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資  料 3-1 令和5年度第2回安全技術調査会の概要について (27 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_38341.html
出典情報 薬事・食品衛生審議会 薬事分科会血液事業部会運営委員会(令和5年度第4回 3/13)《厚生労働省》
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令和5年度第2回安全技術調査会

資料2

令和5年 11 月 20 日
血液事業部会安全技術調査会

性的接触及び海外地域別の滞在期間の問診について
性的接触及び海外地域別の滞在期間の問診について、令和 4~6 年度厚生労働科学研究班「安
全な血液製剤の安定供給に資する適切な採血事業体制の構築のための研究」(代表 大隈和 関西
医科大学 医学部 微生物学講座 教授)において、諸外国の動向や科学的知見の整理等を行ってい
るところ。
今後の検討に際し、以下の論点について、ご意見をいただきたい。



性的接触に関する問診について

(1) 現状等
男性同士の性交渉による後天性免疫不全ウイルス(HIV)の感染リスクを踏まえ、不特
定の異性または新たな異性との性的接触歴や、男性同士の性的接触歴のある方(MSM;
Men who have Sex with Men)等からの献血を制限しているところ。
諸外国では、特定の男性同性間の性的接触歴のある方等の献血を受け入れる動きがある。
現在の日本赤十字社の問診では、男性同性間の性的接触の有無を複数問診項目の中で確
認しているが、 特定の男性同性間の性的接触者における事前確率は相対的に低く、不特
定の男性同性間での性的接触を有する男性と性的接触がある女性における事前確率は高
いことを評価できていない。また、男性同性間の性的接触を HIV 感染に関連付けること
への批判がある。
(2) 論点
・性的接触歴に関する問診の見直しを行う場合に、事前確率が上がらないことのほか、
倫理的・運用的に留意すべき点は何か。
・日本における性的接触歴の問診についてどのように考えるか。
(現在の性的接触に関
する問診は、複数問診項目のどれを選んだか分からない形になっており、詳細を確認する
ためのものとなっていない。


(参考)日本赤十字社における性的接触に関する問診(※以下のいずれかに該当する場合
は献血を制限)
6 か月以内に次のいずれかに該当することがありましたか。
①不特定の異性または新たな異性との性的接触があった。
②男性どうしの性的接触があった。
③麻薬・覚せい剤を使用した。
④エイズ検査 (HIV 検査)が陽性だった(6 か月以前も含む)

⑤上記①~④に該当する人と性的接触をもった

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