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入院・外来医療等の調査・評価分科会におけるこれまでの検討状況について検討結果(中間とりまとめ)(案) 入-1 (21 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000212500_00209.html
出典情報 中央社会保険医療協議会 診療報酬調査専門組織 入院・外来医療等の調査・評価分科会(令和5年度第7回 9/14)《厚生労働省》
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医療区分3から2あるいは1に引き下げるなど見直しが必要ではないか、との指摘が


あった。
また、静脈経腸栄養ガイドラインでは、経腸栄養が禁忌で、静脈栄養の適応とされる
のは、汎発性腹膜炎、腸閉塞、難治性嘔吐、麻痺性イレウス、難治性下痢、活動性の
消化管出血に限定されるとあるが、経腸栄養が禁忌で、静脈栄養の適応となる疾患は
これ以外にもあるのではないか、との指摘があった。

7. 外来医療について (別添資料③ P147~P193)
7-1.かかりつけ医機能等 (別添資料③ P147~P161)
 令和4年度入院・外来医療等における実態調査(外来施設票)の対象医療機関におい
て、約9割の医療機関で特定疾患療養管理料を算定していた。
















地域包括診療加算の届出医療機関数は横ばいであるが、算定回数は近年増加傾向にあ
る。
令和4年4月以降にはじめて地域包括診療料/地域包括診療加算の届出を行った施設
における、届出を行った理由としては「診療所にかかる要件を満たすようになったた
め」が最多であった。
地域包括診療料1・2、地域包括診療加算1・2の届出を行っている施設の疾病別患
者数としては、高血圧症を有する患者が平均 201.2 人と最多であった。
時間外対応加算1・2の届出をしている医療機関の方が、他の医療機関より、在医総
管・施設総管、小児かかりつけ診療料、認知症地域包括診療料の届出又は算定してい
る割合が多かったが、特定疾患療養管理料等ではこうした差は見られなかった。
認知症地域包括診療加算の算定回数は、平成 30 年に増加し、以降は低下傾向である。
かかりつけ医の機能はまだまだ不明瞭であるとの指摘があった。
特定疾患療養管理料は、算定回数は多いが対象疾患が分かりにくく、見直しが必要と
の指摘があった。
特定疾患療養管理料について、医療法改正に基づく書面交付を意識した対応を考える
必要があるとの指摘があった。
高血圧、糖尿病、脂質異常症のいずれも、再診患者のかなり多くに外来管理加算や特
定疾患療養管理料が算定されている一方で、地域包括診療料、地域包括診療加算、生
活習慣病管理料の算定は極めて少なく、医学管理の質の観点で、どのような診療報酬
が相応しいのか考えることが必要との指摘があった。またその際、併算定を検討する
必要があるとの指摘もあった。
7-2.生活習慣病対策 (別添資料③ P162~P181)
生活習慣病管理料について、令和4年度診療報酬改定においては、投薬にかかる費用
を包括評価の対象範囲から除外し評価を見直すとともに、総合的な治療管理につい
て、他職種と連携し実施して差し支えないことを明確化した。
生活習慣病管理料を算定している回数・医療機関ともに若干上昇している。
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