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資料1 美容医療の適切な実施に関する検討会の議論の状況について (20 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_44808.html
出典情報 社会保障審議会 医療部会(第111回 10/30)《厚生労働省》
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第3回

ヒアリングで指摘された問題①

美容医療の適切な実施に関する検討会
令和6年10月18日

資料2
一部改変

医師の知識・技能等に関する問題



主に外科的手法を用いて疾病による変形を正常な状態に近づける形成外科と同じ基本手技を発展させて行う美容
外科診療は、臨床解剖学や創傷治癒学といった形成外科学を基礎として学んだ上で、実際に多岐な手術を行い、
習得していく必要がある。



美容医療の合併症の治療に対応するには、解剖学、病理学、創傷治癒学などの知識と経験が必要であるが、形成
外科、皮膚科の専門研修を受けていない医師は、それに対応できていない。



十分な教育、研修を受けておらず、美容医療はもとより医療人としての基本的な知識、技能、態度が不十分な医
師(歯科医師を含む)による美容医療の被害が生じているのではないか。



周術期における循環系及び呼吸系管理の経験が少なく、術中出血や呼吸不全等緊急時に対応できない医師が存在。



美容医療の合併症対策を学ぶ機会が少ない。



様々なバックグラウンドを持つ医師が入職する医療機関においては、研修を通した医師の施術技術・知識レベル
の均質化が必要。



大学病院と連携し、医療安全・技術向上に努めることが重要。



患者の健康や安全よりも経営効率を優先する医療機関が存在する。



関係学会と協力してガイドラインを作成し、会員に遵守頂くように周知するだけでなく、学会に属さない医師や
医療機関、また一般社団法人による医療機関の経営者に対しても有用性を示し、学会と行政が連携して普及・啓
発を行うことが必要。

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