よむ、つかう、まなぶ。
資料6 先進医療合同会議の審議結果について【報告事項】 (23 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_44996.html |
出典情報 | 先進医療会議 先進医療技術審査部会(第168回 11/20)《厚生労働省》 |
ページ画像
ダウンロードした画像を利用する際は「出典情報」を明記してください。
低解像度画像をダウンロード
プレーンテキスト
資料テキストはコンピュータによる自動処理で生成されており、完全に資料と一致しない場合があります。
テキストをコピーしてご利用いただく際は資料と付け合わせてご確認ください。
予定試験期間及び予定症例数の設定根拠:
予定試験期間は研究参加施設の年間症例数に基づいて設定した。
予定症例数の設定については、術後の胃がん患者及び食道癌患者を対象に試験薬である
アナモレリンを投与した試験成績は存在しないことから、がん悪液質患者を対象とした申
請承認時等のデータを利用することとした。非小細胞肺がんを対象とした ONO-7643-03 試
験における除脂肪体重の投与 12 週のベースラインからの変化量のプラセボ群と承認用量
である 100 mg 群の差は 0.60(95%信頼区間: 0.00, 1.21)kg であった。また、ONO-764304 試験における除脂肪体重の投与 12 週のベースラインからの変化量のプラセボ群と 100
mg 群の差は 1.56(95%信頼区間: 1.11, 2.00)kg であった。
胃癌・食道癌術後患者に対するアナモレリン塩酸塩の効果は、その作用メカニズム的に
がん悪液質患者よりも高い効果が期待されることから、本試験の対象である食道癌コホー
ト及び胃癌コホートともに、投与 12 週のベースラインからの除脂肪体重変化量について
は、少なくも本薬群とアナモレリン非投与群では 1.5±3.5 (平均±標準偏差)kg の差が
認められることを期待する。また、本研究は探索的試験であることから、群間差の 95 %信
頼区間の下限値が 0 を上回る推定精度ベース(信頼区間の片幅が絶対推定精度として 1.5
kg より小さくなる)での症例数を設定することとし、1 群 40 例以上が必要と算出された。
以上より、各コホートにおける目標症例数は 80 例(1 群 40 例)と設定する。なお、両コホ
ートを併合すると(合計 160 例)となり、アナモレリン投与群と非投与群の群間差が、上
記の見積りである 1.5±3.5 (平均±標準偏差)kg であった場合には、有意水準(両側)
5%での検定により、77%の検出力が見込まれる症例数である。
22
予定試験期間は研究参加施設の年間症例数に基づいて設定した。
予定症例数の設定については、術後の胃がん患者及び食道癌患者を対象に試験薬である
アナモレリンを投与した試験成績は存在しないことから、がん悪液質患者を対象とした申
請承認時等のデータを利用することとした。非小細胞肺がんを対象とした ONO-7643-03 試
験における除脂肪体重の投与 12 週のベースラインからの変化量のプラセボ群と承認用量
である 100 mg 群の差は 0.60(95%信頼区間: 0.00, 1.21)kg であった。また、ONO-764304 試験における除脂肪体重の投与 12 週のベースラインからの変化量のプラセボ群と 100
mg 群の差は 1.56(95%信頼区間: 1.11, 2.00)kg であった。
胃癌・食道癌術後患者に対するアナモレリン塩酸塩の効果は、その作用メカニズム的に
がん悪液質患者よりも高い効果が期待されることから、本試験の対象である食道癌コホー
ト及び胃癌コホートともに、投与 12 週のベースラインからの除脂肪体重変化量について
は、少なくも本薬群とアナモレリン非投与群では 1.5±3.5 (平均±標準偏差)kg の差が
認められることを期待する。また、本研究は探索的試験であることから、群間差の 95 %信
頼区間の下限値が 0 を上回る推定精度ベース(信頼区間の片幅が絶対推定精度として 1.5
kg より小さくなる)での症例数を設定することとし、1 群 40 例以上が必要と算出された。
以上より、各コホートにおける目標症例数は 80 例(1 群 40 例)と設定する。なお、両コホ
ートを併合すると(合計 160 例)となり、アナモレリン投与群と非投与群の群間差が、上
記の見積りである 1.5±3.5 (平均±標準偏差)kg であった場合には、有意水準(両側)
5%での検定により、77%の検出力が見込まれる症例数である。
22