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資料2_中間とりまとめ(案) (12 ページ)

公開元URL https://www.mext.go.jp/kaigisiryo/mext_00586.html
出典情報 今後の医学教育の在り方に関する検討会(第5回 9/11)《文部科学省》
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おける勤務環境の現状に対する懸念も示された。
○ 地域医療を支える大学病院の機能を維持するためには、働き方改革を進め、若手医
師が大学病院で働きたいと思えるような、また日本の大学病院が世界の中で高く評
価され、大学病院の勤務医が憧れの存在として輝けるような環境づくりが重要であ
る。
○ このため、大学病院において、若手医師の処遇改善とともに、ワークシェアが可能と
なるように教育・研究・診療の体制を整備し、研究時間の確保など多様な価値観を尊
重したキャリア形成など、若手医師の勤務環境の改善を進め、医師のクオリティオ
ブライフが高まるような取組が必要である。
○ また、女性医師の割合が高まり17、家事・育児と両立した研究活動の支援が求められ
ている。現状としては、女性が家庭内での家事・育児の多くを担っており18、研究活
動を継続することに困難を感じる女性医師も多い。また、女性医師のみならず、男性
医師も育児や介護などにより、一定の期間、勤務時間に対する配慮が必要な場合も
増えてきている。このため、研究や診療における個々人のキャリアが中断すること
がないよう、ワークシェアの推進や医師の勤務形態に応じた保育サービスの提供な
ど柔軟な支援が必要である。
○ 一部の大学では、教育・研究・診療のいずれかの領域で特筆すべき業績があり将来活
躍が期待される女性教員を対象に、上位職への登用を公募し、研究支援者の配置等
の支援を行うとともに、登用期間中の業績に基づいて正式に昇任させる取組が行わ
れている。このような研究者としての女性のキャリアアップを支援するための仕組
みを、各大学において積極的に推進することが必要である。
2.医学部及び大学院における教育・研究の充実
2-1.医学部及び大学院における教育・研究の現状と課題
○ 2021(令和3)年の医師法(昭和二十三年法律第二百一号)の改正により、医学生に
対する共用試験が公的化され、共用試験の合格を医師国家試験の受験資格要件とす
るとともに、同試験に合格した医学生が臨床実習として医業を行うことができるこ
とが明確化された。また、2022(令和4)年には、医学教育モデル・コア・カリキュ
ラムを改訂し、医師に求められる基本的な資質・能力を共通化して示すとともに、
新たに「総合的に患者・生活者をみる姿勢」、
「情報・科学技術を活かす能力」を加え
るなど、新たな時代に応じた医療人を養成するための取組を各大学に求めている。
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2020(令和2)年 12 月 31 日現在の全医師に占める女性医師の割合は 22.8%(令和2(2020)
年医師・歯科医師・薬剤師統計より)

18 参考:2016(平成 28)年の6歳未満の子を持つ共働き世帯の家事・育児・介護時間:妻 370 分、
夫 84 分(令和2年版男女共同参画白書より)


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