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資  料 3-1 令和5年度第2回安全技術調査会の概要について (34 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_38341.html
出典情報 薬事・食品衛生審議会 薬事分科会血液事業部会運営委員会(令和5年度第4回 3/13)《厚生労働省》
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MSMにかかる採血制限を取り巻く状況

• LGBT(特にMSM : men who have sex with men)に対する各国の献血制限は、
HIVや肝炎ウイルスの安全対策として導入された。
• 「エイズの検査」という表現は今は使わないので「HIV」に修正すべきでは
ないか、また諸外国はMSMの献血を認める方向で進めているが日本でも進める
必要はないか、といった意見がある。
• 性的マイノリティへの理解を深めるための「LGBT理解増進法」の成立・施行さ
れ、LGBTに対する社会の理解や検査法の進歩から献血制限の緩和が進んでいる。
• 英国、米国、カナダ等で、(MSMというだけでなく)個別リスク評価(性感染
症罹患歴、薬物を使用したセックス、セックスワーカー、新たな/複数のパー
トナーとの性的接触)によるHIV感染リスクが評価された。その結果、新しい、
もしくは複数のパートナーとのアナルセックスが感染リスクが高いことが分
かった。
• 各国ではこの結果に基づき、近年献血受け入れ基準を変更した。基準変更後の
モニタリングにおいて、HIV感染リスクの上昇はみとめられていない。

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