よむ、つかう、まなぶ。

MC plus(エムシープラス)は、診療報酬・介護報酬改定関連のニュース、

資料、研修などをパッケージした総合メディアです。


管理薬剤師アンケート報告書その2ー地域の医薬品供給拠点としての体制に係る実態、かかりつけ職能発揮の実態ー (2 ページ)

公開元URL
出典情報 管理薬剤師アンケート報告書その2(10/25)《日本保険薬局協会》
低解像度画像をダウンロード

資料テキストはコンピュータによる自動処理で生成されており、完全に資料と一致しない場合があります。
テキストをコピーしてご利用いただく際は資料と付け合わせてご確認ください。

調査概要
◼ 目的:薬局における医療DX推進状況、及び薬局機能、かかりつけ職能発揮の実態と
課題等を把握するため
◼ 内容:〇薬局機能及び体制 〇薬局の各種実績やマイナ保険証利活用に係る実態等
〇地域の医薬品供給拠点としての体制に係る実態 〇かかりつけ職能発揮の実態
◼ 対象:日本保険薬局協会会員薬局 管理薬剤師
◼ 方法:オンラインWEB調査 1薬局1回答
◼ 回答期間:2024年7月22日(月)~9月6日(金)

◼ 回答数:5,982薬局(31.3%)
◼ 実施主体:一般社団法人日本保険薬局協会 医療制度検討委員会
◼ 倫理審査:日本薬局学会倫理審査委員会 受付番号24013
調査結果 Summary
地域の医薬品供給拠点として、一定基準を満たした薬局を評価する地域支援体制加算の各要件を満たしている薬
局の割合は、認定薬局及び健康サポート薬局において有意に高い結果となった。一方で、薬剤師配属数が2人未満
の薬局ではすべての要件において有意に低い結果となり、求められる一定基準の体制を整備するうえで、薬剤師2人以
上の人員体制が必要となる状況が示唆された。また、実績要件の一つである「夜間・休日等の対応実績(処方箋1万
枚当たり年間400回以上)」を満たす薬局は37.3%であり、地域連携薬局でも40.9%と、その差は小さく、薬局
が所在する環境に左右される状況が推察できる。
かかりつけ薬剤師の職能発揮に関する調査については、かかりつけ薬剤師が必要と考える患者の割合は平均18%
、実際の算定率は4.07%であり潜在的ニーズとは大きなギャップがあった。その要因の一つとして「就業要件等」を理
由にあげた薬局は44.2%であった。かかりつけ薬剤師は患者との関係性、薬物治療の質向上に貢献しており、より多
くの患者にかかりつけ職能を提供するために、薬局現場においてかかりつけ薬剤師を一層推進していくとともに、薬剤師
の資質向上や働き方も踏まえて、現場に即した制度設計が必要と考える。
⋆ NPhA正会員の薬局数19,132(2024年5月30日現在)

Nippon Pharmacy Association All Rights Reserved

1