
- 「在宅医療の提供と連携に関する実態調査」(在宅療養支援診療所調査)(1/27)《日本医師会》
- 発信元:日本医師会総合政策研究機構 カテゴリ: 調査・統計
調査結果からは、24時間体制が求められる届出診療所の72.4%で、在宅担当医師が1人体制だった(p15参照)。また、医師1人が・・・
-
2007年11月09日(金)
処方せん様式変更、後発品への変更「不可」の場合のみ署名に 中医協
-
厚生労働省が11月9日に開催した中医協の診療報酬基本問題小委員会で配布された資料。この日は(1)後発医薬品使用促進のための環境整備(2)訪問看護の充実(3)在宅医療を支援する病院の評価(4)疼痛緩和の推進―について議論された。
後発医薬品の使用促進については、現行では「後発医薬品に変更可」である場合は処方医が署名をすることになっているが、処方せん様式を変更し(p10~p11参照)、処方医が「後発医薬品に変・・・
-
2007年06月21日(木)
医療施設体系のあり方について論点整理案を公表
-
厚生労働省が6月21日に開催した「医療施設体系のあり方に関する検討会」で配布された資料。この日は、「これまでの議論を踏まえた整理(案)」が公表された。
論点整理案は、(1)地域医療支援病院(2)特定機能病院(3)医療連携体制・かかりつけ医、医師確保との関係(4)専門医(5)医療法に基づく人員配置標準―についてそれぞれまとめられている(p4~p11参照)。地域医療支援病院の承認要件のあり方については、「在宅・・・
-
2007年06月12日(火)
病院のがん放射線治療対応は約1割、リハビリ実施は約6割 東京都調査
-
東京都が6月12日に公表した平成18年度の東京都医療機能実態調査の結果の概要。調査は、「医療機能に関する調査」と「リハビリテーション対象患者の入退院状況調査」の2つの調査から構成されている(p2参照)。
医療機能に関する調査では、疾病別の対応状況を示している。がんについては、胃がん・大腸がん・胆のうがん・胆管がん・乳がんでは、約3割以上の病院が手術療法と化学療法の両方に対応しているが、放射線療法に対・・・
-
2006年12月15日(金)
後期高齢者医療制度の検討状況等について厚労省からヒアリング
- 自民党が12月15日に開催した社会保障制度調査会医療委員会で配布された資料。この日は、後期高齢者医療制度の検討状況等について、厚労省からヒアリングが行われた。厚労省が提示した資料では、(1)後期高齢者医療等に関する今後の主なスケジュール(p4~p6参照)(2)平成20年度後期高齢者医療制度の運営の仕組み(p7参照)(3)在宅療養支援診療所のイメージ(仙台市で看取りまで含めた在宅医療を行っている診療所の例)&・・・
ダウンロードしたPDFファイルを閲覧・印刷するには、Adobe Reader(またはAdobe Acrobat Reader)がインストールされている必要があります。
まだインストールされていない場合は、こちらより、Adobe Readerを予め、ダウンロード、インストールしておいてください。
まだインストールされていない場合は、こちらより、Adobe Readerを予め、ダウンロード、インストールしておいてください。