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資料1 「こども未来戦略」について (5 ページ)
出典
公開元URL | https://www.cas.go.jp/jp/seisaku/zensedai_shakaihosho_kochiku/dai10/gijisidai.html |
出典情報 | こども政策推進会議(第2回)・全世代型社会保障構築本部(第10回)(12/22)《内閣官房》 |
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子化対策と経済成長実現に不退転の決意で取り組まなければならない。
○
今回の少子化対策で特に重視しているのは、若者・子育て世代の所得を伸ばさない限
り、少子化を反転させることはできないことを明確に打ち出した点にある。もとより、
結婚、妊娠・出産、子育ては個人の自由な意思決定に基づくものであって、これらにつ
いての多様な価値観・考え方が尊重されるべきであることは大前提である。その上で、
若い世代の誰もが、結婚や、こどもを生み、育てたいとの希望がかなえられるよう、将
来に明るい希望をもてる社会を作らない限り、少子化トレンドの反転はかなわない。個
人の幸福追求を支援することで、結果として少子化のトレンドを反転させること、これ
が少子化対策の目指すべき基本的方向である。
○
このため、政府として、若者・子育て世代の所得向上に全力で取り組む。新しい資本
主義の下、賃上げを含む人への投資と新たな官民連携による投資の促進を進めてきてお
り、既に、本年の賃上げ水準は過去 30 年間で最も高い水準となっているほか、半導体、
蓄電池、再生可能エネルギー、観光分野等において国内投資が活性化してきている。ま
ずは、こうした取組を加速化することで、安定的な経済成長の実現に先行して取り組む。
その中で、経済成長の果実が若者・子育て世代にもしっかり分配されるよう、最低賃金
の引上げや三位一体の労働市場改革を通じて、物価高に打ち勝つ持続的で構造的な賃上
げを実現する。
○
次元の異なる少子化対策としては、
(1)構造的賃上げ等と併せて経済的支援を充実さ
せ、若い世代の所得を増やすこと、
(2)社会全体の構造や意識を変えること、
(3)全
てのこども・子育て世帯をライフステージに応じて切れ目なく支援すること、の3つを
基本理念として抜本的に政策を強化する。
○
このように抜本的に政策を強化することにより、こども一人当たりの家族関係支出で
見て、我が国のこども・子育て関係予算(GDP 比で 11.0%)は、OECD トップ水準のスウ
ェーデン(15.4%)に達する水準(一定の前提を置いて試算すると 16%程度)となり、
画期的に前進する。
○
こうした若者・子育て世代の所得向上と、次元の異なる少子化対策を、言わば「車の
両輪」として進めていくことが重要であり、少子化対策の財源を確保するために、経済
成長を阻害し、若者・子育て世代の所得を減らすことがあってはならない。
○
少子化対策の財源は、まずは徹底した歳出改革等によって確保することを原則とする。
2
○
今回の少子化対策で特に重視しているのは、若者・子育て世代の所得を伸ばさない限
り、少子化を反転させることはできないことを明確に打ち出した点にある。もとより、
結婚、妊娠・出産、子育ては個人の自由な意思決定に基づくものであって、これらにつ
いての多様な価値観・考え方が尊重されるべきであることは大前提である。その上で、
若い世代の誰もが、結婚や、こどもを生み、育てたいとの希望がかなえられるよう、将
来に明るい希望をもてる社会を作らない限り、少子化トレンドの反転はかなわない。個
人の幸福追求を支援することで、結果として少子化のトレンドを反転させること、これ
が少子化対策の目指すべき基本的方向である。
○
このため、政府として、若者・子育て世代の所得向上に全力で取り組む。新しい資本
主義の下、賃上げを含む人への投資と新たな官民連携による投資の促進を進めてきてお
り、既に、本年の賃上げ水準は過去 30 年間で最も高い水準となっているほか、半導体、
蓄電池、再生可能エネルギー、観光分野等において国内投資が活性化してきている。ま
ずは、こうした取組を加速化することで、安定的な経済成長の実現に先行して取り組む。
その中で、経済成長の果実が若者・子育て世代にもしっかり分配されるよう、最低賃金
の引上げや三位一体の労働市場改革を通じて、物価高に打ち勝つ持続的で構造的な賃上
げを実現する。
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次元の異なる少子化対策としては、
(1)構造的賃上げ等と併せて経済的支援を充実さ
せ、若い世代の所得を増やすこと、
(2)社会全体の構造や意識を変えること、
(3)全
てのこども・子育て世帯をライフステージに応じて切れ目なく支援すること、の3つを
基本理念として抜本的に政策を強化する。
○
このように抜本的に政策を強化することにより、こども一人当たりの家族関係支出で
見て、我が国のこども・子育て関係予算(GDP 比で 11.0%)は、OECD トップ水準のスウ
ェーデン(15.4%)に達する水準(一定の前提を置いて試算すると 16%程度)となり、
画期的に前進する。
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こうした若者・子育て世代の所得向上と、次元の異なる少子化対策を、言わば「車の
両輪」として進めていくことが重要であり、少子化対策の財源を確保するために、経済
成長を阻害し、若者・子育て世代の所得を減らすことがあってはならない。
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少子化対策の財源は、まずは徹底した歳出改革等によって確保することを原則とする。
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