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○入院(その7)について 総ー2 (73 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000212500_00232.html
出典情報 中央社会保険医療協議会 総会(第573回 12/15)《厚生労働省》
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栄養管理体制に係る課題と論点
(栄養管理体制について)
• 入院患者の栄養管理については、入院基本料等の通則として栄養管理体制の基準を示し、基本診療料において評価さ
れるとともに、チーム医療や高度な栄養管理、栄養食事指導等については加算として、その取組が評価されている。
• 入院基本料及び特定入院料の算定に当たっては、栄養管理体制の基準として、
- 医療機関に常勤の管理栄養士を1名以上配置
- 管理栄養士をはじめとして、医師、看護師、その他の医療従事者が共同して栄養管理を行う体制を整備し、あらかじ
め栄養管理手順(栄養スクリーニングを含む栄養状態の評価、栄養管理計画、定期的な評価等)を作成
- 入院時に患者の栄養状態を医師、看護師、管理栄養士が共同して確認し、特別な栄養管理の必要性の有無につい
て入院診療計画書に記載
- 特別な栄養管理が必要と医学的に判断される患者について、栄養状態の評価を行い、医師、管理栄養士、看護師そ
の他の医療従事者が共同して、当該患者ごとの栄養状態、摂食機能及び食形態に考慮した栄養管理計画を作成
- 当該患者について、栄養管理計画に基づいた栄養管理を行うとともに、栄養状態を定期的に評価し、必要に応じて
栄養管理計画を見直し
等を行うこととなっている。
• 入院時の栄養スクリーニングと個別的な栄養管理による効果が報告されている一方で、入院時の栄養スクリー
ニングを全患者に実施していると回答した病院は、約8割に留まっていた。
• 退院後の生活を見据えた栄養管理手順を作成し、栄養・食生活の課題に対する退院支援を併せて行っている例があり、
退院前の栄養状態を評価し、多職種で共有することで、退院後速やかな支援が可能である。
• また、近年、低栄養の世界的診断基準として、表現型(体重変化、BMI、筋肉量)と病因によるGLIM基準が示されている
一方で、DPCデータ(様式1)で把握できる栄養状態の評価に関する項目は限られている。

【論点】
○ 退院後の生活を見据え、入院患者の栄養管理体制の充実を図る観点から、標準的な低栄養の基準やDPCデータ等も
活用しつつ、退院時も含めた定期的な栄養状態の評価を推進することについて、どのように考えるか。

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