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参考資料5  歯科医師臨床研修評価ガイドライン[2.5MB] (9 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_45030.html
出典情報 歯科医師臨床研修制度の改正に関するワーキンググループ(令和6年度第3回 11/5)《厚生労働省》
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図4 C 領域の各項目における評価の視点・観点の例示(1.基本的診療能力等)
1.基本的診療能力等

評価の視点・観点(例示)

(1)基本的診察・検査・診断・診療計画
患者の心理的・社会的背景を考慮した上で、適切に医療面
初診時医療面接、再診時医療面接など
接を実施する。(必修)
全身状態を考慮した上で、顎顔面及び口腔内の基本的な診 口腔内診察、頭頸部診察、各種臨床検査の必要性の
察を実施し、診察所見を 解釈する。(必修)
判断など





エックス線検査、咬合検査、顎運動関連検査、咀嚼
診察所見に応じた適切な検査を選択、実施し、検査結果を
能力検査、歯周組織検査、歯髄電気診、口腔機能低
解釈する。(必修)
下症の検査など



病歴聴取、診察所見及び検査結果に基づいて歯科疾患の診 担当患者の診断に関する口頭試問、カンファレンス
断を行う。(必修)
への参加など



診断結果に基づき、患者の状況・状態を総合的に考慮した
治療計画に関するカンファレンス参加、プロトコー
上で、考え得る様々な一口腔単位の診療計画を検討し、立
ル作成など
案する。(必修)



必要な情報を整理した上で、わかりやすい言葉で十分な説 患者への病状説明、インフォームド・コンセント、
明を行い、患者及び家族の意思決定を確認する。(必修) セカンドオピニオンへの理解、同意書の取得など

(2)基本的臨床技能等
歯科疾患を予防するための口腔衛生指導、基本的な手技を 口腔衛生指導、フッ化物の塗布、PMTC、歯冠研磨
実践する。(必修)
など
一般的な歯科疾患に対応するために必要となる基本的な治

療及び管理を実践する。(必修)
う蝕処置、コンポジットレジン修復、インレー修復
a 歯の硬組織疾患
など


b






歯髄疾患

覆髄、抜髄、感染根管処置など

c

歯周病

歯周基本治療(スケーリング・ルートプレーニン
グ、TBI、咬合調整、暫間固定)など

d

口腔外科疾患

抜歯、消炎処置、切開、縫合など

e

歯質と歯の欠損

歯冠補綴、欠損補綴など

f

口腔機能の発達不全、口腔機能の低下

口腔機能管理、口腔機能訓練の指導など

基本的な応急処置を実践する。(必修)

急性症状、修復物脱離、義歯破損等への対応など

歯科診療を安全に行うために必要なバイタルサインを観察
し、全身状態を評価する。(必修)
診療に関する記録や文書(診療録、処方せん、歯科技工指
示書等)を作成する。(必修)
医療事故の予防に関する基本的な対策について理解し、実
践する。(必修)

バイタルサインの測定など
診療録の記載、技工指示書、診療情報提供書の記載
など
インシデントレポートの意義の説明、記載など

(3)患者管理




歯科治療上問題となる全身的な疾患、服用薬剤等について
説明する。(必修)
患者の医療情報等について、必要に応じて主治の医師等と
診療情報を共有する。(必修)
全身状態に配慮が必要な患者に対し、歯科治療中にバイタ
ルサインのモニタリングを行う。(必修)

セミナーへの参加、レポートの作成、全身疾患や服
用薬剤に対する理解、お薬手帳の内容確認など、
関連医療機関との診療情報の共有など
術前・中・後のバイタルサインの確認、全身管理計
画の立案など



軟組織の損傷、誤飲・誤嚥、BLSの実施(シミュー
歯科診療時の主な併発症や偶発症への基本的な対応法を実
レータでも可)、バイタルサインの解釈、全身状態
践する。(必修)
の評価など



入院患者に対し、患者の状態に応じた基本的な術前・術後
担当患者に対する療養上の管理など
管理及び療養上の管理を実践する。(選択)

(4)患者の状態に応じた歯科医療の提供






妊娠期、乳幼児期、学齢期、成人期、高齢期の患者に対
患者のライフステージに応じた総合診療計画の立案
し、各ライフステージに応じた歯科疾患の基本的な予防管
など
理、口腔機能管理について理解し、実践する。(必修)
各ライフステージ及び全身状態に応じた歯科医療を実践す
小児、成人、高齢者それぞれの治療の実践など
る。(必修)
在宅療養患者等に対する訪問歯科診療を経験する。(選
訪問歯科診療への同行、口腔衛生管理など
択)
障害を有する患者への対応を実践する。(選択)
障害者歯科診療の体験など

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