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2013年08月28日(水)
[税制改正] 社会保障充実等に向け、法の定めどおりの消費増税を 日医
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日本医師会の横倉会長は8月28日に、内閣府が主催する「今後の経済財政動向等についての集中点検会合」に出席し意見陳述を行った。
この会合は、消費税率を予定どおり平成26年4月に8%、27年10月に10%に引上げるべきか否かという点についての判断材料を得るため、有識者60名から意見を聴取するもの。
横倉会長は、「必要とする医療が過不足なく受けられる社会」が重要であるとし、そのためには社会保障の安定的な財源として・・・
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2013年08月28日(水)
[診療報酬] 消費税率8%対応、基本診療料中心に引上げ 消費税分科会
- 厚生労働省は8月28日に、診療報酬調査専門組織の「医療機関等における消費税負担に関する分科会」を開催した。 この日は議論の中間整理を行った。もっとも、一部内容については委員から異論が出たが、修正については田中分科会長(慶大大学院教授)に一任されており、修文のうえ、近く中医協総会に報告される見通しだ。<br /><br /> 消費税率が平成26年4月から8%に引上げられた場合、医療機関等が負担している控・・・
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2013年08月27日(火)
[26年度予算] 健康長寿社会の実現や医療費自然増等見込み30兆5620億円要求
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厚生労働省は8月27日に、平成26年度予算概算要求の主要事項を発表した。
26年度の概算要求額を見ると、一般会計は30兆5620億円で、前年度当初予算に比べて1兆1299億円・3.8%の増額となっている。このうち、年金・医療等に係る経費は29兆1235億円で、前年度比9732億円・3.5%の増額である(p6参照)。
なお、ここには診療報酬改定や、社会保障・税番号制度導入に伴うシステム改修費などは含まれていない。これらは、年末・・・
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2013年08月23日(金)
[DPC] DPC準備病院応募は25年9月中、対象病院への移行確定は25年9月30日
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厚生労働省は8月23日に、「DPC制度への参加等の手続きについて(通知)」の一部改正に関する通知を発出した。
これは、DPC準備病院の募集および、DPC準備病院からDPC対象病院への移行手順を見直すもの。
DPC制度へ参加するためには、まずDPC準備病院となり、最低2年間の準備(データ提出など)期間を経なければならない。
DPC準備病院となるには、要件(7対1・10対1を満たすことや、コーディングに関する体制を整えている・・・
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2013年08月13日(火)
[DPC] データ提出遅れた8病院で、25年9月分のデータ提出加算算定不可
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厚生労働省は8月13日に、「DPC対象病院等におけるデータ提出加算の取扱い」に関する通知を発出した。
平成24年度の診療報酬改定において、病院がDPCフォーマットに基づくデータ提出を行った場合の評価として、A245【データ提出加算】が新設された。この加算は、DPC対象病院でも算定できるが、データ提出に遅延があると解析・分析に支障が出るため、ある月のデータ提出が遅れた病院については、その翌々月には加算の算定ができ・・・
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2013年08月09日(金)
[医療提供体制] 医療法等改正案、臨時会提出は断念、来年の通常国会目指す
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厚生労働省は8月9日に、社会保障審議会の「医療部会」を開催した。
この日は、前回(8月2日)会合に続き、平成26年度診療報酬改定の基本方針策定に向けた論議をしたほか、医療法等改正に向けた議論を行った。
26年度改定基本方針に関しては、社会保障・税一体改革関連部分についての基本的な考え方(案)が厚労省から示され、概ね了承した。
医療機関の機能分化・強化と連携(7対1一般病棟の施設基準厳格化や亜急性期病床・・・
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2013年08月09日(金)
[医療保険] 26年度改定で、「病院から在宅」「医療から介護」の移行を評価
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厚生労働省は8月9日に、社会保障審議会の「医療保険部会」を開催した。
この日も前回に引続き、(1)26年度診療報酬改定の基本方針(2)社会保障・税一体改革―が議題となった。
(1)の改定基本方針に関しては、厚労省当局から「次期診療報酬改定における社会保障・税一体改革関連の基本的な考え方について(案)」が提示された(p4~p7参照)。これは、本部会や、同じく改定基本方針の議論をしている社保審・医療部会にお・・・
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2013年08月02日(金)
[診療報酬] 医療部会でも26年度改定基本方針策定に向けた議論スタート
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厚生労働省は8月2日に社会保障審議会の「医療部会」を開催し、次期(平成26年度)診療報酬改定や、医療法改正に向けた議論をスタートさせた。
診療報酬改定においては、「基本方針は医療保険部会・医療部会が定める」「改定率は内閣が予算編成の中で定める」「中医協は基本方針と改定率に基づいて、診療報酬項目等の見直しを行う」という役割分担が定められている(p4参照)。
26年度改定についても上記に沿い、医療部会・・・
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2013年08月01日(木)
[医療保険] 26年度改定、病院の機能分化推進と並行し、連携促進にも注力を
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厚生労働省は8月1日に、社会保障審議会の医療保険部会を開催した。
この日の議題は、(1)26年度診療報酬改定の基本方針(2)社会保障・税一体改革―の大きく2点。
(1)の26年度改定基本方針に関しては、厚労省当局から「次期改定における、一体改革関連の基本的な考え方」が提示された(p4~p9参照)。
これまでの医療保険部会の議論等をもとに、一体改革実現に向けて26年度改定でどのようなアプローチが可能かについ・・・
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2013年07月31日(水)
[診療報酬] マイコプラズマ抗原定性検査を、8月1日から保険適用
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厚生労働省は7月31日に、「検査料の点数の取扱い」に関する通知を発出した。
これは、新たな検査技術の保険導入(7月31日の中医協総会で承認)に伴い、平成24年度診療報酬改定の解釈通知である「診療報酬の算定方法の一部改正に伴う実施上の留意事項について」(24年3月5日付、保医発0305第1号)を一部改正するものである。
具体的には、D012【感染症免疫学的検査】に、新たに『マイコプラズマ抗原定性』を追加している。
・・・
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2013年07月29日(月)
[社会保障] 26年度改定で在支診看取要件の強化等を 国民会議・遠藤委員
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政府は7月29日に、社会保障制度改革国民会議を開催した。
この日は、官房当局から報告書の「総論部分」案(p2~p15参照)が示されたほか、遠藤委員(学習院大経済学部長、社会保障審議会・医療保険部会長)や駒村委員(慶大経済学部教授)らから意見(p19~p38参照)が提出されている。
まず総論案を見ると、社会保障制度改革の基本的な考え方として(1)自助・共助・公助の最適な組合せ(2)社会保障の機能の充実と給付・・・
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2013年07月26日(金)
[DPC] DPCコーディングガイド、26年4月からガイドラインとして導入か
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厚生労働省は7月26日に、診療報酬調査専門組織のDPC評価分科会を開催した。
この日の議題は、大きく次の2点。
1.DPC/PDPSコーディングガイド
2.DPC/PDPSの対象病院と準備病院の募集
1のコーディングガイドは、「DPCコード(診断群分類番号)を決定する際の拠り所となるものを策定しよう」という考えのもと、専門研究班(いわゆる伏見研究班)で検討されているものだ。
DPC制度では、最も資源投入量の多い傷病を対象に・・・
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2013年07月25日(木)
[医療保険] 26年度改定基本方針策定に向け、医療保険部会が検討スタート
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厚生労働省は7月25日に、社会保障審議会の医療保険部会を開催した。
この日は、(1)産科医療補償制度(2)平成26年度診療報酬改定―について議論したほか、厚労省当局から、社会保障制度改革国民会議の状況(p192~p412参照)について報告を受けた。
まず(2)の26年度診療報酬改定について見てみよう。
18年度の中医協改革によって、診療報酬改定論議は、「基本方針は医療保険部会・医療部会が定める・・・
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2013年07月24日(水)
[診療報酬] 病院の診療科別収支調査、継続の是非で意見分かれる 中医協
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厚生労働省は7月24日に、中医協の診療報酬基本問題小委員会を開催した。
この日は、下部組織である「診療報酬調査専門組織・医療機関のコスト調査分科会」から報告を受けた。
報告内容は、(1)平成24年度の「医療機関の部門別収支に関する調査」報告書(2)「部門別収支に関する調査」の今後の取扱い―の2点。
(1)の報告書の内容(p3~p178参照)については、既にお伝えしているので、詳しくはそちらをご参照いただき・・・
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2013年07月24日(水)
[診療報酬] 24年度改定検証、勤務医負担軽減や維持期リハ状況等の調査開始
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- 中央社会保険医療協議会 診療報酬改定結果検証部会(第37回 7/24)《厚生労働省》
- 発信元:厚生労働省 保険局 医療課 カテゴリ: 診療報酬 診療報酬改定結果検証部会
結果検証部会は、診療報酬改定の効果・影響を改定のたびに詳細に調べ、その結果を分析し、次の改定に反映させる重要な役割を担っている。
平成24年度改定については、重要項目を(1)効果・影響が早期に出やすい項目(2)効果・影響が現れるまでに時間のかかる項目―に分け、(1)は24年度に、(2)は25年度に調査することとされていた。
(2)の25・・・
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2013年07月24日(水)
[診療報酬] 尿路結石に加え、膵石も非侵襲的に破砕する新機器等を保険適用
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厚生労働省は7月24日に、中医協総会を開催した。
この日の議題は、(1)新たな医療機器の保険適用(2)「平成24年度診療報酬改定の結果検証」に係る特別調査(25年度調査)・調査票(3)歯科用貴金属価格の随時改定(4)「平成24年度医療機関の部門別収支に関する調査」報告書―の4点で、いずれも了承されている。
まず、(1)の新たに保険適用される医療機器は次の3製品(p3参照)。
●大腿骨頸部骨折等の人工骨頭置換術・・・
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2013年07月18日(木)
[診療報酬] 大学病院の外来、救急や経営上の課題解決が今後の論点
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- 26年度診療報酬改定の論点整理(案)(7/18)《全国医学部長病院長会議》
- 発信元:全国医学部長病院長会議 カテゴリ: 診療報酬
論点は、大きく次の6つ(p1参照)。
(1)機能分化としての大学病院の外来機能
(2)7対1看護基準の見直し
(3)DPC/PDPS改定
(4)大学病院における精神科の評価
(5)薬剤師の病棟配置の評価
(6)後発医薬品の使用促進
このうち、(1)では、「大学病院の外来は減少しつつある」としたうえで、「救急部門をどう考えるべきか」「・・・
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2013年07月17日(水)
[診療報酬] 医療機関の部門別収支調査、基本小委で継続の是非など検証へ
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厚生労働省は7月17日に、診療報酬調査専門組織の「医療機関のコスト調査分科会」を開催した。
この日は、厚労省当局から平成24年度の「医療機関の部門別収支に関する調査報告書」案について説明を受けたほか、部門別収支調査のあり方そのものについて検討を行った。
医療機関の部門別収支に関する調査は、(1)病院における診療科別の収支把握手法を確立する(2)医療機関のコストや機能等に基づいた診療報酬改定を行うため・・・
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2013年07月08日(月)
[DPC] 再照会データ提出遅れた6病院で、25年8月のデータ提出加算不可
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厚生労働省は7月8日に、「DPC対象病院等におけるデータ提出加算の取扱い」に関する通知を発出した。
平成24年度の診療報酬改定において、病院がDPCフォーマットに基づくデータ提出を行った場合の評価として、A245【データ提出加算】が新設された。この加算は、DPC対象病院でも算定できるが、データ提出に遅延があると解析・分析に支障が出るため、ある月のデータ提出が遅れた病院については、その翌々月には加算の算定ができな・・・
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2013年07月04日(木)
[医薬品] 医薬品産業の業績、中医協に報告し適切な財源配分を 日医総研
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- 医薬品関連企業の2012年度決算―2012年度診療報酬改定の影響など―(7/4)《日本医師会総合政策研究機構》
- 発信元:日本医療機能評価機構 カテゴリ: 医薬品・医療機器
この研究では、2012(平成24)年度の診療報酬改定等が、医薬品メーカーや卸業、調剤薬局の経営にどのような影響を与えているかを調査したもの。
24年度の改定率は、診療報酬本体プラス1.379%、薬価マイナス1.26%(薬価ベースではマイナス6.00%)、材料マイナス0.12%であった(p5参照)。
こ・・・
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2013年06月28日(金)
[診療報酬] リポ蛋白分画(HPLC法)等を新たな血液化学検査として保険適用
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厚生労働省は6月28日に、「検査料の点数の取扱い」に関する通知を発出した。
これは、新たな検査技術の保険導入(6月26日の中医協総会で承認)に伴い、平成24年度診療報酬改定の解釈通知である「診療報酬の算定方法の一部改正に伴う実施上の留意事項について」(24年3月5日付、保医発0305第1号)を一部改正するものである。
見直し項目は、次のとおり(p1~p5参照)。
(1)D007【血液化学検査】に、『リポ蛋白分画(HPLC・・・
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2013年06月27日(木)
[医療提供体制] 周術期管理行える医師と看護師の中間職創設を 外科学会
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日本外科学会は6月27日に、田村厚生労働大臣と原医政局長に宛てて要望書を提出した。
同学会では、「疾病の複雑化等による医療現場の業務量増大」→「研修医等の外科敬遠による、外科医の減少」→「1人あたり外科医の業務量増大」→「さらなる外科の敬遠」という負のスパイラルに陥っていることを訴え、これまでにも改善要望を続けている。
今回の要望書では、米国の(1)週80時間を超えない勤務時間(2)週1回の完全な休日の確・・・
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2013年06月27日(木)
[診療報酬] 24年6月審査分の医科入院外、在宅が大きく減少 社会医療調査
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厚生労働省は6月27日に、平成24年(2012)社会医療診療行為別調査の概況を発表した。24年6月審査分のレセプトをもとに、医療行為や傷病の状況を調査したもの。医科病院と調剤については、厚労省のナショナルデータベースに蓄積されている全レセプトを集計対象にしている(医科診療所等は、従来どおりの抽出調査)(p1参照)(p3参照)。
医科入院について見てみると、1件あたり点数は4万8962.8点で、前年に比べて1411.・・・
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2013年06月26日(水)
[診療報酬] 在宅での褥瘡対策や、入院患者の褥瘡状態チェック拡大等を議論
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厚生労働省は6月26日に、診療報酬調査専門組織の「入院医療等の調査・評価分科会」を開催した。
この日の議題は、「医療機関における褥瘡の発生等の状況の検討」。
褥瘡対策については、前回(6月20日)会合でも、褥瘡患者管理加算を入院基本料等に包括化した点(p8~p9参照)に関する議論が行われている。そこでは、入院医療機関において、一定の「褥瘡対策」が採られている状況がうかがえ、包括化を継続していく方向が・・・
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2013年06月14日(金)
[診療報酬] 特定薬剤治療管理料対象にタクロリムス使用間質肺炎患者を追加
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厚生労働省は6月14日に、「診療報酬の算定方法の一部改正に伴う実施上の留意事項について」の一部改正に関する通知を発出した。
これは、平成24年度診療報酬改定の解釈通知を一部改正するもの。具体的には、B001【特定疾患治療管理料】の2『特定薬剤治療管理料』を算定できる患者に、「間質性肺炎(多発性筋炎または皮膚筋炎に合併するものに限る)の患者であって、タクロリムス水和物を投与しているもの」を追加している・・・
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