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資料2 第3回電子処方箋等検討ワーキンググループ資料 (14 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_37274.html
出典情報 電子処方箋等検討ワーキンググループ(第3回 1/11)《厚生労働省》
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院内処方の登録タイミング
入院患者に対する薬剤の処方・調剤・投薬
○ 電子処方箋管理サービスへの登録タイミングとしては、突然の転院や災害等の有事の場合に備え、患者の薬剤情報
が確認できるよう、患者の薬剤情報はリアルタイムで都度登録されるのが望ましいものの、入院中の患者の薬剤
情報が他の医療機関や薬局に必要とされる機会は少ない上、仮に他院で受診する場合は診療情報提供書等で対応でき
ることから、リアルタイムの登録が難しい場合には、退院時等にまとめて登録することを可とすることも考えられる
がいかがか。
○ なお、退院時の一括登録では緊急時のニーズに応えられない可能性があるため、定期的なタイミング(週次、月次
等)での登録も検討可能だが、いかがか。
電子処方箋管理サービスに登録・活用にあたってのタイミング別のニーズの実現性

医療現場のニーズ





都度











災害時等の急な転院や
他院受診の際に、他院
で薬剤情報を閲覧し、
重複投与のチェックが
できる




退院


最終的な入院中の患者
の服薬実績に近い情報
がわかる(入院期間中
の全薬剤情報について
即時の重複投薬等
チェックが求められる
わけではない)



業務

システム/データ実装

急性期病院の場合、リアルタイムでの管理サービスへ
の登録が難しい
都度、電子的に登録すると業務オペレーションに負荷
がかかる
一括で処方オーダー登録を行う業務運用が一般的であ
る(定期処方、病棟ごとの一括発行など)ため、当該
運用に適さない場合あり

• 変更発生頻度に応じて登録頻度も増加するため処理量
が増加し、負荷がかかることでレスポンスが遅くなる
と予想
• 管理サービス間に大量のトランザクションが発生しパ
フォーマンスが悪化。現場からのクレームを懸念
• 都度操作は難しいと考えられるため、バックグラウン
ドで管理サービスに登録するよう設計されると想定だ
が、開発工数は一括よりも多くなると予想*

誰がどのような方法で登録するかを検討する必要あり
(新規の運用設計の必要性)

• 現行の仕様と異なるため(新しいシステムを構築に該
当)都度登録よりも開発工数はかなり多くなると予想*
• データ量増加によるレスポンスの低下(送信タイミン
グ調整や登録用データ生成プログラムが必要)
• 管理上データベースが必要な可能性がある上、データ
ベースへの蓄積方法が不明確

*都度登録、一括登録(退院時)のどちらの方が開発工数がかかるかはシステム事業者による

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