よむ、つかう、まなぶ。

MC plus(エムシープラス)は、診療報酬・介護報酬改定関連のニュース、

資料、研修などをパッケージした総合メディアです。


費-1参考2○費用対効果評価専門組織からの意見について (24 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000182080_00013.html
出典情報 中央社会保険医療協議会 費用対効果評価専門部会(第62回 7/12)《厚生労働省》
低解像度画像をダウンロード

資料テキストはコンピュータによる自動処理で生成されており、完全に資料と一致しない場合があります。
テキストをコピーしてご利用いただく際は資料と付け合わせてご確認ください。

13

モデル分析
13.1 「7.」の原則に基づき、予後や将来費用を予測するために決定樹モデル、マル
コフモデル等を用いたモデル分析を行ってもよい。

13.2

モデル分析を行う際には、そのモデルの妥当性について示さなければならな
い。例えば、
(A) 内的妥当性 : なぜそのような構造のモデルを構築したのか、病態の自然
経過を十分にとらえられているか、使用しているパラメータは適切なも
のか等
(B)

外的妥当性 : 既存の臨床データ等と比較して、モデルから得られた推計
が適切なものであるか等

13.3

モデルを構築する際に使用した仮定については明確に記述する。

13.4

モデルを構築する際に使用したパラメータとそのデータソースについてはす
べて提示する。

13.5

使用したモデルや計算過程については電子ファイルの形式で、第三者の専門
家が理解でき、かつ原則としてすべての主要なパラメータ ( 推移確率、QOL
値、費用 ) を変更できる形で作成し、提出する。

13.5.1

費用については、その全体額のみでなく、それらの詳細 ( 積み上げの
場合は各資源消費量と単価など ) を変更できるようにしておくことが
望ましい。特に評価対象技術や比較対照技術の単価については、第
三者が変更できるようにしなければならない。

13.6

マルコフモデルを用いて解析する場合、1 サイクルあたりの期間が長く、結果
に影響を与える場合は、半サイクル補正を実施する。

国立保健医療科学院 保健医療経済評価研究センター(C2H)

24