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【参考資料3】「精神障害にも対応した地域包括ケアの構築に係る検討会」報告書. (30 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_44099.html
出典情報 精神保健医療福祉の今後の施策推進に関する検討会(第3回 10/3)《厚生労働省》
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機関や地域援助事業者等関係者をつなぐことや、保健所が当該関係機関と協力しな
がら、地域づくりの観点から人材育成を行うといった仕組みを構築している。

埼玉県立精神保健福祉センターにおける人材育成の取組例
人材育成のポイント
 単に研修を行うだけでなく、地域づくりを想定しながら地域の人をつなぎ、会議や研修の場を連動させていく。
 取組において、精神保健福祉センターは企画立案・技術援助を通じて積極的に関与する。
 相談支援専門員協会と協力して実施している。


保健所

市町村

県と職能団体等の官民が協働で、各圏
域、市町村における人材のあり方を検
討する。

県の研修を受けた人材が、各圏域の
保健所を中心に、協議の場等を活用
し、管内関係者と協働した人材育成
研修を支援する。

保健所の研修を受けた人材が中心と
なり、市町村等で実施される人材育
成に関する事業について、保健所と
連携して支援する。

研修
「医療と保健・福祉の連携研修」を
官民協働で県において実施。

研修

研修

「精神障害に対応した地域包括ケア
構築推進研修」を各保健所で実施。

市町村等が実施する研修や事例検
討会、学習会等。

対象者

対象者

対象者

各保健所及び地域の中核となる機
関・職員

管内保健、医療、福祉の関係者

精神障害者支援を担う関係者

求められる人材のイメージ

求められる人材イメージ

各圏域において政策を理解した上で地
域の課題を抽出し各圏域の取組や支援
体制づくりを担う人材を育成する。

政策を理解し、医療保健福祉領域の
相互理解による支援者間の協働がで
きる人材を育成する。



また、精神保健医療福祉に関係する各職能団体においては、人材育成は重要な課
題及びテーマと認識されており、各組織で目指すべき人材像を検討し、ブロック単
位の研修や他団体との合同研修などの取組が行われている。
一方で、自治体の研修も含めた研修に関する情報が組織間で共有されていないと
の課題が指摘されている。



今後、精神障害にも対応した地域包括ケアシステムの基盤となる人材を育成する
ためには、これらの組織が連携し、地域でどのような人材が必要とされているかを
検討し、研修の計画や体制整備をしていくことが必要である。



精神障害にも対応した地域包括ケアシステムの構築は、市町村などの基礎自治体
を基盤として推進する必要があることから、今後、市町村を中心に、地域で必要と
されている人材について保健所や精神保健福祉センターによる支援を受けつつ、職
能団体や教育機関とも連携しながら人材育成に取り組むことが想定される。



しかしながら、市町村によっては人材育成に関する経験や知見の不足、精神保健

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