よむ、つかう、まなぶ。
入院・外来医療等の調査・評価分科会におけるこれまでの検討状況について検討結果(中間とりまとめ)(案) 入-1 (12 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000212500_00209.html |
出典情報 | 中央社会保険医療協議会 診療報酬調査専門組織 入院・外来医療等の調査・評価分科会(令和5年度第7回 9/14)《厚生労働省》 |
ページ画像
ダウンロードした画像を利用する際は「出典情報」を明記してください。
低解像度画像をダウンロード
プレーンテキスト
資料テキストはコンピュータによる自動処理で生成されており、完全に資料と一致しない場合があります。
テキストをコピーしてご利用いただく際は資料と付け合わせてご確認ください。
3-2.算定ルールに係る検討について
(別添資料② P50~P70)
(1)点数設定方式について
DPC/PDPS においては、診断群分類ごとの在院日数に応じた3段階の1日当たり点数の
設定にあたって、入院初期に要する医療資源投入量等に応じた4つの点数設定方式を
用いている。
標準的な点数設定方式 A については、令和4年度診療報酬改定において、入院初期の
医療資源投入量が経時的に増加傾向であることを踏まえ、入院期間Ⅰをより重点的に
評価する体系へ見直しを行った。
点数設定方式別の在院日数の変化の推移を確認したところ、症例構成の補正を行った
場合でも、点数設定方式 A で設定される診断群分類について、在院日数の明らかな延
長・短縮は見られてない。
現行の点数設定方式 A~C については、入院期間Ⅰでの1日当たり医療資源投入量と1
入院期間での1日当たり医療資源投入量の比率(以下、「入院期間Ⅰ/1入院比率」とい
う。)に応じて設定されているが、経年的な医療資源投入量等の変化により、
- 入院期間Ⅰでの医療資源投入量が増加している診断群分類が多いこと
- 点数設定方式 A が適用される診断群分類において、「入院期間Ⅰ/1入院比率」が大
きくばらついていること
が確認された。
また、令和4年度診断群分類点数表において点数設定方式 A で設定される診断群分類
のうち、入院期間Ⅰにおいて医療資源投入量が設定点数を大きく上回る例が存在する
ことが確認された。
こうした点については、入院初期に患者を退院させた場合であってもコスト回収がで
きるよう見直すべきではないか、との指摘があったほか、標準的・定型的な経過をた
どれば早期退院できるような診断群分類については、入院期間Ⅱより早期に退院させ
た場合であっても十分な評価ができるよう検討すべきではないか、との指摘があっ
た。
(2)短期滞在手術等の算定ルールについて
DPC 対象病院においては、短期滞在手術等基本料3は算定不可となっており、DPC 算定
病床において対象手術等を実施した場合、入院初日に大部分の報酬が設定される点数
設定方式 D で算定することとされている。
短期滞在手術等基本料3の対象手術等のうち、短期滞在手術等基本料1の対象となっ
ている手術等については入院外での実施割合が高いものの、DPC 対象病院においては
入院外での実施割合が低いものが存在する。
また、個別の手術等に着目すると、DPC 対象病院の中でも入院/入院外での実施状況に
大きなばらつきがあることが確認された。
入院における包括評価のあり方も踏まえつつ、短期滞在手術等の入院/入院外での実施
状況等の実態把握のため令和5年度特別調査を実施し、以下の指摘があった。
12
(別添資料② P50~P70)
(1)点数設定方式について
DPC/PDPS においては、診断群分類ごとの在院日数に応じた3段階の1日当たり点数の
設定にあたって、入院初期に要する医療資源投入量等に応じた4つの点数設定方式を
用いている。
標準的な点数設定方式 A については、令和4年度診療報酬改定において、入院初期の
医療資源投入量が経時的に増加傾向であることを踏まえ、入院期間Ⅰをより重点的に
評価する体系へ見直しを行った。
点数設定方式別の在院日数の変化の推移を確認したところ、症例構成の補正を行った
場合でも、点数設定方式 A で設定される診断群分類について、在院日数の明らかな延
長・短縮は見られてない。
現行の点数設定方式 A~C については、入院期間Ⅰでの1日当たり医療資源投入量と1
入院期間での1日当たり医療資源投入量の比率(以下、「入院期間Ⅰ/1入院比率」とい
う。)に応じて設定されているが、経年的な医療資源投入量等の変化により、
- 入院期間Ⅰでの医療資源投入量が増加している診断群分類が多いこと
- 点数設定方式 A が適用される診断群分類において、「入院期間Ⅰ/1入院比率」が大
きくばらついていること
が確認された。
また、令和4年度診断群分類点数表において点数設定方式 A で設定される診断群分類
のうち、入院期間Ⅰにおいて医療資源投入量が設定点数を大きく上回る例が存在する
ことが確認された。
こうした点については、入院初期に患者を退院させた場合であってもコスト回収がで
きるよう見直すべきではないか、との指摘があったほか、標準的・定型的な経過をた
どれば早期退院できるような診断群分類については、入院期間Ⅱより早期に退院させ
た場合であっても十分な評価ができるよう検討すべきではないか、との指摘があっ
た。
(2)短期滞在手術等の算定ルールについて
DPC 対象病院においては、短期滞在手術等基本料3は算定不可となっており、DPC 算定
病床において対象手術等を実施した場合、入院初日に大部分の報酬が設定される点数
設定方式 D で算定することとされている。
短期滞在手術等基本料3の対象手術等のうち、短期滞在手術等基本料1の対象となっ
ている手術等については入院外での実施割合が高いものの、DPC 対象病院においては
入院外での実施割合が低いものが存在する。
また、個別の手術等に着目すると、DPC 対象病院の中でも入院/入院外での実施状況に
大きなばらつきがあることが確認された。
入院における包括評価のあり方も踏まえつつ、短期滞在手術等の入院/入院外での実施
状況等の実態把握のため令和5年度特別調査を実施し、以下の指摘があった。
12