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入院・外来医療等の調査・評価分科会におけるこれまでの検討状況について検討結果(中間とりまとめ)(案) 入-1 (11 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000212500_00209.html |
出典情報 | 中央社会保険医療協議会 診療報酬調査専門組織 入院・外来医療等の調査・評価分科会(令和5年度第7回 9/14)《厚生労働省》 |
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<地域医療係数(体制評価指数)について>
地域医療指数における体制評価指数については、5疾病5事業等における急性期入院
医療への評価という観点から、項目ごとの評価を行っている。
令和5年度機能評価係数Ⅱにおいて、体制評価指数の上限値に達する病院の割合は、
大学病院本院群で 11.0%(9病院)、DPC 特定病院群で 5.0%(9病院)、DPC 標準病院
群で 10.0%(150 病院)であった。
また、体制評価指数の上限値の5割以上を取得する病院の割合は、大学病院本院群で
100%(82 病院)、DPC 特定病院群で 88.4%(160 病院)、DPC 標準病院群で 56.4%
(845 病院)であった。
特に大学病院本院群や DPC 特定病院群については、ほとんどの病院で上限値を満たし
ている項目があり、評価項目や実績評価の手法については、医療機関群ごとにあり方
を検討する必要があると考えられた。
また、急性期医療を取り巻く環境の変化も踏まえ、社会や地域の実情に応じて求めら
れている機能の評価という観点から、新たに評価を行うことについて検討を行ってい
る。
(2)DPC 対象病院の要件について
データ/病床比(※)は、DPC 対象病院が満たすべき要件の1つとされている。
※ データ/病床比=対象期間において DPC 算定病床を退院した患者の全データ数(エラーデータ等
を除く)/DPC 算定病床数
現行の基準(1月あたり 0.875)は、平成 17 年医療施設調査の一般病床の病床利用率
(79.4%)及び特定機能病院入院基本料(一般病棟 10:1)の基準在院日数(28 日)
に基づき設定されており、急性期一般入院基本料の届出を行う医療機関の大半が満た
している。
一方、データ数に着目すると、急性期一般入院基本料の届出を行う医療機関全体と比
較してもデータ数が少ない DPC 対象病院が存在する。
データ数が少ない DPC 対象病院は、複雑性係数の値が高い傾向にあり、データ数が1
月あたり 90 以下の病院では、診療密度(相対値)が低い傾向にあった。
これらの点については、急性期医療の標準化という DPC 制度の趣旨を踏まえ、DPC 対
象病院の要件とその評価のあり方の両面から検討する必要がある、との指摘があっ
た。
また、DPC 対象病院に一定の基準を設けるとともに、DPC 制度からの退出についても検
討する必要がある、との指摘があった。
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地域医療指数における体制評価指数については、5疾病5事業等における急性期入院
医療への評価という観点から、項目ごとの評価を行っている。
令和5年度機能評価係数Ⅱにおいて、体制評価指数の上限値に達する病院の割合は、
大学病院本院群で 11.0%(9病院)、DPC 特定病院群で 5.0%(9病院)、DPC 標準病院
群で 10.0%(150 病院)であった。
また、体制評価指数の上限値の5割以上を取得する病院の割合は、大学病院本院群で
100%(82 病院)、DPC 特定病院群で 88.4%(160 病院)、DPC 標準病院群で 56.4%
(845 病院)であった。
特に大学病院本院群や DPC 特定病院群については、ほとんどの病院で上限値を満たし
ている項目があり、評価項目や実績評価の手法については、医療機関群ごとにあり方
を検討する必要があると考えられた。
また、急性期医療を取り巻く環境の変化も踏まえ、社会や地域の実情に応じて求めら
れている機能の評価という観点から、新たに評価を行うことについて検討を行ってい
る。
(2)DPC 対象病院の要件について
データ/病床比(※)は、DPC 対象病院が満たすべき要件の1つとされている。
※ データ/病床比=対象期間において DPC 算定病床を退院した患者の全データ数(エラーデータ等
を除く)/DPC 算定病床数
現行の基準(1月あたり 0.875)は、平成 17 年医療施設調査の一般病床の病床利用率
(79.4%)及び特定機能病院入院基本料(一般病棟 10:1)の基準在院日数(28 日)
に基づき設定されており、急性期一般入院基本料の届出を行う医療機関の大半が満た
している。
一方、データ数に着目すると、急性期一般入院基本料の届出を行う医療機関全体と比
較してもデータ数が少ない DPC 対象病院が存在する。
データ数が少ない DPC 対象病院は、複雑性係数の値が高い傾向にあり、データ数が1
月あたり 90 以下の病院では、診療密度(相対値)が低い傾向にあった。
これらの点については、急性期医療の標準化という DPC 制度の趣旨を踏まえ、DPC 対
象病院の要件とその評価のあり方の両面から検討する必要がある、との指摘があっ
た。
また、DPC 対象病院に一定の基準を設けるとともに、DPC 制度からの退出についても検
討する必要がある、との指摘があった。
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