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資料2_中間とりまとめ(案) (15 ページ)

公開元URL https://www.mext.go.jp/kaigisiryo/mext_00586.html
出典情報 今後の医学教育の在り方に関する検討会(第5回 9/11)《文部科学省》
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ラムの内容を博士課程と両立できる内容とすることについて積極的に推進すべきで
ある。
○ また、臨床研修においても、2022(令和4)年度から研修期間中に最大6か月間の基
礎系研究室への配属を可能とする「基礎研究医プログラム」が開始されている。国
は、その活用を推進するとともに、実施状況を踏まえた在り方の検討を行うことが
必要である。各大学・大学病院においては、例えば、研修2年目から博士課程へ進学
し並行的に履修するなど、柔軟なカリキュラムとコース設定を行うことが望ましい。
○ さらに、各学会における専門医の取得に当たっては、例えば、その取得要件におい
て、論文投稿や学会発表など一定の研究活動を求めることを検討すべきである。
○ また、医学分野の博士号取得者は、社会人学生が約6割を占めており、他分野と比べ
て社会人学生が多い。医師それぞれが、自身のキャリアをデザインできるよう、人材
の流動性を確保し、多様なキャリアパスが用意されていることが必要である。この
ため、国は、海外留学や海外大学と連携した大学院プログラム(ジョイント・ディグ
リー、ダブル・ディグリー)等によるキャリア形成を支援するとともに、各大学にお
ける研究活性化のための取組(研究者に対する一定の研究エフォートの確保、研究
活性化プロジェクトの設立、基金造成による研究費支援、研究 DX の推進等)を広く
周知するなど、各大学の取組を後押しする必要がある。特に働き方改革を進める中
においては、診療と両立しながら十分な研究時間を確保するための配慮と工夫を求
めることが必要である。
○ 研究者養成に特化した仕組みである医学部臨時定員における研究医枠については、
大学院修了後のポストの確保など研究者としてのキャリアパスの支援及び海外研修
の機会の提供について必須とするなど、より充実した教育プログラムとするため不
断の改善が必要である。また、研究医枠については、近年、増員がなされていない
が、研究医養成の重要性に鑑み、国は、医学部定員全体の方向性等を踏まえつつ、研
究者養成に特化した枠の設置促進等、その範囲内において研究医を増員する方策を
検討する必要がある。
○ このほか、これから育成する人材が活躍する社会は、医療 DX が一層進展しているこ
とが見込まれる。このため、自らの知識と思考力・判断力等を基に、AI や医療デー
タを活用し、より高度かつ実践的な研究と、創薬・医療機器の開発等を行える人材を
養成する必要がある。
(3) 医学研究力の向上
○ 近年、医学研究は高度化しており、研究領域によっては工学系との共同研究が有効

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