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資料4-3  リツキシマブ(遺伝子組換え) (12 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000198856_00032.html
出典情報 医薬・生活衛生局が実施する検討会 医療上の必要性の高い未承認薬・適応外薬検討会議(第58回 3/21)《厚生労働省》
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要望番号;IV-87
<日本における教科書等>
1)血液専門医テキスト 改訂第4版 35)
以下のように記載されている(小児・成人の区別なし)。
本薬は375 mg/m2を週1回、4週間にわたり点滴静注する。再発時に本薬を再投与して
も血小板の増加が期待できる。

(4)学会又は組織等の診療ガイドラインへの記載状況
<海外におけるガイドライン等>
1) American Society of Hematology 2019 guidelines for immune thrombocytopenia.(Blood Adv
2019; 3: 3829-66)7)
以下のように記載されている。
生死に影響しない粘膜出血及び/又はHRQoLの低下が認められ、一次治療に反応し
ない小児のITP患者に対し、脾摘よりも本薬投与を推奨する(非常に確度の低い有効
性のエビデンスに基づく条件的推奨)。
小児のITP患者での有効性について、脾摘及び本薬投与における寛解の割合はそれぞ
れ68.5%及び20%、持続的寛解の割合は76.7%及び47.0%であった。また、脾摘及び本
薬投与における大出血の発現割合はそれぞれ6.3%及び6.7%であった。
2) Updated international consensus report on the investigation and management of primary
immunethrombocytopenia.(Blood Adv 2019; 3: 3780-817)6)
小児の持続性/慢性 ITP の治療について、以下のように記載されている。
TPO-RAによる治療が奏効しなかった患者、特に青年女性に対しては、本薬の投与を
考慮すべきである(エビデンスレベルⅢ、推奨グレードC)。
小児の持続性/慢性ITP患者に対する治療は、主にTPO-RA、本薬及びミコフェノー
ル酸モフェチルにより行われている。小児の持続性/慢性ITP患者の治療選択肢とし
てエビデンスが報告されている本薬の用法・用量は、375 mg/m2/週×4週間である。
本薬はITP治療薬として承認されていない。しかしながら、本薬が小児の慢性ITPに対
して有効性を示す可能性が報告されている。本薬の小児の慢性ITPでの奏効率注9)は
23~69%と報告されている(エビデンスレベルⅡb~Ⅲ)。本薬に反応した患者にお
ける1年以内の再発率は14~42%と報告により異なる(エビデンスレベルⅡb~Ⅲ)。
これらの結果は成人と同様である(ただし、治療2年後の再発が成人では認められた
一方、小児では認められなかった)。
本薬とデキサメタゾンを併用した1報における初回奏効率は45%であり、60カ月後の
再発率は40%であった(エビデンスレベルⅢ)。ITPの持続期間が24カ月未満の青年
女性患者では、47%の患者が追加の治療なく長期寛解を維持した。
本薬による治療では、低頻度の蕁麻疹様皮疹、頭痛、悪寒、発熱、IgGの異常値が認
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