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管理薬剤師アンケート報告書その2ー地域の医薬品供給拠点としての体制に係る実態、かかりつけ職能発揮の実態ー (45 ページ)

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出典情報 管理薬剤師アンケート報告書その2(10/25)《日本保険薬局協会》
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Cape服薬患者の治療継続に及ぼす影響
カペシタビン(Cape)服薬継続日数はかかりつけ群の方が対照群よりも長く、服薬継続率も有意に高かったことから、
かかりつけ機能の発揮は、外来がん化学療法施行患者のCape服薬継続の延長に寄与する可能性が示唆された。

◼ Capeの服薬継続期間

◼ 調査期間:2021年1月~12月
◼ 調査対象:調査期間中に少なくとも1回以上、Capeを含む処方箋応需を
匿名加工したレセプトデータ上で確認できたアイングループの保険薬局381
店舗
◼ 調査方法:調査期間中に対象薬局でCapeが処方された患者1,947名
の匿名加工したレセプトデータより、かかりつけ薬剤師の有無で二群(かかり
つけ群:131名、対照群:1,816名)に分け、Cape服用継続期間をカ
プランマイヤー法及びログランク検定及び65歳以上の割合をカイニ乗検定、
年齢をWelch’s t検定で解析。
◼ 解析条件
1. 調査期間中にかかりつけ薬剤師指導料が1回以上算定された患者を「かか

りつけ群」、未算定を「対照群」とした。
2. 服薬継続期間は「調査期間内で最初のCape処方を確認した日から、最
後のCape処方日数を加えた日」とした。
3. 調査期間中に3回以上のCape処方を確認できた患者を集計対象とした。
4. Cape処方日にCape処方日数を加えた日を次回来局予定日とし、実際
の来局日との差が30日以上の患者を集計から除外した。
5. 有意水準は0.05とした。
本研究はアイングループ医療研究倫理審査委員会の承認を得て実施された
(承認番号:AHD-0155)

(株)アインファーマシーズ 松崎淳 ら , 日本医療薬学会第32年会ポスター発表より
2024年度改定等に関する要望の説明資料に掲載
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