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2011年02月15日(火)
[再生医療] がん細胞免疫療法を用いた研究は本指針の「対象外」 Q&A
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厚生労働省は2月15日に、「ヒト幹細胞を用いる臨床研究に関する指針」に関するQ&Aを公表した。
Q&Aでは、(1)「ヒト幹細胞」の定義の根拠はなにか(2)がん細胞免疫療法を用いた研究は本指針の対象に含まれるか(3)「調製機関の研究責任者は、研究者に対し定期健康診断を行い、ヒト幹細胞等を取り扱うのに不適当な者を調製作業に従事させてはならない」とあるが、「不適当な者」とは具体的にはどのような者か―など、現行指針・・・
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2011年02月09日(水)
[国庫補助] 第3次保健衛生施設等整備費、国庫補助額は合計857万8000円
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厚生労働省は2月9日に、平成22年度の保健衛生施設等施設整備費実施計画(3回目)を公表した。
資料によると、第3次当初予算分の内訳は、感染症外来指定医療機関2件、精神科デイ・ケア施設1件、精神科病院(作業・生活部門等含)1件の計4件で、国庫補助予定額は合計で857万8000円となっている(p1参照)。
また、各都道府県別の概況として、その詳細が示されている(p2参照)。
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2011年02月08日(火)
[感染症対策] 院内感染が発生しても、対策について冷静な判断が重要
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厚生労働省はこのほど、第10回院内感染対策中央会議でとりまとめられた「院内感染対策中央会議提言」を公表した。
わが国における院内感染は、患者の高齢化による易感染者の増加や、多剤耐性菌の拡がりにより、各医療機関における対応が難しくなっている。そのため、医療法施行規則に則り、個々の医療機関における感染制御の取り組みとともに、地域の医療機関等でネットワークを構築し、院内感染発生時にも各医療機関が適切に・・・
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2011年02月04日(金)
[厚生政策] がん対策や、臓器移植対策などを都道府県に説明 厚労省
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厚生労働省が2月4日に開催した、全国健康関係主管課長会議で配付された資料。この会議は健康局が所管する平成22年度事業などについて、都道府県の主管課長に説明するもの。
資料では、(1)生活習慣病対策(p32~p76参照)(2)がん対策(p77~p104参照)(3)地域保健・保健指導(p105~p130参照)(4)臓器移植対策(p131~p157参照)(5)感染症対策(p158~p213参照)(6)難病対策(p216~p222参照)・・・
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2011年01月24日(月)
[医療計画] 救命救急センターの複数設置等を盛り込む医療計画 兵庫県
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兵庫県は1月24日に、兵庫県保健医療計画(案)を公表した。兵庫県は、平成23年4月1日に保健医療計画の改定を予定しており、今回の改定は、平成20年4月の第5次改定の際に据え置きとなっていた、基準病床数をはじめ、地域医療再生計画や周産期医療体制整備計画の策定など、第5次改定以降の医療を取り巻く状況の変化を踏まえて行われる。
兵庫県には10の2次保健医療圏域が設けられている。県では、「各圏域において、次期保健医療・・・
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2011年01月21日(金)
[感染症対策] 多剤耐性菌の実態調査結果、NDM-1保有が2株
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厚生労働省は1月21日に、「我が国における新たな多剤耐性菌の実態調査」の調査結果を公表した。また、ニューデリー・メタロ-β-ラクタマーゼ1(NDM-1)産生の多剤耐性肺炎桿菌が検出されたことを併せて報告している(本調査における第2例目であり、国内での報告例としては第3例)。
今回は、平成22年9月15日から12月28日までの調査結果を報告している(p2参照)。
調査の結果、受け入れ菌株数は9月が11、10月が45、11月が・・・
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2011年01月20日(木)
[地域医療] 約60億円の建設費をもって、都立墨東病院整備へ
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東京都は1月20日に、東京都立墨東病院の整備に関する資料を公表した。
墨東病院がある区東部保健医療圏は、人口増加地域でありながら、都内の他の二次医療圏と比較して、相対的に医療体制の整備が遅れている。たとえば、人口当たりの300床以上の一般病院数が全国平均および多摩部の約半分であるという。また、産科・産婦人科の標榜医療機関数は全国平均以下、がん拠点病院が未整備などがあげられる。そこで、東京都地域医療再・・・
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2011年01月14日(金)
[感染症対策] 四類感染症として、蚊を媒介とするチクングニア熱を追加
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政府は1月14日に、感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律施行令及び検疫法施行令の一部を改正する政令を公布した。
主な改正点は、(1)感染症予防法施行令において、チクングニア熱を四類感染症に追加する(2)エボラ出血熱等の病原体としてエボラウイルス属ブンディブギョエボラウイルス等を一種病原体に追加する(3)検疫法施行令において、検疫感染症の病原体の有無に関する検査手数料を改定する―など・・・
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2010年11月30日(火)
[診療報酬] 感染症免疫学的検査に、肺炎球菌細胞壁抗原を追加 厚労省
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厚生労働省はこのほど、検査料の点数の取扱いについて通知を行った。
これは、平成22年3月5日付の医療課長通知「診療報酬の算定方法の一部改正に伴う実施上の留意事項について」(いわゆる診療報酬点数の解釈通知)を一部改正するもの。平成22年12月1日から適用されている。
具体的には、医科点数表D012『感染症免疫学的検査』の項目として、新たに「肺炎球菌細胞壁抗原(定性)」が加わり、同抗原の検査については「尿中肺・・・
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2010年11月30日(火)
[鳥インフル] 島根で高病原性鳥インフル発生、人への感染防止対策を要請
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厚生労働省は11月30日に、高病原性鳥インフルエンザが疑われる事例が発生したとして事務連絡を行った。
資料によれば、11月29日に島根県安来市において、採卵鶏2万3300羽のうち約30羽が死亡。遺伝子検査でH5亜型であることを確認したことから、「高病原性鳥インフルエンザに関する特定家畜伝染病防疫指針」に基づき、当該農場での殺処分、焼埋却等必要な防疫措置などの実施を決定したという(p2~p3参照)。
厚労省ではこ・・・
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2010年11月18日(木)
[行政改革] 国立病院機構、償還計画・キャッシュ計画等の早急作成が必要
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内閣府が11月18日に開催した、行政刷新会議ワーキンググループ「事業仕分け第3弾」で配付された資料。この日は、(1)文部科学省の科学研究費補助金など競争的資金(p8~p170参照)(2)国立病院機構運営費交付金(p171~p179参照)―などが俎上に載せられた。
(1)の競争的資金とは、「広く研究開発課題等を募り、提案された課題の中から、科学的・技術的な観点を中心とした評価に基づいて実施すべき課題を採択し、研究者・・・
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2010年11月18日(木)
[感染症対策] 多剤耐性菌調査、KPC型カルバペネマーゼ産生肺炎桿菌を検出
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厚生労働省は11月18日に、 「我が国における新たな多剤耐性菌の実態調査」において、KPC型カルバペネマーゼ産生肺炎桿菌が検出されたことを公表した。同調査におけるKPC型カルバペネマーゼ産生菌の報告は、これが第1例であり、国内での報告例としては第2例だという。
これは、松下記念病院(大阪府)に外傷の治療のために入院中の40歳代の男性患者から検出されたもの。肺炎桿菌による感染症の症状はなく、菌を保菌している状態・・・
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2010年11月18日(木)
[意見募集] 「薬剤耐性アシネトバクター感染症」を五類感染症に位置づけ
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- 「感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律施行令及び検疫法施行令の一部を改正する政令案」に関する意見募集について(11/18)《厚労省》
- 発信元:厚生労働省 健康局 結核感染症課 カテゴリ: 医療制度改革
これは、厚生科学審議会感染症分科会感染症部会(平成22年10月1日開催)における検討結果を踏まえ、新たに「チクングニア熱」を四類感染症および検疫感染症に位置付けるためのもの。これにより、感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律施行令(平・・・
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2010年11月15日(月)
[感染症対策] ノロウイルスの発生ピークを迎え、Q&A示す 厚労省
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- ノロウイルスに関するQ&A(11/15)《厚労省》
- 発信元:厚生労働省 医薬食品局 食品安全部企画情報課 カテゴリ: 保健・健康
具体的には、(1)ノロウイルスによる胃腸炎とはどのようなものか(2)どのようなウイルスか(3)ノロウイルスによる食中毒・感染症の発生頻度(4)発症した場合の治療法(5)患者のふん便や吐ぶつを処理する際の注意事項(6)感染が疑われ・・・
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2010年11月11日(木)
[感染症対策] 麻しんPCR検査すすめるため、検体提出を要請 厚労省
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厚生労働省は11月11日に、麻しんの検査診断に関する通知を発出した。
麻しん患者報告の約6割が「IgM抗体検査」による検査診断に基づいているが、同検査は、麻しん以外の発疹性ウイルス疾患に罹患している場合にも、陽性になることがあると指摘されている。このため、麻しんの確定診断には、遺伝子検査(RT-PCR法)を含めた精度の高い検査を実施していく必要があるという。通知では、今後は、地方衛生研究所と保健所等が連携し・・・
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2010年11月10日(水)
[感染症対策] 多剤耐性菌の実態調査、11月10日現在における中間報告
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厚生労働省は11月10日に、「我が国における新たな多剤耐性菌の実態調査」の結果を公表した。
ニューデリー・メタロ-β-ラクタマーゼ1(NDM-1)等を産生する多剤耐性菌は、海外で感染が拡大していることが報告されてきた。しかし、国内においても、医療機関に入院していた患者の感染や保菌事例が確認されたため、国内での実態を明らかにするために厚労省は、平成22年9月15日から実態調査に乗り出していた。
今回は、11月10日現・・・
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2010年10月29日(金)
[予防接種] 肺炎球菌ワクチン誤接種防止のため、接種対象者の年齢確認を
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厚生労働省は10月29日に、肺炎球菌ワクチン誤接種防止対策に関する通知を発出した。
肺炎球菌による感染症を予防するワクチン(以下「肺炎球菌ワクチン」)には、主として高齢者などを対象とする「ニューモバックスNP」と、2ヵ月齢以上9歳以下の小児を対象とする「プレベナー水性懸濁皮下注」が販売されている。この2種類のワクチンについて、それぞれ接種対象者ではない者への誤接種の事例が複数報告されていること、および誤・・・
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2010年10月29日(金)
[予防接種] 接種事業における役割分担や費用負担について提案 厚労省
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厚生労働省が10月29日に開催した、厚生科学審議会感染症分科会の予防接種部会で配付された資料。この日は、予防接種について包括的に議論した。
厚労省当局からは、これまでの意見の整理(案)が提示された(p5~p13参照)。整理(案)では、(1)対象となる疾病・ワクチンのあり方(2)予防接種事業の適正な実施の確保(3)予防接種に関する情報提供(4)接種費用の負担(5)予防接種に関する評価・検討組織(6)ワクチン・・・
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2010年10月29日(金)
[感染症対策] 薬剤耐性菌等踏まえ、院内感染対策マニュアル改訂 東京都
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東京都は10月29日に、院内感染対策マニュアル(2010年版)を公表した。都では、平成14年に院内感染予防対策マニュアルを作成し、17年に改訂。今般、第5次医療法改正や、新型インフルエンザの発生、薬剤耐性菌問題などを踏まえ、大幅改訂を行っている(p1参照)。
マニュアルは、(1)院内感染防止体制(2)標準予防策と感染経路別予防策(3)施設・場面に応じた感染防止対策(4)院内感染発生時の対応―の4部構成。「○○を開・・・
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2010年10月21日(木)
[規制改革] 急性期・感染症を前提とした医療からの転換を検討 内閣府
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内閣府が10月21日に開催した、規制・制度改革に関する分科会で配付された資料。この日は、第2クールの進め方やスケジュールに関する当局案が示された。
当局案によると、(1)分科会の下に、医療・介護分野(ライフイノベーション)等の3つのワーキンググループ(WG)を置き、具体的な審議を行う(2)WGでは、必要に応じ一部の委員で個別分野の打ち合わせを行い、当該WGの調査審議に備える―というもの(p7~p8参照)。スケジ・・・
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2010年10月21日(木)
[感染症対策] 多剤耐性菌対策で、感染症診療への人材配置・育成など提言
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感染症関連の四学会(日本感染症学会、日本化学療法学会、日本環境感染学会、日本臨床微生物学会)は10月21日に、多剤耐性アシネトバクター感染症に関する提言を公表した。これは、国内における多剤耐性アシネトバクター感染症の拡大防止、適正な診断と治療を促進することを目的に、問題点や改善点をまとめたもの。
提言では、必要重点項目として(1)多剤耐性の定義決定(2)効果的なサーベイランスの実施とその活用(3)現在・・・
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2010年10月21日(木)
[感染症対策] 院内感染サーベイランス事業、200床以下病院への支援強化を
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厚生労働省が10月21日に開催した、院内感染対策中央会議で配付された資料。この日は、帝京大学医学部附属病院における院内感染について報告が行われた。
同病院では、多剤耐性アシネトバクターの院内感染が発覚し、感染との因果関係が否定できない死亡者は9月1日現在で9名にのぼる。資料では、帝京大学からの報告等に基づき、帝京大学医学部附属病院における院内感染の経緯を整理(p5参照)。また、国立感染症研究所から、・・・
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2010年10月19日(火)
[行政改革] 国立病院機構やRFOなどから病院経営についてヒアリング
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厚生労働省がこのほど開催した、独立行政法人・公益法人等整理合理化委員会で配付された資料。この日は、病院を管理運営する独立行政法人等からのヒアリングを行った。
意見陳述に立ったのは、(1)国立病院機構(2)年金・健康保険福祉施設整理機構等(3)労働者健康福祉機構―の3つの独立行政法人。
国立病院機構は、全国の病院ネットワークによる人的・技術的・資金的な相互支援を実施しながら、診療・臨床研究・教育研修・・・
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2010年10月12日(火)
[感染症対策] 多剤耐性菌の発生をふまえ、高齢者介護施設も感染症対策を
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- ニューデリー・メタロ-β-ラクタマーゼ1(NDM-1)産生多剤耐性菌の発生をふまえた高齢者介護施設等における感染症対策について(10/12)《厚労省》
- 発信元:厚生労働省 老健局 老人保健課 カテゴリ: 介護保険
厚労省は、これまでも「我が国における新たな多剤耐性菌の実態調査」において、ニューデリー・メタロ-β-ラクタマーゼ1(NDM-1)産生肺炎桿菌が検出されたことを公表している(p3~p6参照)。事務連絡で・・・
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2010年10月12日(火)
[予防接種] 子宮頸がん予防ワクチン等、予防接種法の定期接種にすべき
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厚生労働省が10月6日に開催した、厚生科学審議会感染症分科会の予防接種部会で配付された資料。この日は、予防接種の適正実施や費用負担などについて議論を行ったほか、細川厚労相に宛てて子宮頸がんの予防ワクチン(HPVワクチン)などを予防接種法における定期接種に位置づけるべきとする意見を取りまとめた。
子宮頸がんの主原因はヒトパピローマウイルス(HPV)の感染によるものであり、ワクチン接種と定期検診で予防するこ・・・
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