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資  料 3-1 令和5年度第2回安全技術調査会の概要について (84 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_38341.html
出典情報 薬事・食品衛生審議会 薬事分科会血液事業部会運営委員会(令和5年度第4回 3/13)《厚生労働省》
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英国(参考)

Importation of plasma and use of apheresis platelets as risk reduction
measures for variant Creutzfeldt-Jakob disease (March 2019 )
 vCJD感染対策として、リスクの高い供血者の供血延期、白血球除去、1996年以降に出生した患者またはTTP患者に
対する輸入血漿の使用、アフェレーシス血小板の使用を実施してきた。
 1996年以降に生まれた人は、食物を介したBSEへの暴露はない。症例報告数は以前に予測されていたよりもはるかに少
なく、 2015年以降の発症例はない。
 血漿の輸入を停止した場合、リスクの増加はわずかであると推算(520万本の血漿輸血に対し1人がvCJDにより死亡、
約45年に1回の死亡例)された。
 血漿の輸入措置の撤廃により運用上の負荷が軽減される。2020年までに輸入の追加コストは年間約500万ポンドと推
定されるが、今後50年間で8億1,400万ポンドの追加コスト見込まれる。
 現行のリスク低減措置により生じた運営上の課題として、英国品質基準を満たす血漿の確保、二重在庫、治療の遅れ、
より不適切で効果の低い血漿製品を使用する可能性などが考えられた。現行の措置を解除することによる患者が得る潜在
的な利益が強調された。
vCJDの伝播リスク評価に基づき、SaBTOは、1996年1月1日以降に出生した患者またはTTP患者に対す
る輸入血漿およびアフェレシス血小板の使用に関する現行のリスク低減措置を撤回することを推奨する
英国保健大臣は、2019年7月にSaBTOの勧告を受け入れ、
英国血液サービスは、当該リスク低減措置の撤廃を実施した。
https://assets.publishing.service.gov.uk/government/uploads/system/uploads/attachment_data/file/829906/SaBTO_PC_report.pdf

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