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入-3 3.急性期入院医療について(その4) (44 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000212500_00215.html |
出典情報 | 中央社会保険医療協議会 診療報酬調査専門組織 入院・外来医療等の調査・評価分科会(令和5年度第9回 10/5)《厚生労働省》 |
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課題と論点
<一般病棟用の重症度、医療・看護必要度等について>
•
一般病棟用の重症度、医療・看護必要度は、医療機能の分化・連携を推進する観点から、医療ニーズに着目した急
性期等の手厚い患者への対応を評価する基準として7対1入院基本料の算定要件に導入され、その後、医療資源投
入量を反映する診療実績の指標のひとつとして、一般病棟入院基本料の施設基準として用いられることとなった。また、
各項目については、急性期患者の特性をより評価可能な基準とするため、累次の改定において対応がなされてきたと
ころ。
•
急性期医療をとりまく現状としては、高齢化に伴い軽症・中等症の高齢者の救急搬送が増加し、軽症患者に対する急
性期病棟からの適切な転送等、機能分化の更なる推進の必要性が指摘されている。
•
急性期一般入院料1の中で平均在院日数の長い群は、全身麻酔手術や救急搬送の件数や1日当たりの医療資源投
入量が低く、B得点が3点以上の割合や、必要度基準に該当する患者のうち基準1(A2点以上かつB3点以上)のみで
該当する割合が高い傾向にあった。
•
3日間以上の期間入院した患者のうち入院初日にB得点が3点以上である割合は、特定機能病院入院基本料や急性
期一般入院料1で低く、急性期一般入院料4-5や地域一般入院料において高かった。
•
入院2日目以降にB得点が3点以上となる割合は、入院初日にB得点が3点以上である場合に高く、入院初日にB得
点が2点以下である場合との差が大きかった。また、入院初日のB得点が0点又は1点である場合では入院料間で大き
く変わらなかった。一方で、入院初日のB得点が2点又は3点である場合では、特定機能病院や急性期一般入院料1よ
りも急性期一般入院料4-5や地域一般入院料において、入院2日目以降にB得点が3点以上となる割合が高かった。
【論点】
○ 医療従事者の人材確保が今後より困難となることが予想される一方で、高齢者の急性期医療のニーズが増大する中に
おいて、医療機関間の機能分化による効率的な医療の提供を推進する観点から、重症度、医療・看護必要度等の在り方
についてどのように考えるか。
44
<一般病棟用の重症度、医療・看護必要度等について>
•
一般病棟用の重症度、医療・看護必要度は、医療機能の分化・連携を推進する観点から、医療ニーズに着目した急
性期等の手厚い患者への対応を評価する基準として7対1入院基本料の算定要件に導入され、その後、医療資源投
入量を反映する診療実績の指標のひとつとして、一般病棟入院基本料の施設基準として用いられることとなった。また、
各項目については、急性期患者の特性をより評価可能な基準とするため、累次の改定において対応がなされてきたと
ころ。
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急性期医療をとりまく現状としては、高齢化に伴い軽症・中等症の高齢者の救急搬送が増加し、軽症患者に対する急
性期病棟からの適切な転送等、機能分化の更なる推進の必要性が指摘されている。
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急性期一般入院料1の中で平均在院日数の長い群は、全身麻酔手術や救急搬送の件数や1日当たりの医療資源投
入量が低く、B得点が3点以上の割合や、必要度基準に該当する患者のうち基準1(A2点以上かつB3点以上)のみで
該当する割合が高い傾向にあった。
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3日間以上の期間入院した患者のうち入院初日にB得点が3点以上である割合は、特定機能病院入院基本料や急性
期一般入院料1で低く、急性期一般入院料4-5や地域一般入院料において高かった。
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入院2日目以降にB得点が3点以上となる割合は、入院初日にB得点が3点以上である場合に高く、入院初日にB得
点が2点以下である場合との差が大きかった。また、入院初日のB得点が0点又は1点である場合では入院料間で大き
く変わらなかった。一方で、入院初日のB得点が2点又は3点である場合では、特定機能病院や急性期一般入院料1よ
りも急性期一般入院料4-5や地域一般入院料において、入院2日目以降にB得点が3点以上となる割合が高かった。
【論点】
○ 医療従事者の人材確保が今後より困難となることが予想される一方で、高齢者の急性期医療のニーズが増大する中に
おいて、医療機関間の機能分化による効率的な医療の提供を推進する観点から、重症度、医療・看護必要度等の在り方
についてどのように考えるか。
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